料理を全くしないのに。キッチン家電の新調にやけに積極的な理由は?

8月4日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』に、一通の投稿が寄せられました。内容は「義父の家の冷蔵庫が壊れた」というもの。一刻も早く買い替えを求めるその背景には、一部の人にはものすごく共感できるであろう理由が隠されていました。つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を基に話題にします。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く突然壊れた冷蔵庫
「おとといの土曜日、旦那のお父さんから『氷ができないので冷蔵庫を買いに行きたい』と連絡がありました。旦那が休みだったのでふたりで電気屋さんへ行き、翌日配達してもらえるものを選びました」(Aさん)
つボイ「1週間後、とかではダメなんですよ」
小高「白物家電はそういうもの多いですよね。壊れたらすぐ手に入るものでないと困っちゃう」
この時期は特に、常温で置いておいたらあっという間に傷んで食べられなくなってしまいます。飲み物も冷やしたいし、アイスも食べたい。夏場に冷蔵庫が使えないのは致命的です。ということで、翌日すぐに届けてもらえる冷蔵庫を購入したというAさん。
キーワードは「酒」
しかし配送を急いだ理由は、季節のせいだけではなかったようです。
「そして昨日、無事設置が完了しました。これでお父さんの一番の楽しみ、焼酎に入れる氷を作ることができるようになりました」(Aさん)
小高「それで能動的に動いていらっしゃったのね(笑)」
つボイ「こういうのは大きいよ!」
そう語るつボイの言葉には実感がこもっています。なんでも、自身の父親にも似たような節があったからなのだとか。
つボイ「うちの父は、電子レンジが出たばかりの頃にすぐ『電子レンジを買うぞ』と意気込んでいました」
普段全く料理をしない父が、なぜ電子レンジの購入にそんなに意欲的に?と疑問に思ったというつボイ。
つボイ「燗つけるためだったんです。『湯で暖めるよりもうまいんや』と、レンジにめっちゃ興味持ってました」
小高「それで早速買っちゃったんだ(笑)」
料理のためではなく、大好きなお酒のためだったとのこと。Aさんの義父もつボイのお父さんも、おなじ「酒好き」ゆえにキッチン家電の新調に積極的だったのでした。
全てはお酒のために
Aさんの投稿はまだ続きます。無事に新しい冷蔵庫を購入できたはいいものの、まだやるべきことが残っていました。
「冷蔵庫を買い替えるということは冷蔵庫の中身を全部出すということで。考えただけでも冷蔵庫だけに『ヒエ~~』ですが、87歳のお父さんが発泡スチロールに保冷材などを入れてひとりで全部やり遂げました」(Aさん)
つボイ「お父さんひとりで!まさに好きこそものの努力なり!」
小高「ロックの氷のために!」
Aさんの投稿には「本当に頭が下がります」とつづられていました。
これに対しつボイは「というよりも、酒意地が張っているというか」とツッコミ。お酒のためなら努力を惜しまない姿勢は、自身の父親とよく似ているとしみじみ語ります。
一体いつの?
そして冷蔵庫の整理の最中に、さらにひと悶着あったというAさん。
「整理をしていると、冷蔵庫からは化石のようなものや8年くらい前の佃煮が出てきました。旦那が義父に『絶対食べちゃいかんよ!』と釘を刺していました」(Aさん)
つボイ「こんなもんあったっけ?というようなものが出てきますからね(笑)」
小高「本当に化石のようなものとか、『これはへその緒かな?』みたいなものが出てきたりね(笑)」
元は何だったのかすらも分からないような変わり果てた姿の何かが発掘されたり、はたまた何年前の?というような調味料が残っていたり。「あるあるだよね」と共感する小高。
つボイ「中には人間ドッグやる時の検便を冷蔵庫の中に入れておく、という人も…」
小高「え!?それは嫌だ!それはやめて?」
いくらケースに入っているとはいえ、ちょっと気分的に抵抗があります。さすがにそれには共感できなかった様子の小高。どうやらキッチン家電は、料理をする人にとってだけではなく、お酒をたしなむ人にとってもものすごく重要なアイテムのようです。
(吉村)
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