中日井上監督「90点」の沖縄キャンプ終了 若手野手が猛アピール、MVPに辻本・樋口ら
中日ドラゴンズの沖縄キャンプが2月23日に最終日を迎え、井上一樹監督が1か月にわたるキャンプを「90点」と高く評価した。選手たちの充実感を口にしつつ、MVPにはアピールを続けた若手野手らの名前を挙げ、チーム内の競争が活性化したことを強調。最後は選手会長の藤嶋健人選手が一本締めで締めくくり、チーム一丸となってシーズンへ向かう姿勢を示した。

井上監督、充実のキャンプに「90点」の合格点
井上監督は「長いキャンプの始まりだなと思いながら2月の1日を迎えたんですけども、終わってみるとあっという間。今年は沖縄の天候にも恵まれ、順調なキャンプを過ごすことができた」と振り返った。
選手たちの表情からも手応えを感じており、「充実度がだいぶありますので、合格点のキャンプを過ごせたのではないのかなと思います」とコメント。点数を問われると「90点にしましょうか」と即答した。
残りの10点については、「多少、選手の故障が気がかりな部分」と説明。また、WBCに参加する髙橋宏斗投手たちの調整の難しさも挙げ、「そこがうまくいったのかなっていうところが、ちょっとクエスチョンの部分」と、シーズン本番を見据えての課題も口にした。
監督が選ぶキャンプMVP! アピール光った若手たち
恒例となったキャンプMVPを問われた井上監督は、まず野手として辻本倫太郎選手、樋口正修選手、そして育成の三上愛介選手の名前を挙げた。「アピールをすごくひしひしと感じられる。一軍の枠にしがみつきたいというようなところがすごく目立った」と、その姿勢を高く評価。さらに、「取り組む姿勢、なんとかしてやりたいっていうような気持ちっていうのはすごく伝わってる」として、鵜飼航丞選手の名前も付け加えた。
一方、投手陣については「みんな頑張っていました」と前置きした上で、新加入のアルベルト・アブレウ選手を指名。「郷に入れば郷に従えじゃないですけども、すごく馴染もうとしている。かわいく感じました」と、野球への姿勢だけでなく、人間性にも目を細めた。指揮官が煽るまでもなく、選手たちが無意識のうちに競争してくれたことが、チーム全体の底上げにつながったと満足感を示した。
注目選手たちも順調な仕上がり
最終日も各選手が精力的に汗を流した。侍ジャパンのメンバー候補に名前が挙がるルーキーの金丸夢斗選手は、MLB公式球を使ってキャッチボールを行い、来るべき大舞台への準備をうかがわせた。

読谷では、根尾昂投手が好調を維持したまま1か月のキャンプを完走。練習後には黙々と用具を片付ける姿も見られた。また、石伊雄太選手と味谷大誠選手はキャンプ最後の「アゲアゲタイム」で盛り上げ、チームの明るい雰囲気を作った。
チームは今後、より実戦的な段階へと進んでいく。井上監督は「細かなサインプレーであったり、連携を徐々に潰しながら本番に向けて試合を行なっていく」と話し、開幕投手の発表については「3月1日」と明言した。ファンと共にテンションを上げ、90周年という節目のシーズンでの飛躍を目指す。









