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トランプマジックで就活成功!のはずが…CBC瀧川幸樹アナの内定秘話

トランプマジックで就活成功!のはずが…CBC瀧川幸樹アナの内定秘話

小川実桜アナウンサーをメインに、次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。「瀧川幸樹の好機をつかめ!」は、トークの達人を目指す瀧川幸樹アナウンサーが、JRN・JNN系列のアノンシスト賞ラジオフリートーク部門優秀賞を受賞した永岡歩アナウンサーに教えを乞うコーナーです。12月13日の放送では、瀧川アナが「これでCBCに合格した」と信じていたトランプマジックの意外な真実を語りました。

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寒くなると思い出す

「永岡さん、ちょっと聞いてください」

寒くなってくると思い出すことがあるという瀧川。それは就職活動です。

当時、アナウンサー試験にはかなり苦戦していました。面接の他にもカメラテストなど実技を求められる試験がありましたが、なかなかうまくいかず、自信があるところも落ちてしまっていました。

「なんとかしたい」と思った瀧川は、順調に内定を得ている就活生たちを自分なりに研究することに。すると、先にアナウンサーの内定をもらっている学生たちには共通点があることに気づきました。

瀧川「みんな特技を披露していることが多かったんですよ」

例えば空手の型を披露している学生がいるなど、言葉で説明するだけでなく、実際に見せることが近道だと感じたのです。

コロナ禍で身につけた特技

家で自分の特技を考えていた時、ふと机の上のトランプが目に入りました。

瀧川「これだ!と思って。実はコロナ禍でかなり家にいて時間があった時に、なんでかわからないんですけど、トランプカードマジックをひとりで黙々とやってたんですよ」

外に出られない、人にも会えない時期に身につけた特技。エントリーシートの特技欄にトランプカードマジックと記入し、そこからさらに黙々と練習を重ねました。

瀧川「面接中にマジック披露したら、『うわー!』とか言って盛り上がってくれるんじゃないかなって」

その期待を胸に、スーツにトランプを仕込んでいつでも出せるように準備して面接に乗り込みました。ところが、なかなか特技について触れてもらえません。

永岡「やろうと思ってると、意外と聞かれないもんか」

CBCが食いついた

そんな中、CBCの試験でついにトランプカードマジックに食いついてもらえました。

瀧川「『トランプカードマジックできるの?』って言われたので、『できます!』って言って、スーツからトランプを出したわけですよ」

しかし、ここで瀧川はあることに気づきます。

瀧川「そういえば私、トランプカードマジック、人前で披露したことないなって」

コロナ禍でずっとひとりで練習していたため、誰かに見せた経験がなかったのです。

瀧川「本当に手が震えて。しかも友達に披露するとかじゃなくて、自分の人生を左右するような運命の場だから、ここで成功しないともうダメだと思って」

緊張しながらも披露した結果、大成功!その場はどかんと盛り上がり、その後の面接も良い雰囲気でとんとん拍子に進みました。こうして内定を獲得し、今こうしてラジオで永岡と自分のコーナーを担当しているのです。

瀧川「ですから私、CBCにはトランプカードマジックで受かったと思ってるんです」

面接官との再会で発覚

入社後、当時の面接官だった上司と社内で話す機会があった瀧川。

瀧川「『面接覚えてます?トランプカードマジック、印象に残ったでしょう。私、あれで受かったと思っても過言ではないと思ってるんです』って言ったら、まさかの『何それ?そんなことやったの?』」

その上司は他の話した内容はちゃんと覚えてくれているのに、トランプカードマジックだけは全く覚えていなかったのです。

瀧川「こうなると僕、多分トランプカードマジックで受かってないっぽくて。永岡さん、僕、自分がなんでCBCに受かったのかわかんないんですよ」

永岡「うわ…“あなたの選んだカード”じゃなくて、その人の記憶消しちゃった。すごいマジシャンやな」

面接の苦い思い出

このコーナーを振り返った小川実桜アナと佐藤楠大アナも、「面接あるあるですよね」と共感します。

佐藤も就活時代、子育て応援アイドルとして活動していた経験から「何かやってみてください」と言われ、グーチョキパーの手遊びを披露したことがあったそうです。あるテレビ局の3次面接で披露したところ、有名なバラエティ番組のプロデューサーから厳しい言葉をかけられました。

佐藤「『だからそっちの道では成功しなかったんだね』って」

小川「それもう一生忘れない傷になっちゃいますよ」

佐藤「だから今の私がある。瀧川くんも、たぶんそういったことを経験して、ここに至ってる」

小川「こうやってみんな大人になっていくんです(笑)」

多くの人が抱える、就活の苦い思い出。これが大人への第一歩なのかもしれません。
(minto)
 

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