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抜けた乳歯、投げるのはもう古い!

抜けた乳歯、投げるのはもう古い!

成長の過程で生え変わっていくこどもの歯。隙間が空いてしまった歯はこどもらしくてなんとも可愛らしいですが、その抜けた歯の取り扱い、どうしていましたか?12月10日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、そんな話題について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが取り上げます。

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歯が抜けた!

きっかけとなったのは、番組宛てに寄せられた一通の投稿。

「いま長男の前歯が抜けました」(Aさん)

つボイ「成長過程やね」

小高「前歯が抜けた子って可愛いよね。ニカって笑った時に」

何気ない日常の一コマを投稿したAさん。乳歯は必ず抜けますが、中でも前歯が抜けた時は何となく「オッ」と感じるのではないでしょうか。長い人生とはいえ、前歯のない表情を見られるのはこの時期くらいです。

親からすると嬉しかったり可愛いと思ったりしますが、こどもにとってはちょっと恥ずかしかったりもするのかもしれません。自分の歯が抜けた時、もしくは自分のこどもや孫の歯が抜けた時、どんな思いだったでしょうか?

抜けた歯は投げる

つボイ「抜けた歯をどうするのか、というのは地方によって違うんじゃないですか?」

小高「私の時は下の歯は屋根の上に投げて、上の歯は埋めていましたよ」

地方によっても差はあるでしょうが、下の歯が抜けた場合は屋根へ、上の歯が抜けた場合は地面もしくは床下へ投げると、次に生えてくる永久歯が丈夫になるというおまじないが多くの地域に伝わっています。
「こどもの頃に聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか。

つボイ「長高層マンションだとどうしたらいいんでしょうね」

小高「タワマンとかだと困るね(笑)」

住宅事情が変わって家屋の形態が変化した現代の日本では、このおまじないはもはや消えつつあるのかもしれません。

日本以外でも

そして抜けた歯を投げる際に、歌や呪文を言って願掛けしていたという方も。

「乳歯が抜けた時、私がこどもの頃は下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に放っておりました。『ネズミの歯より先に生えよ』と呪文を言って投げていました」(Aさん)

Aさんがしていたようなネズミになぞらえたおまじないは、各地に多く伝わっているようです。
というのも、ネズミの歯が後からどんどん伸び続けるのにあやかっているからなのだとか。

実は抜けた乳歯を投げたりおまじないを唱えたりする習慣は、日本だけでなく世界中にあります。
太陽に向かって投げたり、抜けた歯を枕の下に入れたり、またネズミではなく小鳥やカラスを引き合いに出したりとさまざまですが、どれも「次に生えてくる歯が丈夫でありますように」というこどもの健康を願ってのものです。

我が子の幸せを願う親の気持ちは、世界共通のようです。

今どきの事情は

そんな中、今どきの抜けた乳歯の取り扱いについてこんな投稿が届きました。

「今の時代は、乳歯が抜けたら乳歯専用ケースに入れています。抜けた日付を書いて生えていた順番に並べて、収納するそうです。へその緒と一緒に保管しておくようですよ」(Bさん)

つボイ「へその緒を取っておく習慣は昔からありましたが、歯も同じように成長過程ですからね。今はこういうケースがあるんですね」

小高「こういうのは私がこどもの頃からありましたけど、一個だけ入れるケースでした。今は全部をはめていけるようになっているわけですね」

最近では成長の記念として、専用の乳歯ケースに入れて保管する家庭が増えているようです。これならマンションの家庭でも扱いに困りません。
屋根や縁の下に向かって投げるのも良い思い出になりますし、ケースに入れて形に残しておくのも、折に触れて振り返ることができていいですね。あなたはどちらでしたか?
(吉村)
 

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