CBC小川実桜アナ、「弱い雨」予報直後にまさかのびちゃびちゃ事件!

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。5月24日の放送では、小川実桜アナウンサーが気象予報士の資格を取ったきっかけから取得までの道のり、そして天気予報デビュー後の思わぬハプニングを語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く名前から始まった天気への興味
入社2年目の小川は、この春から『newsX(ニュースクロス)』で月曜日の天気予報を担当するようになりました。
気象予報士の資格を持つ小川がそもそも天気に興味を持ったきっかけは、自分の名前でした。小川の名前は、"実る桜"と書いて実桜。名前の由来もあって昔から桜が好きでよく眺めていたそうです。
桜には開花の法則があり、2月1日以降の平均気温を足して400度になる日の辺りで開花するといわれているのだとか。自然の植物なのに天気で開花が予測できることに驚き、天気への興味が芽生えたといいます。
コロナ禍の挑戦
大学生になった小川は、地元の学習塾で中学生の質問対応をするアルバイトをしていました。バイト先で空き時間を自由に使えることに加え、2020年入学の「コロナ禍直撃世代」で大学もオンライン授業中心だったため、時間に余裕があった小川は、昔から興味のあった天気について本格的に学ぼうと決意したといいます。
大学1年生の夏から勉強を始め、1年後の大学2年生の夏に初めて受験しました。気象予報士試験は1年に2回、夏と冬に開催され、マークシート2科目と筆記1科目の計3科目があります。マークシート2科目は、一度合格すると次の2回分の試験が免除される仕組みです。
小川は初回の夏試験でマークシート1科目に合格し、次の冬試験で2つ目のマークシートも合格。そして大学3年生の夏、残っていた筆記試験1科目だけを受験し、見事合格を果たしたのです。
気象予報士が多い会社
CBCは気象予報士が多い会社で、沢朋宏アナ、古川枝里子アナ、桜沢信司気象予報士、そして小川と同期の友廣南実アナも資格を持っています。
入社前から「お天気の仕事ができたらいいな」と思っていた小川は、この春からついに天気予報を担当しています。
「すっごく嬉しかったんですよ。やっとできるんだ。私、勉強してきてよかったなと思ったことを覚えています」と、その喜びを語りました。
現在は桜沢気象予報士に教えてもらいながら、天気予報の放送に取り組んでいるそうです。
「弱い雨」予報後の事件
しかし数週間前、小川にちょっとした出来事が起こりました。
名古屋で弱い雨が降っていた日、小川は「弱い雨が名古屋で降っていますね。ただ、明日火曜日にはこの雨は上がると思います」と伝えていました。放送終了後、1階に降りた小川は、4階のアナウンス部に傘を忘れたことに気づきます。
「ただ、『私、弱い雨って言ったしな、あんま降ってないかな』と思って建物の外に出てみたら、まあ結構降ってたんですよ」
普通なら傘を取りに戻るところですが、小川は謎の意地を張りました。「今、思えば誰に向けての意地なのかわからないし、傘を取りに戻れよと思う」と語る小川ですが、その時は「びちゃびちゃになって帰ってやろう」と心に決めてしまったのです。
傘のお誘いを断る
帰り道、信号待ちでびちゃびちゃになっている小川を見かねた男性2人組のひとりが「傘、入りますか」と心配そうに声をかけてくれました。
しかし小川は、知らない人と同じ傘に入る気まずさを想像し、さらに多少の人見知りも発揮して、「あ、すいません。大丈夫です」と断ってしまいました。
その結果、傘をさす男性ふたりと、びしょぬれの小川が信号を待つという、気まずい構図ができあがったのです。
最後に小川は、この出来事について「これは天気予報のせいじゃありません。私が変な意地を張ってしまったからなんです。どうか私の天気予報は、これからも信頼してください」と締めくくりました。
気象予報士として新たなスタートを切った小川の、ちょっぴり切ない体験談でした。
(minto)
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