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耳にはんこのピアス。はんこがアクセサリーになった!

耳にはんこのピアス。はんこがアクセサリーになった!

近年ペーパーレス化などにより、はんこを押す機会が減っています。そんな中、東京都新宿区の1970年創業のはんこ店が、「はんこアクセサリー」なるものを開発したそうです。2月17日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、光山雄一朗アナウンサーが株式会社吉報堂の小嶋茂男さんに電話で伺いました。

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超薄いはんこ

小嶋さん「はんこは一般的に6cmほどの長さですが、これを3mmという極限までの薄さにしました。スライスしたアクリル素材のものを当店の印章彫刻職人がそれをピアス、ペンダントにしたものです。

見た目は透明のアクリルですが、本当に職人さんが彫っています。彫った部分がすりガラスのように曇るので、文字の判断が可能です。

一般的にはんこは買ったときに、黒い文字が浮き出ているような形になっています。この作業もしているので、遠くから見ても、『あ、はんこだ』とわかるようになっています。

購入した方が様々なシーンで作れるようにピアス、ペンダント以外にも、ペンダントトップ、チャームみたいな形にして、そこだけの販売もしているので、スマホにつけたり、キーホルダーにすることも可能です」

アクセサリーだけど使える

この「はんこアクセサリー」、実際にこれははんことして使えますか?

小嶋さん「ただ見せるだけでなく、実際に使えないと意味がないよね、ということでアクセサリーでありながら、スタンプ台や朱肉を使った押印が可能です。

しかも実印、銀行印としても登録できる本物のはんことしての機能も備えています。押せないはんこははんこではない、という思いで作りました」

1週間で商品化

実はこの「はんこアクセサリー」、今年に入ってから商品化したばかりだとか。

小嶋さん「先代の上司が印刷で使う活字をイヤリングにできないかと、20年ほど前に試行錯誤していました。ただ鉛でできている活字は重すぎたり、アレルギーの問題があって、商品化は難しいとなりました。

年が明けて、はんこの注文が減っている中で、ふっとそれが頭をよぎって、『よし、がんばってやってみようか』ということで、1週間ほどで商品化しました。

こういったことが大好きな会社で、他人がやらないようなことだったり、『あっ』と思わせるような商品開発を心掛けていますので」

文字も自由に

この「はんこアクセサリー」は高田馬場の店舗の他、吉報堂が出店するショッピングサイトでも購入可能とのこと。

小嶋さん「正式な発売が2月5日ですが、すでに何件かお問い合わせはいただいています」

はんこの文字は選べるのでしょうか?。

小嶋さん「普通の本当のはんこもできますし、推し活が流行っているので、大好きな方のお名前を彫ったり、あるいは実は御朱印も作っていまして、梵字を彫ることもできます。要ははんこで作れるものはすべて作れます」

はんこ文化は廃れない

気になるのは、最近の「脱はんこ」の流れ。小嶋さんに尋ねます。

小嶋さん「政府が脱はんこといって5年以上経ちますが、当初はそれほど影響はなかったです。やはりここ2、3年の間にメーカーさん、問屋さんの倒産、廃業、閉店が続いています。
それだけ品物が出ていないので、当然価格も上がってきます。インフレ、円安、後継者不足とトリプルパンチの状態が今のはんこ業界です」

そんな中、「はんこアクセサリー」に代表される新たな取り組みに挑戦している小嶋さん。

小嶋さん「はんこ屋さんがあるんだよ、はんこ文化もまだあるんだ、と伝えていければ、まだまだはんこは残っていくのかなと思っています。
はんこの文化は海外でも珍しいのでインバウンドで来日された方で買われる方も多いです」
(みず)
 

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