暖房の25度と冷房の25度、同じようで何が違う?

この1週間で一気に夏の暑さがやってきてしまいましたが、今や24時間ずっとエアコンをつけていないと暮らせないほど、日本の夏は厳しくなってしまいました。『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)のコーナー「おやおや困った」では、親の言動に困るこども側からのおたよりを募集し、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しています。6月24日の放送では、エアコンなしでは暮らせない暑さにもかかわらず、電気代がもったいないとしてエアコンを付けない親が多いという話から、エアコンにまつわるエピソードを紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くエアコンをつけて涼しいはずが…
高齢者がエアコンをつけない理由で、電気代がもったいないと思う以前に、そこまで暑いと感じていないことがあります。
この暑さに対する感覚が鈍ってしまうのには、熱中症のことを考えると要注意です。
「昨日の夕方5時ごろ帰宅してリビングに入ると、エアコンがついているのに外と同じぐらい暑いんです。
暑い暑いと騒ぐ私に、88歳の母は『そんなことはない、涼しいよ』と言います。
どうなってんだと思ってリモコンを見ると、なんと25度の暖房になっていました。これを暑いと感じないとは、高齢者が熱中症になるわけです。
今朝は母に冷房にするんだよと念を押して家を出ました。みなさんも熱中症にはお気をつけくださいませ」(Aさん)
暖房と冷房、温度設定の違い
ここでふたりとも疑問に思ったのは「同じ25度なのになぜ暖房ではダメなのか」ということ。
つボイは「ある番組で解説されていたのを聞いた」と言いますが、他のことをしながら聞いていたため覚えていない模様。
小高「夏は30度以上で暑く、25度になったら涼しいわけでしょ?冬は10度とか12度とか寒く、25度になったらあったかいわけでしょ?25度は25度でしょ?」
疑問が解消されないまま、次のおたより紹介へと進んでしまいました。
ちなみに暖房の場合、室温が指定の温度より高いとエアコンが働かないそうです。
また、湿度によって体感温度も違うということもあるとのこと。
エアコンを勧めてもらう方法
高齢者に「熱中症で倒れて病院に行く方が医療費がかかってむしろお金が多くかかる」「電気代を払うからエアコンをつけて」と説得しても、そもそも「もったいない」という思いから付けようとしないケースは多いようです。
そうすると、誰に説得してもらえばよいのでしょうか?
「年寄りに意識改革をしてもらうとしても無理なことが多いのは、両親を見ていて実感します。
ひと昔前ならテレビでみの(もんた)さんに言ってもらうという手がありましたが、石井(亮次)さんに期待してみましょう」(Bさん)
昔なら『午後は〇〇おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)で、「エアコンの電気代は意外と安く1日××円」「熱中症の医療費は△△円」などと、フリップを用いて説明していたかもしれません。
「今は石井さん司会のお昼の情報番組『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBC・TBS系)を観て!」と、紹介する小高でした。
(岡本)
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