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東海地方の発酵食品でインバウンドの胃袋を掴め

東海地方の発酵食品でインバウンドの胃袋を掴め

「発酵の日」である8月5日に放送されたCBCラジオ『ドラ魂キング』では、放送エリアである東海地方の発酵の魅力を紹介しました。中部国際空港株式会社・地域ブランド競争室の山口純子さんを迎え、加藤里奈と三浦優奈が尋ねます。

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インバウンドを取り込め

山口さんは、インバウンド需要を取り込んで中部地域を活性化させるべく、この地域の誇るべき食文化である発酵を海外でPRする活動を行なっているそうです。

昨年の4月から始めて、今年の1月には地域ブランド競争室を立ち上げて本格始動。

山口「いま日本に来ているインバウンドの皆様が一番楽しみにしていることは、日本食を食べることなんです。つまり日本食が日本に来るきっかけになっているんです」

そんな訪日外国人に、中部地域の歴史とこだわりのある発酵食文化が日本食を支えているという日本食のバックグラウンドを理解してもらうことで、より日本に興味を持ってもらうことが狙い。

さらに「日本への旅行はセントレアから」という流れを作っていきたいそうです。

発酵食に歴史あり

東海エリアにはミツカン、イチビキ、サンビシなどの全国的な企業から地域密着のこだわりの会社まで、日本酒はもちろん味噌、みりん、醤油、酢、麴、納豆、漬物など、たくさんの発酵食品の会社があります。

日本の真ん中にあるこの地域は、発酵に適した湿度で水が豊富。海運業が発展していたことも独特な発酵食文化が育まれた要因だとか。

山口「例えば徳川家康生誕の地である岡崎で、二夏二冬の時間をかけて作られる八丁味噌は、この地域の忍耐強さとか豊かな基盤が生んだ味噌だとも言われています」

加藤「食べることで歴史に触れられるから、そこも観光のひとつにもなりますね」

三浦「徳川家康の忍耐強さ、『鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス』がここにも反映してくるんだとびっくりしましたね」

海外でも大盛況

山口さんは、これまでに海外で2回プロモーションを展開してきたそうです。

1回目は今年の2月にフィリピンで。航空会社への営業と、日本の魅力をフィリピンに紹介するジャパン・トラベル・フェアへの参加。

山口「新しい組織を立ち上げて、初めて現地で発酵食文化をPRしてきたんですが、皆さん興味津々で、私の目の前で飛行機を予約してくださる方がいらっしゃいました」

2回目は6月に香港での味噌煮込みうどん屋さんとのコラボ。愛知の発酵食文化の体験解説イベントを開催。

味噌煮込みうどんの手作り体験。醤油の種類の説明では、白醤油、たまり醤油などで、実際に刺身を食べ比べてもらったとか。

山口「参加して下さった記者さんの中には、イベントが終わってから、愛知の発酵食文化について、自ら調べて下さって、名古屋発酵特集を組んでくれた方もいらっしゃいました」

リスナーの反応

リスナーからもリアクションが寄せられました。

「夏バテ・熱中症対策で、夏場は甘酒に少し牛乳を足して飲んだりしています。4歳の息子がお気に入りになり、『甘酒飲みた~い。お米の粒粒のやつのみた~い』と言うので、一緒に飲んでいます」(Aさん)

「我が家では10年前から味噌を毎年手作りしています。味噌が苦手だった息子も、自分たちで仕込んだ味噌だと飲めるようになりました。今では中学生になった息子たちは超ベテランの手つきです」(Bさん)

「先日、甥っ子がセントレアのイベントに参加して、手作りの味噌を作ってきたそうで、袋に入った蒸した大豆を『おいしくな~れ』と言いながらみんなで揉んできたそうです」(Cさん)

加藤「楽しそうだし、美味しそう。実際に参加された方、リスナーさんでいましたね」

山口「びっくりです。発酵食文化を身近に感じていただきたいと思っていたので、その通りの反応をいただけてとても嬉しいです」
(尾関)
 

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