変形注意!ETCカード、毎回抜いていますか?

各地では毎日のように熱中症警戒アラートが発令されていて、今年も日本の夏がいかに厳しいかを物語っています。8月5日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、この酷暑で思わぬ被害を被ったリスナーから投稿が寄せられました。もしかしたら身に覚えのある人もいるかもしれません。つボイノリオと小高直子アナウンサーが悲痛な投稿を読み上げます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くETCカードが…
きっかけとなったのはAさんからの投稿です。
「連日の猛暑で、車内に置いてあったETCカードがふにゃふにゃに曲がってしまいました。
何か嫌な予感がしたので機械に差し込んでみましたが、『カードが異常です』を繰り返すばかり。来週から大型連休が始まるのに困りました。外の温度も車内の温度も暑すぎます!」(Aさん)
小高「プラスチックカードですよね。プラスチックすらもふにゃふにゃになってしまうという程の車内の温度ということなんですね」
ちなみに夏場の車内温度は、外気温や駐車状況によっても大きく変化しますが、炎天下では70度を超えることもあります。
特に黒色の車体は温度が上昇しやすく、ダッシュボード付近では80度近くになることもあるとか。
差しっぱなしはダメ
ETCカードについて「そもそも車内に置きっぱなしにしない方がいい」と小高。
小高「あれはクレジットカードと同じ貴重品なので、必ず自分で所持しておかないといけません」
つボイ「私は毎回抜くようにはしています」
ETCカードを差したままエンジンを停止させると、「ETCカードが残っています」とアナウンスが入ります。あれは「きちんと持って降りましょうね」というメッセージでもあるのです。
小高「防犯の意味でも置きっぱなしにしちゃダメなんだけど、そうでなくとも今は暑さでやられちゃうからダメってことですね」
カードが挿入されたままの車は盗難のターゲットになりやすい上に、盗難された場合は不正利用のリスクも高まります。
さらには置きっぱなしによる盗難被害は保険適用外となる可能性もあるため、十分に注意が必要です。
カード以外にも
そしてこの暑さに影響を受けるのはカードだけではないようです。
小高「車内に置いてあるいろんなものって、大丈夫なのか考えないといけないね」
さまざまな物の置きっぱなしに注意を促す小高。スマホやタブレットなどの精密機械はもちろんですが、ガスの入ったスプレー缶や乾電池、飲みかけのペットボトルなどの車内放置も危険だと言われています。
小高「私たちの身の回りにあるいろいろな物に『耐熱温度』とかってよく書いてあるけど、この気温に耐えられないものがあるんじゃないの?と思ったら心配になってきますね」
つボイ「この気温を想定して作られているのか、という話ですよね」
ついつい荷物を載せたままにしがちだったり、積んでおくと困った時に便利だからといろいろなものを置いておきがちな車ですが、夏場は一度見直した方が賢明かもしれません。
猛暑仕様にアップデート
話の流れを受けて、小高がとあることを思いつきます。
小高「暑さ仕様のいろいろな商品って新しく生まれたりしないでしょうか?」
つボイ「冷やし便座があったらいいなって話、ありましたね」
実は先日の放送に、「トイレが暑すぎるので便座が冷たくなったらいいのに」という投稿が寄せられていました。
温かい便座はすでに商品化されていますが、座るとひんやりする便座は新しい発想です。
つボイ「トイレ専用クーラーとか、これからそういう仕様の家が出てくるんじゃないでしょうか」
今後一層厳しさを増していく夏を見越して、耐熱温度の上がったETCカードも登場するかもしれません。でも、カードは毎回取り出すようにしましょう。
(吉村)
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