高校ラグビー愛知県大会決勝をリポートしたアナウンサー、思わず涙
先日、「第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会」の愛知県大会の決勝戦でリポーターを務めた光山雄一朗アナウンサー。そこでは絶対王者・中部大学春日丘高等学校の強さと、初の花園出場をつかんだ名古屋高等学校の熱戦、そしてラグビーならではの「ノーサイドの精神」を感じました。11月17日放送の『CBCラジオ #プラス!』で振り返ります。聞き手は三浦優奈です。
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ラグビーが大好きだという光山は、在学していた高校では授業で取り扱うほど、ラグビーに力を入れていたようです。
それをきっかけにラグビーの試合を現地観戦しに行くほど好きになった光山は、今回のリポーター仕事を楽しみにしていたとのこと。
そんな光山はまず、愛知県の高校ラグビー事情を紹介しました。
県内には「絶対的存在」と言われる中部大学春日丘高等学校があり、ここ10年以上代表の座を守り続けています。
OBには日本代表・姫野和樹選手もおり、その層の厚さは全国でもトップクラスです。
105回目の記念大会となった今年は、愛知県の全国出場枠が1から2へ増加。
第1地区を制した春日丘は、決勝で110対5という圧巻のスコアで勝利し、その強さを改めて示しました。
初の花園!激戦の末には
もうひとつの代表枠を争う第2地区決勝は、名古屋高等学校と栄徳高等学校のカード。
どちらが勝っても花園初出場という大一番でした。
前半から一進一退の攻防が続き、後半もひとつのトライが試合を大きく動かすような緊迫した展開に。
勝負を決めたのは名古屋の一瞬の隙を突いたトライ。そこから流れをつかみ、最終スコア33対14で勝利しました。
優勝の瞬間、名古屋の選手と監督は涙。敗れた栄徳もまた涙。
光山「目の前にかける熱い思いっていうのが、両チームから溢れた瞬間で、アマチュアスポーツの良さだなと思いながら、私もこう胸打たれるものがありました」
ラグビーは試合だけではなく、試合前後の両チームの様子も見てもらいたいと光山は呼びかけました。
ノーサイドの精神に涙
光山が特に強調したのは、ラグビーの象徴である「ノーサイドの精神」。
激しくぶつかり合った選手たちが、試合後には互いを称え合い抱き合う姿に、光山自身も思わずハンカチを取り出したと振り返りました。
YouTube『CBCスポーツ公式チャンネル』では、この中継のアーカイブが残っているので、この熱戦の模様を見ることができます。
三浦「じゃあ光山さんがハンカチを取り出したところ見られる?」
光山「えっと…映ってないです。そんな光山を映すようなら選手を映して(笑)」
選手たちが抱き合ってる瞬間に「ここで光山は泣いてたんだな」と感じ取って欲しいと笑いを交えて話しました。
春日丘の13大会連続15回目の出場、そして創部67年目で悲願の花園初出場をつかんだ名古屋。
光山にとっても待ち遠しい全国大会は、12月下旬から始まります。
(ランチョンマット先輩)
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