近くの公園、実は手持ち花火で遊んでもOK?

夏しかできない遊びのひとつが花火。様々な種類の花火が入ったセットを買って、派手な火の色やさまざまな形の花火で楽しんだあと、最後は線香花火で締めるというのがお約束です。しかしこの頃は花火を楽しもうとしても、マンションや近くの公園では禁止されていて遊べないという方も多いのではないでしょうか。一方で、最近手持ち花火で遊んでも良い公園が増えてきていることはご存知でしょうか?8月15日放送『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナリティの天野なな実が気になるニュースとして、14日付の日本経済新聞の記事を竹地祐治アナウンサーとともに解説しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く公園のルールが緩和
14日、日本経済新聞が「手持ち花火、公園でOK 都市部の自治体が運用見直し」という見出しで報じました。
ルールは自治体やそれぞれの公園によって異なりますが、基本的に都市部の公園といえば花火はもちろんのこと、野球やボール遊びなども禁止されていることが多く、こどもがなかなか遊びづらいというイメージ。
記事によれば、身近な場所で手持ち花火を楽しみたいという子育て世代の声が多く、公園のルールを緩和する自治体が増えているそうです。
例えば東京都杉並区では、2023年度までは公園での花火を禁止していましたが、2024年度からは指定する39か所の区立公園で7月下旬から8月いっぱいと期間を定めて、手持ち花火の利用を認めているとのこと。
近くの公園で花火をしても良い?
では、この番組が放送されているエリアの名古屋市ではどうなっているのでしょうか?
名古屋市のホームページでは、「手持ち花火程度であればマナーを守った上で行うことができます」と記載されています。
ただ、一部の公園ではそもそも手持ち花火を禁止している場合もあり、それぞれの公園の立て看板を確認する必要があるとのこと。
さらに近隣の方々に迷惑をかけないよう騒音などには十分注意することや、ロケット花火や打ち上げ花火は、危険ですし音も迷惑ですので禁止されています。
もちろん、水の入ったバケツを用意しておいて火の後始末を確実にし、ゴミの片付け、持ち帰りもきちんとしないといけません。
花火の事故に注意
一方で花火を楽しむにあたって、気になる調査結果が出ています。
経済産業省の調査によりますと、手持ち花火などによる事故が近年、年間で20件程度起きていて、ケガ人が出ているとのこと。
昨年の7月には大阪府内の公園で手持ち花火で遊んでいた小学生の浴衣に火がつき、やけどを負ったという事例があったそうです。
こうした事故を防ぐには、大人がルールやマナーをしっかり守るよう見守ることが大切です。
事故が起きてしまうと、楽しいはずの思い出がつらい思い出に変わってしまいますし、迷惑行為が多くなると、また公園で花火を禁止する方向に逆戻りする可能性があります。
最後に天野は「花火が禁止されていないかどうかちゃんと確認したうえで、安全に遊んでいただくのが良いと思い、この時期に記事を紹介しました」とまとめました。
(岡本)
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