~血管若返り・呼吸筋強化・風邪予防~密着!名医の健康ライフ

2020年6月21日(日)放送 【第411回】
~血管若返り・呼吸筋強化・風邪予防~密着!名医の健康ライフ

サマリーSummary

ゲンキリサーチャー:中村昌也
ゲンキスチューデント:福井セリナ
ドクター:池谷敏朗
日々患者さんの診療に当たり、絶対に病気になれない医師は普段どんな生活を送っているのでしょうか?今回は、番組でおなじみの先生たちの私生活に密着!名医が実践している健康法をご紹介します。

58歳なのに血管年齢28歳!?循環器の名医が実践している健康法

・朝日を浴びながら犬と戯れる
強いストレスは、血圧を上昇させます。それが続くと血管が老化し、動脈硬化の原因にもつながります。そんなストレスを軽減してくれるのが、セロトニン。セロトニンは陽の光を浴びる事で分泌が促されると言われています。カーテンを開けてガラス越しに日光を浴びるだけでもOK。さらに、人や動物とのふれあいや、適度にリズミカルな運動をする事によって、セロトニンの分泌がより促されます。

<血管を若返らせる!「ゾンビ体操」>
▼日差しを浴びながらその場で30秒ジョギングをする
<ポイント>上半身は大げさに肩を振り、お腹は力を入れて凹ませます。姿勢を良くして行いましょう。
▼15秒ゆっくり足踏みする
▼上記を3回行う
心と身体がリラックスし、血管の若返りにもつながります。

・「ニンジンリンゴジュース」を毎朝飲む
リンゴに含まれるポリフェノールは、血管に溜まる油(酸化LDL)を減らす作用があります。一方、ニンジンに含まれるβカロテンには抗酸化作用があり、血管の老化を防いでくれます。また、新型コロナウイルスによってストレスの多いこの時期、ジュースと一緒に食べると良いのがバナナとトマト。イライラの原因となるホルモンを抑えてくれるGABAという成分が含まれており、ストレスの緩和だけでなく、血圧を下げるなど血管の健康にもつながります。

<血管の若返りに!「ニンジンリンゴジュース」>
≪材料≫
ニンジン1.5本
リンゴ1/2個
レモン1/3個
オリーブオイル 大さじ1
≪作り方≫
作り方は、材料をミキサーなどにかけるだけ。オリーブオイルが栄養成分の吸収を助けます。糖質が低いので、ダイエットにもおすすめです。

・お刺身を食べる
血液は、運動不足や高脂症などさまざまな原因で固まってしまう事がありますが、魚に含まれるEPAには、血液が固まるのを防ぎ血管系疾患を予防する効果が期待できます。また、同じく魚に含まれるDHAも血液サラサラ効果があり、血圧を下げ血管の老化を防いでくれます。焼いたり揚げたりするとその効果が減ってしまうため、刺身で食べるのがおすすめ。余った魚は、翌日好きな野菜とオリーブオイルを入れてホイル焼きにしましょう。汁まで飲めば、EPA・DHAを余す事なく摂取できます。

・就寝前の寝トレッチ
寝る前にストレッチをする事で、筋肉がほぐれて寝返りを打ちやすくなり、良質な睡眠を取る事ができます。また、睡眠の質を下げないためには、午後3時以降はカフェインを摂らないようにするのがおすすめ。なかなか眠れない方や、夜中に目が覚めてしまう方は、ぜひお試しください。

<顔スッキリ!「快眠寝トレッチ」>
▼丸めたタオルを首の後ろ(首筋)に当てる
▼息を吸いながら頭を右に転がす。同時に右手も少し斜め下に引っ張る
▼頭を戻す時は目を開ける
▼息を吸って左側に転がす。同時に左手も少し斜め下に引っ張る
▼頭を戻す時は目を開ける
▼左右2~3回ずつ行う
自分の体重を使って行うので、無理に力を入れず楽に行う事ができます。慣れてきたら5回行うとより効果的です。

◆番外編!
診察が続くと姿勢が猫背になりがち。
すると頭から首や背中にかけてコリを感じるます。
そんな時に行うストレッチです。

新型コロナ治療の名医が実践!呼吸が楽になる呼吸筋ストレッチ

ずっと自宅にいる人や、座っている時間が長い人などは、普段から気をつけて動かさないと呼吸筋が硬くなる可能性があります。呼吸筋とは、呼吸をする時に胸郭を広げたり収縮させたりするための筋肉の事。呼吸筋が硬くなると呼吸が浅くなってしまい、少し階段を上るだけで息切れするなど疲れやすくなるのです。それを防ぐには、下記に紹介するストレッチがおすすめ。呼吸が楽になり疲れにくくなる上、リラックス効果も期待できます。仕事の合間や仕事終わりなどにぜひお試しください。

<プロ実践!簡単呼吸筋ストレッチ①>
▼手を肩に当てひじを回す
<ポイント>息を吸いながらひじを上げ、吐きながら前に戻します。肩甲骨周りや肋骨の間の筋肉が伸びるのを意識して行いましょう。
▼10回行う

<プロ実践!簡単呼吸筋ストレッチ②>
▼両手を組んで上に伸ばし左右に倒す
<ポイント>息を吐きながら倒し、吸いながら戻します。肋骨間の筋肉と横隔膜を意識して行いましょう。
▼左右10回ずつ行う

健康診断オールA!50年風邪知らずの名医が実践している健康法

・「はちみつしょうが緑茶」を毎日飲む
ハチミツに含まれるフラボノイドには、抗酸化作用があり、老化防止や感染症予防の効果が期待できます。さらに、ショウガに含まれるジンゲロールと煎茶に含まれるエピガロカテキンガレートも感染症予防効果が期待できます。

<感染症予防に!「はちみつしょうが緑茶」>
≪材料≫
煎茶 適量
ショウガ 適量
ハチミツ スプーン1杯
≪作り方≫
80度のお茶を注ぎ、ショウガとハチミツを加えたら完成です。ポイントは、お茶の温度。80度以上だと煎茶に含まれるエピガロカテキンガレートが効果を失ってしまいます。
(※1歳未満の乳児には与えないでください)

・「焼きネギ」を食べる
ネギは、賢く調理する事でさまざまな健康パワーを得られます。その効果は、イソアリシンによる感染症予防効果や、スルフィド類による高血糖抑制・高血圧抑制・血液サラサラの効果など。これらの栄養がしっかり摂れる「焼きネギ」は、生活習慣病予防におすすめです。

<生活習慣病予防に!「焼きネギ」>
▼包丁の背でネギを細かく叩く
<ポイント>細胞を破壊する事で感染症予防効果のあるイソアリシンが生成されます。
▼5センチほどの長さに切る
<ポイント>イソアリシンは揮発しやすく、細かく刻むと成分が減ってしまいます。
▼中~強火で炒める
<ポイント>熱を加えると、イソアリシンが生活習慣病予防に効果的なスルフィド類に変化します。100度以上で壊れてしまうので煮るのはNGです。
▼オリーブオイルをかける
<ポイント>オリーブオイルでコーティングすると栄養を余す事なく摂取できます。
▼完成
完成した焼きネギは、うどんなどにのせて食べるのがおすすめです。

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