「アプリ疲れ」でリアル回帰? 名古屋で「100人規模」婚活パーティーが満員御礼になる理由
「マッチングアプリでメッセージを何週間もやり取りしたのに、実際に会ったらイメージと違った…」。そんな“アプリ婚活疲れ”や、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する声が高まるなか、今「直接会って話す」婚活パーティーが再注目されています。
「アプリの時代なのに?」と思う人もいるかもしれません。「なぜ今、リアル回帰なのか」。 名古屋の最新婚活事情を取材しました。
『トヨタカレンダー』? 取材で見えた「名古屋ならでは」の堅実な婚活事情
「隣の女性」のリアルな本音を伝え、「今」を生きる女性たちを応援したい――。
そんな思いからCBCテレビが立ち上げたのが、「me:tone編集部」です。
今回は、11万人以上の結婚相談所会員同士がお見合いや婚活を行えるシステムを提供する株式会社IBJの広報・ 大西真由さんに、名古屋の婚活パーティー事情についてお話を聞きました。
me:tone編集部が取材を進める中で見えてきたのは、「早い段階で実際に会って相手を知りたい」と考える人が増えているという変化でした。
コロナ禍を経て「いつか結婚できればいい」ではなく、「結婚を前提に相手を探したい」と考える人が増えたといいます。マッチングアプリを経験したからこそ、「会ってみないと分からない」と感じる人も少なくありません。
婚活パーティーには、名古屋ならではの地域性も表れていました。取材で感じたのは、結婚後の暮らしを見据えて相手を選ぶ人が多く、堅実な考え方が根付いているという印象。製造業や大手企業に勤める人が多い土地柄もあり、一般的な祝日に加え、いわゆる「トヨタカレンダー」を意識した日程で企画されるパーティーもあるそうです。
「限られた時間で複数の人と直接話せる」という点も、婚活パーティーが選ばれる理由の一つ。マッチングアプリでは、一人一人とメッセージのやり取りを重ね、会うまでに数日から数週間かかることもあります。一方、婚活パーティーでは1〜2時間ほどで複数の人と顔を合わせ、会話を交わすことができます。仕事が忙しい人にとっても、短時間で相手の雰囲気を知ることが、むしろタイパがいいとされるようです。

学校の体育館で100人!? 名古屋で広がる“大規模婚活”
今、名古屋ではどのような婚活パーティーが人気を集めているのでしょうか。
以前は「大人数だと恥ずかしい」「一人になってしまわないか」といった不安から、大規模な婚活パーティーに抵抗を感じる人も少なくありませんでした。しかし近年は、マッチングアプリの普及によって出会いの選択肢が広がる一方、「メッセージのやり取りだけでは相手が分からない」「実際に会うまでに時間がかかる」と感じる人も増えています。そうした背景もあり、一度に多くの人と直接会って話せる大規模パーティーが、効率的な出会いの場として注目されています。
例えば、「100人規模!回転寿司方式で1対1トーク」という、参加者は男性49名、女性47名の計96名で、「全員と1対1で話せる」のがウリの企画がありました。
終了後、参加者からは、こんな声が聞かれました。
参加者:
「全員と話せるのがよかった!」
「大人数でもちゃんと交流ができた」
「たくさんの出会いがありました」
IBJ広報ご担当者:「司会進行役が会場全体をサポートするので、初めて参加する方でも安心して楽しめます。 」

1年以内に結婚したい人に人気な婚活パーティーは?
大規模な婚活パーティーが人気を集める一方で、少人数制パーティーも根強い支持を集めています。それぞれに異なる魅力があり、自分に合ったスタイルを選ぶ人が増えているそうです。
IBJ広報ご担当者:「半個室席なので周囲の視線を気にせず、1対1でじっくり会話を楽しめます。 」
少人数制では、一人一人と時間を区切って会話ができるため、相手の人柄や価値観をじっくり知ることができます。「1年以内に結婚したい」などと結婚を前提とした真剣な出会いを求める人には、特に人気が高いそうです。
取材を通して感じたのは、婚活パーティーも「どれが人気か」ではなく、自分の性格や婚活への向き合い方に合わせて選ぶ時代になっていることでした。

「何を話そう」がなくなる?季節イベント婚活が狙い目
大規模な婚活パーティーや小規模パーティーも含めて、どのようなパーティーが狙い目なのでしょうか。
IBJ広報ご担当者:「季節のイベントに合わせた企画が、実はおすすめですね」
春のお花見や夏の花火大会など、季節を感じられる企画は毎年人気があるといいます。特に参加者が増えるのは11〜12月。クリスマスを前に「今年は誰かとクリスマスを過ごしたい」「年内に恋人をつくりたい」と考える人が増えるため、婚活への意識も自然と高まるそうです。
こうした季節企画の一つとして、東山動植物園で開催された「もみじ狩り」イベントなども人気を集めていました。
me:tone編集部:「普段婚活に興味がない人でもイベントをきっかけに参加することがあるんですか?」
IBJ広報ご担当者:「そうなんです。イベント自体を楽しみながら自然に出会うことができるので、初めて婚活パーティーに参加する方にも選ばれやすい企画ですね」
共通のイベントがあることで、「何を話そうか」と悩まず自然に会話が始まり、動物の仕草を自然に指さしたりなど、打ち解けやすい雰囲気になるといいます。

あなたに合う婚活パーティーを選ぶ時代へ
大人数でたくさんの人と出会いたい人。
一人一人とじっくり話したい人。
イベントを楽しみながら自然な出会いを求める人。
「婚活パーティー」と一口にいっても、そのスタイルはさまざまです。
初めて婚活パーティーに参加する人へのアドバイスを聞いてみました。
IBJ広報ご担当者:「まずは、自分に合いそうな企画に気軽に参加してみることですね。実際に参加してみると、自分に合うスタイルが見えてくる方も多いですよ」
マッチングアプリが当たり前になった今だからこそ、「会って話す」というシンプルな価値が改めて見直されています。自分に合った出会い方を選べることが、婚活パーティーが再び注目を集める理由なのかもしれません。

インタビュー協力:
【株式会社IBJ 広報 大西 真由様】
東証プライム市場上場の婚活サービス企業。会員数・成婚数No.1*の結婚相談所ネットワーク「IBJ」のほか、婚活パーティー「IBJ Matching」などの婚活サービスを複数展開。「IBJ Matching」では、年代別や趣味、季節イベントなど100種類以上の企画を全国で開催している。
*日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査期間:2026年2月3日~2026年6月26日、2026年6月期_結婚相談所における市場調査、成婚者数は直近1年間の実績、会員数は調査時点)


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