CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

琉球国王に献上された水!?沖縄・那覇の暗渠道から歴史を紐解く旅

琉球国王に献上された水!?沖縄・那覇の暗渠道から歴史を紐解く旅
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は前回に引き続き、川が流れていた場所の上にできた“暗渠道(あんきょみち)”をこよなく愛する道マニアの髙山英男さんが、沖縄県那覇市にある暗渠道から街の歴史を紐解きます。

関連リンク

【動画】琉球王国時代と深い関係を持つ川!?その歴史をたどる暗渠道がこちら【1分59秒~】

那覇の中心部を流れる「ガーブ川」の暗渠道

那覇の中心部を流れ、久茂地川(くもじがわ)へと注ぐ「ガーブ川」は、1960年代に一部が蓋をされ暗渠化。そのガーブ川の暗渠道を辿っていた髙山さんと、旅のお供・ミキの昴生の2人は、国際通りに隣接する商店街へ。「市場(いちば)本通り」と「むつみ橋商店街」の間を流れるガーブ川の暗渠道をさらに辿ります。

CBCテレビ『道との遭遇』

南へ進み、浮島(うきしま)通りを過ぎたあたりでガーブ川は二手に分岐。2人はその一方を辿って南下します。

商店街を抜けると、家々が建ち並ぶ静かな住宅街へ。随所には川の痕跡や、開渠になっている部分が見られます。

CBCテレビ『道との遭遇』

また、ガーブ川の支流の暗渠道には、かつて架かっていた橋の欄干が残されている場所も。駐車場の柵に沿って、ひっそりと佇んでいます。ガーブ川の本流の暗渠道は商店街を抜け、さらに南下すると開渠に。再び水面が現れ、街中を流れる川筋がその姿を見せます。

大部分が暗渠になった「イシジャガー」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、国際通りから南東に位置する安里(あさと)駅の近く。

(道マニア・髙山英男さん)
「ここを流れているのが『安里川』。『イシジャガー(石田川)』が合流している」

CBCテレビ『道との遭遇』

安里駅の東側を流れる、那覇市を代表する河川「安里川」と、そこに流れ込む「イシジャガー」。2人は、東へと延びるイシジャガーの上流を目指し、暗渠道を辿ります。

CBCテレビ『道との遭遇』

すると、「ここは陸軍の射撃訓練場跡だった」と立ち止まる髙山さん。

(道マニア・髙山英男さん)
「ここは『安里村射的場跡』。暗渠はその隣の脇道」

CBCテレビ『道との遭遇』

まっすぐに延びる緑道は、かつて全長約650mに及ぶ陸軍の射撃訓練場として使われていた場所。そのうち現在は、約150mが細長い緑地として整備されており、川の跡と軍用地の跡が今も道として残されています。

CBCテレビ『道との遭遇』

そして、緑道の脇道こそが、イシジャガーに蓋をした暗渠道。広い歩道や、重量のある車両が通らないよう車止めが設置されているなど、髙山さんが言う暗渠サインが見られます。

琉球国王に献上された水!?儀式に使われていた由緒ある井泉

CBCテレビ『道との遭遇』

イシジャガーの暗渠道は次第に細くなり、民家の裏手に入り込んだ経路に。川筋に沿うように、道は曲がりくねりながら続いていきます。険しい道を抜けて坂を上ると、高台で再び川が姿を現すポイントに到着。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・髙山英男さん)
「水が綺麗。湧き立てみたいな感じだから、水源が近いんでしょうね」

CBCテレビ『道との遭遇』

近所の方によると、イシジャガーの源流は、大通りを挟んだ高台にある識名(しきな)小学校の近くにあるとのこと。

CBCテレビ『道との遭遇』

さっそく行ってみると、繁多川(はんたがわ)エリアにイシジャガーの源流を発見!奇麗な水が湧き出ており、小魚が泳ぐ姿も見られます。

そんなイシジャガーの歴史は古く、琉球王国時代には、首里城にいる国王へ献上する神聖な水が汲み取られていたと言われています。国王の新年のお清めや、王族の健康長寿を願う儀式に用いられた、沖縄の歴史を語るうえで欠かせない重要な川だったのです。

CBCテレビ『道との遭遇』

かつては水面が見えていましたが、約50年前、宅地化に伴って大部分が暗渠化。川に蓋がされ、現在は生活道路として使われています。

CBCテレビ「道との遭遇」2026年8月18日(火)午後11時56分放送より

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP