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巨大な岩壁に食い込むように建つ“謎のお堂”… 泊まり込みの伝統行事「おこもり」が行われていた「目時薬師堂」とは

巨大な岩壁に食い込むように建つ“謎のお堂”… 泊まり込みの伝統行事「おこもり」が行われていた「目時薬師堂」とは
CBCテレビ『道との遭遇』

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道を紹介。今回は、青森県にある「目時薬師堂」を訪ねました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

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巨大な岩壁に食い込むように建つ「目時薬師堂」

CBCテレビ『道との遭遇』

青森県と岩手県の県境に近い三戸町(さんのへまち)の目時(めとき)地区には、巨大な岩壁に食い込むように建つ「目時薬師堂」があります。国土地理院の地図には参道が記されていないほど、知る人ぞ知る存在です。

ヘアピンカーブが続くような険しく細い山道を進み、さらに崖沿いの山道を歩くと、その先に“岩屋”と呼ばれる岩壁のくぼみに建てられた「目時薬師堂」が姿を現します。

CBCテレビ『道との遭遇』

一般的な岩屋のお堂は、ご本尊を守るため岩肌に背を向けるように建てられることが多いところ、目時薬師堂は建物の側面が岩壁に接するような独特の構造をしており、「珍しい造り」と道マニアは言います。

前夜から集まり夜通し祈った伝統行事“おこもり”とは

CBCテレビ『道との遭遇』

かつて目時薬師堂では、旧暦4月8日のお釈迦さまの誕生日を前に、“おこもり”と呼ばれる伝統行事が行われていました。前夜から薬師堂に集まって夜通し拝む行事で、集落の人々が酒を酌み交わしながら寝泊まりし、無病息災を祈願していたといいます。お堂の前に出店も並び、集落まで音が響くほど盛大に行われていたそうです。

コロナ禍以降、“おこもり”の行事は行われなくなりましたが、現在は旧暦4月7日に“供養祭”が行われています。

CBCテレビ『道との遭遇』

薬師堂の内部には、「昭和八年七月」と記された設計図が額に入れられ、壁に掲げられています。しかし、誰がどのように薬師堂を建てたのかは不明とのこと。現在の参道は昭和50年頃に整備されたもので、それ以前はさらに険しい徒歩道しかなかったそうです。

また、薬師堂の側面が岩壁に食い込むような向きで建てられた理由については、かつて山の木々が低く、お堂から集落を、集落からお堂を見渡せるようにするためだったのではないかとのこと。

集落の人々は今も定期的に参道を整備し、地域の大切な場所として、目時薬師堂を守り継いでいます。

CBCテレビ「道との遭遇」2026年9月15日(火)午後11時56分放送より

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