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京都の鹿を名古屋城に移住させる案浮上

京都の鹿を名古屋城に移住させる案浮上

京都で野生繁殖している鹿を、名古屋城へ移住する案が浮上しています。1月23日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、竹地祐治が名古屋城の堀に暮らす鹿をめぐる毎日新聞の記事を基に、人間と動物の距離感、さらには政治制度における「境界線」について語ります。

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移住計画、課題山積み

京都で野生繁殖している鹿約80頭が殺処分予定となっていたものの、一転して名古屋城への移住案が浮上することに。

名古屋城の堀には現在、もみじちゃんとやまむらちゃんというメスの鹿2頭が暮らし中。
しかし、メスのみのため繁殖ができず、「絶滅の危機」にある状況です。

そこで京都の鹿を迎え入れる案が検討されていますが、野生動物の捕獲や輸送、防疫、堀の環境への影響など、課題は山積みだといいます。
竹地は「ことはそう簡単には運ばない」とした上で、ひとつひとつ丁寧に解決していく必要性を指摘しました。

ふたりの不安と期待

この話にふたりは様々な意見を抱きます。

石坂「名古屋城に80頭いるのを想像しちゃいました。すごいことになりますよ」

竹地「逃げたら大変だし。当然、周りにある緑ってのはパクパク食べちゃうでしょうから、年がら年中つんつるてんみたいな感じでね」

逃げ出した場合の危険性や、餌やりによる周囲の緑への影響、糞の処理など、現実的な問題を挙げます。

一方で石坂は、「お友達がいる分には心強い感じもあるかもしれない」と、鹿にとっての安心感にも触れました。地元の名物として親しまれてきた堀の鹿だからこそ、市民の感情も複雑になりそうです。

人と動物の境界線の脆さ

竹地は話題を広げ、人間と動物の関係は「境界線」で決まっているのではないかと語ります。

ペットは家族同様に愛され、家畜は資源や財産として管理され、野生動物とは不可侵の距離を保つ。
この三者では、求められる距離感がまったく異なります。

しかし「その境界線は意外ともろいもの」と指摘する竹地。
家畜に名前を付けるだけでペットに近づき、感情移入が生まれてしまう例を挙げ、「もみじややまむらは、もうジビエの材料にはならない存在」だと語りました。

また、野生のクマに餌を与える行為についても、「不可侵の距離を壊してしまう」と警鐘を鳴らし、人間側が境界を守る重要性を強調しました。

政治制度の境界線

この「境界線」の話は、政治の話題へとつながります。
竹地は、間近に迫る衆議院解散総選挙を「もう一つの大きな境界を問う局面」だと表現しました。

日本は議員内閣制であり、選挙は本来、政党を選ぶものです。
それにもかかわらず、首相が「首相選択選挙」という趣旨の発言をしたことについて、竹地は制度の根幹を揺るがしかねないと懸念を示しました。
大統領制とは一線を画すはずの仕組みが、曖昧になっていないかという問題意識です。

さらに、解散権をめぐる憲法解釈にも触れ、今回の解散が「乱暴」に感じられると率直に語りました。
その上で、「境界線を曖昧にしたまま定着させないために鍵を握るのは有権者」だと強調する竹地でした。

1990年以来の36年ぶりとなる真冬の戦い、2月8日が投開票日です。
(ランチョンマット先輩)
 

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