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三平果歩、劇団四季『マンマ・ミーア!』の魅力を語る

三平果歩、劇団四季『マンマ・ミーア!』の魅力を語る

名古屋四季劇場のファイナル公演として上映中の劇団四季のミュージカル『マンマ・ミーア!』。世界300以上の都市で5,000万人を超える人々が熱狂したエンターテインメントです。11月15日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、そんなミュージカル「マンマ・ミーア!」にソフィ・シェリダン役で出演中の三平果歩さんが出演。CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛物語の見どころや熱い思いを尋ねました。

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舞台はエーゲ海

石塚「私も拝見しました。すごくウルウルしちゃって」

加藤「そうですよね。本当にグッときました!」

実際に観劇した石塚と加藤も胸を打たれ、思わず涙ぐんだという『マンマ・ミーア!』。三平さんがあらすじを紹介します。

三平「この物語はエーゲ海に浮かぶ小島が舞台になっていて。ドナ・シェリダンはそこでひとり小さなホテルを営みながら、ひとり娘のソフィを育てています」

ドナはシングルマザーで、ソフィに父親はいません。しかし20歳を迎え結婚を控えたソフィは、自分の父親とバージンロードを歩きたいという夢を抱きます。

三平「父親のことを母親に聞いてもはぐらかされてしまう。そこで結婚式に向けて、自分で父親を捜すところから物語が始まります」

父親について探る過程で母の過去の日記を見つけたソフィは、少しずつドナの過去に触れながら自分のルーツを辿っていきます。そして結婚式前日、ドナには内緒で父親だと思われる3人の人物に招待状を送るのです。

三平「いろいろな人物が登場するんですが、誰もがそれぞれの20年間を過ごす中で、過去と現実とに様々な葛藤を抱えていて。この小島に戻ってくることによってもう一度自分を見つけたり、青春を取り戻したりするストーリーになっています」

ABBAの名曲に乗せて

そんな結婚前夜の母と娘、父と娘の絆を描いた物語である『マンマ・ミーア!』。

三平「お父さんお母さん世代や、ソフィ世代の若い子達にも感情移入しながら見ていただけるかなと思います」

しかしこのミュージカルの魅力は、ストーリーだけではありません。

石塚「ABBAの音楽とマッチしていますよね」

三平「そうです。ジュークボックスミュージカルと言うんですが、もともと曲があって、その上にストーリーを組み立ててミュージカルにしているんです」

使われている音楽は全て「ポップミュージックの完成者」と謳われる伝説的グループ「ABBA」の曲です。そのポジティブなエネルギー溢れるサウンドがストーリーをより引き立て、物語を魅力的に仕立て上げています。

魅力は身近なキャラクター

そんな『マンマ・ミーア!』の見どころを、三平さんに尋ねました。

三平「劇団四季って、結構スケールの大きいミュージカルが多いんですよ。例えばディズニーとか、オペラ座の怪人とか」

舞台ならではの臨場感と没入感を味わえるような現実離れしたミュージカルが多い中、この物語は少し毛色が違うのだとか。

三平「みんなの日常や生活の中の小さな葛藤や悩みや、ちょっとした夢をとても繊細に描いているんです。身近なものが本当に丁寧に描写されているので、私はそんな繊細で柔らかいところが好きですね」

ソフィの夢も、「父親と一緒にバージン・ロードを歩きたい」というごく等身大の夢です。登場するキャラクターの誰もが身近で共感できる存在なので、自分を投影しながら、物語の人物たちに大きく感情を揺さぶられるようです。

一味違うお芝居に

これまでにも多数公演が行なわれ、観た人々を笑顔にしてきた『マンマ・ミーア!』。
今回の公演は「一度観たことがある人にもぜひ観て欲しい」と語る三平さん。

三平「初演以来初めて、海外スタッフさんが来日されてお稽古をつけて下さったので、これまでとはまた違った劇をお届けできるかと思います。結構台詞が変わったりもしていますし、聞き伝えでやっていたものをちゃんと指導してもらって細かい感情までお芝居に落とし込んでいるので、いろいろな変化があると思います」

ファイナル公演ということで、出演陣も一層気合に満ちているとのこと。

三平「この作品って朗々と歌い上げるミュージカルではなくて、劇団四季の中でも珍しくポップスが使われているんです。ABBAの音楽が好きだという人にもライブ感覚で観に来てもらって、物語にホロっとしたなって楽しんでいただければ嬉しいですし、幅広い年代の方に観ていただきたいです」

観ればもっと人生を謳歌したくなるミュージカル『マンマ・ミーア!』は、名古屋劇団四季にて2月23日まで公演中です。最高にハッピーな物語を堪能しに、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(吉村)
 

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