CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

“伝説のサブマリン”山田久志氏が岡林勇希&上林誠知の“バヤシコンビ”、井上竜のエース松葉貴大の好調の秘訣をレジェンド解説 石川昂弥には愛ある激励も

“伝説のサブマリン”山田久志氏が岡林勇希&上林誠知の“バヤシコンビ”、井上竜のエース松葉貴大の好調の秘訣をレジェンド解説 石川昂弥には愛ある激励も
「サンデードラゴンズ」より山田久志氏(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

関連リンク

【動画】ショート・山本泰寛が見せたナイスプレイがこちら!【0分47秒~】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

6月15日の放送回は13時プレイボールの埼玉西武ライオンズ戦を“伝説のサブマリン”こと元ドラゴンズ監督・山田久志さんがスペシャル解説。番組独自の取材トピックスを交えながら山田さんがドラゴンズの現状を分析しました。今回のコラムはレジェンドの金言を余すことなくお届け。まずはライオンズ戦の初戦、2戦目をプレイバック!

初勝利を狙う黄金ルーキー・金丸夢斗が5度目の登板

「サンデードラゴンズ」より金丸夢斗投手(C)CBCテレビ

6月13日のカード初戦の先発はゴールデンルーキー金丸夢斗投手。初勝利を狙った5度目の登板は3回に滝澤夏央選手からタイムリーを浴びて先制を許したものの、6イニング1/3を1失点。球数はプロ入り最多の110球を投じ、登板を重ねるたびに成長を見せた。

山田氏:(シーズン)当初よりも明らかにスタミナがついてきているので、これからは必ずローテーションに入ってくる。あとは打線が援護をして早く勝ち星をプレゼントすること!そうすればまた変わってきます。

同点で迎えた延長10回。ルーキー石伊雄太選手が二塁打でチャンスを作ると、岡林勇希選手がレフトへ値千金の勝ち越しタイムリーを放ちこれが決勝打に。

山田氏:岡林の今のヒットゾーンは本当に広くなった。引っ張っても強い打球が出てくるようになったので、相手ピッチャーが非常に攻めにくいバッターになってきましたね。引っ張った打球に飛距離が出るようになったし強い!

借金完済をかけた先発のマウンドには悩めるエース髙橋宏斗

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

カード2戦目の先発は今季2勝5敗と悩めるエース高橋宏斗投手(※高は「はしご高」)。初回にいきなり1点の先制を許すと、4回には高めに浮いた変化球を仕留められホームランで追加点を奪われた。エースを援護したい打線は6回に村松開人選手の2号ソロで1点差に。7回はヒットと四球で無死1、2塁のチャンスを作るも、大島洋平選手が送りバント失敗でランナーを送れず。結果、後続のバッターも倒れ僅差の試合を落とした。

山田氏:(送りバントは)作戦として当然ですよね。ただ試合前半と後半のバント失敗では(ダメージが違う)。大島は構えるよりセーフティバントの方が得意なんだけど、結果的にこのバント失敗が敗因として大きかったね。

勝ち越しを狙うカード3戦目は打順をシャッフル

ライオンズとのカード3戦目は打順をシャッフルした井上一樹監督。「3番・ブライト」、「4番・カリステ」、「5番・石橋康太」、「6番・上林誠知」とクリーンアップは右打者を並べた。

山田氏:クリーンアップに右打者、それも若手の期待株を並べたね。この人たちがチームを引っ張ってこの試合を動かしてくれたら楽しいよね。

初回の攻撃をレジェンド解説。竜の元気印・ブライトを山田さん絶賛

「サンデードラゴンズ」より岡林勇希選手(C)CBCテレビ

―岡林選手が好調。初回からチャンスを作っていきたい。
山田氏:今の岡林選手はいろんなボールへの対応力がすばらしい。逆方向への意識が強いバッターだったんだけど、今はそうじゃないんだよね。インコースに甘いボールが来たら思いきって引っ張っていく意識があるでしょう。

―岡林選手の遠征先のリフレッシュ方法はホテルでの晩酌(リポーター情報)。山田さんの現役時代のリフレッシュ方法は?
山田氏:まぁ一緒だね。私は晩酌とは言わんけどね(笑)。ちょい呑みだね。だけど良いことですよ。気分転換っていうのはね。とくに選手っていうのは上手くいっている時というのはルーティンとかあまり変えたくないからね。同じことを繰り返して次に続けていきたいという気持ちが強いので、それで良いんじゃないですか。

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

―田中選手はベルーナドームに来て過去2年連続で風邪をひいている。予防として早寝早起きで睡眠時間とたっぷり栄養を摂るように心がけているとのこと(リポーター情報)。ベルーナで風邪をひく原因は?
山田氏:ベルーナドームはドームでありながら風通しが結構あって体温調節が難しいんですよね。湿度が高いので気持ちの良い汗が出ない。そういう影響もあるかもしれない。ドームでありながら、ただ雨だけ防いでいるっていう球場です。

―3番でスタメン出場のブライト選手が1ボールからの2球目をレフト前にヒットを放って出塁。
山田氏:いいじゃない!こういう3番で起用した選手が結果を出してくれると、監督っていうのは非常に「よし!やった!いいぞ」って気持ちになるので、このあとのさい配に積極性が出る。ブライトはこのバッティングで良い。積極的に最初から打っていくっていうね。

―ビジターのベルーナドームでも多くのドラゴンズファンの姿がある。井上監督がホームなんじゃないかと思うぐらいの声援を受けたと話していた。
山田氏:関東のドラゴンズファンっていうのは思ったより多いんですよね。私もたまに行くんですけど感心しますよね。この球場は風が吹き抜けるという話をしましたけど、声援も吹き抜けるからドームのこもったような声援じゃなくて盛り上がる声援が聞こえてくるので。選手もやりやすいですよ。

―カリステ選手は埼玉の遠征では一人でハンバーガーを食べに行ったとのこと。久しぶりにアメリカンフードが食べられて嬉しかったと話してくれました(リポーター情報)。
山田氏:ベルーナドームの近くには基地があるんですよ。だから外国人はこの近くが好きなんですよ。

1回裏の守りをレジェンド解説。松葉のキャラ変に山田さん驚き

「サンデードラゴンズ」より松葉貴大投手(C)CBCテレビ

―先発・松葉貴大投手の今シーズンの活躍を山田さんはどう見ている?
山田氏:いやぁ、よくやってるんじゃない。安定感もあるしね。勝ち星も挙げているから自信になっていると思うんだけど。

―松葉投手は春季キャンプの取材で「今年は俺だ!」と堂々宣言。宣言どおりの活躍を見せている。
山田氏:そうかねぇ(笑)。松葉はこんな男だったかなぁ。なんかイメージが急に変わったんだけど(笑)。でも結果を出してるからね。

―今シーズンの松葉投手はチームトップを争う投球回を誇る。
山田氏:去年ぐらいまでは5回、6回まで頑張ってくれたら十分という評価だったんですけど、もっと投げていけるという格好を作りあげましたよね。

―松葉投手は「ここ最近はゲームを作れているのでゲームメイク、粘りのピッチングを見てほしい」とコメント(リポーター情報)。先頭打者を村松選手のエラーで出塁させ1死2塁のピンチ。
山田氏:松葉投手はどちらかと言えば打たせて取っていくピッチャーなんで、野手にしっかり守ってほしいよね。こういうところで松葉が抑えてくれたらあのミスが帳消しになる。それがチームとして良い状況になっていくんで、ここが頑張りどころだね。投手と野手の助け合いがなければ上がっていけませんから。

―松葉投手は「ストレートの球速が落ちてしまったが変化球の球速と似ている分、打者を惑わせている」と自己分析
山田氏:なるほど、それは非常におもしろい表現ですね。私も実は同じことを考えた時期がありまして。私は真っすぐとシンカーとカーブの3種類だったんですけど、どうしてもストレートの球速が落ちてきたんですよね。その場合シンカーの球速まで落とさないように。効果はありましたね。松葉はストレートをガンガン投げてくるピッチャーじゃないので、できるだけ真っすぐとカットボールの球速に差がない方が打ちにくいでしょうね。ことしはカットボールを上手に投げている。カットボールとストレートの球速が近づいているのが今年の一番大きな違いです。ツーストライクに追い込んだらアウトコースにチェンジアップやツーシームを投げると打者はなかなか打ちにくいですよ。

2回の攻撃をレジェンド解説。石川昂に求めること

「サンデードラゴンズ」より石川昂弥選手(C)CBCテレビ

―石橋選手が今季初スタメン。
山田氏:打順が5番ってのもあるしね。責任も感じるでしょうし。良い結果を出してほしいね。

―上林選手を6番起用。その意図は?
山田氏:相手の先発投手が左ということも理由としてあるでしょうが、上林選手は今のドラゴンズにはなくてはならない選手だからね。長打力ももちろんですけど、チャンスにも強い選手。やっぱりインサイドにツボを持っているのは強みだよね。インサイドのちょっと甘いところにきたら長打が打てたり、いいヒットを打てる!

―石川昂選手は「ベルーナの印象は花粉がひどくて目や鼻から症状が出る」とのこと(リポーター情報)。ベルーナは花粉対策も必要?
山田氏:花粉って今あるの?いろんなタイプの人がいるんだろうね。それは可哀想だね。早く昂弥に長打が出てくれたらねぇ。スカッとしてその後に良い方向に向きそうな感じがするんだけど。長打を期待されている選手だから、本人もそのあたりを考えすぎてしまっていると思う。

―石川昂選手のバッティングの状態は?
山田氏:少し積極性が欠けているのかな、考えすぎているのかなと。ただ相手も長打力があると警戒しているのは確かだから。そこをかいくぐっていかなくちゃいけない。昂弥の場合はフルスイングをできるかどうかということ。やっぱり三振を怖がっちゃいかん。あとはタイミングのとりかた。フルスイングまでの持っていきかたを考えなくちゃいけないと思うね。

―石川昂が三振の間にヒットで出塁の上林選手が今季11個目の盗塁を成功。
山田氏:今の上林の盗塁の良さは変化球を投げるタイミングを読んで走っている。頭を使って相手の配球を読んだ走塁だったと思います。

―石伊雄太選手は仙台の牛タン屋で津田啓史選手が一軍に上がったお祝い会をしたとのこと(リポーター情報)。石伊選手は仙台で5安打の活躍があった。
山田氏:あったねぇ。それもすべて良い当たりだった。芯で捉えた見事なバッティングだったね。ルーキーで1試合5安打は京田陽太選手以来?石伊選手はキャッチャーという大変なポジションを任されている中での結果ですからね。(ショート内野安打の打撃について)今のバッティングは追い込まれてから難しいボールですよ。外へ逃げていくチェンジアップ。見送ればボールかも分からない。

―2死1、3塁の先制のチャンスで打席には村松開人選手。
山田氏:このケースはインサイドに甘いボールが来る確率は少ないので目付けはアウトコースにしておいて、できるなら逆方向に。三遊間だったりショートの頭を狙えばヒットの確率は上がると思います。打率は1割台ではあるけど徐々に村松らしい打球は飛び始めていますから。村松らしさというのは、体はそれほど大きいほうじゃないですけど飛距離が出る。その魅力がある選手。思い切りが良いバッターですね。

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。放送時間たっぷり山田さんの解説が聞けたのは嬉しかったケド、試合の結果は・・・

今週のサンドラを観た感想・・・。岡林選手の今シーズンの成長の秘訣は対応力の強化!上林選手はインコースにストロングポイントがある!松葉投手はストレートの球速が落ちたことが逆にプラスにはたらいているが、気をつけることは変化球の球速まで落とさないこと等、山田さんの金言がふんだんに聞けるスペシャルな放送回でした。気になったのは2試合連続でスタメン出場も無安打に終わった石川昂選手。山田さんは「積極性が欠けている。三振を怖がっちゃいかん」と指摘されていました。イチファンの、あくまで素人の目にも石川昂選手はどことなくハツラツとしたプレーができていない気がしてなりません。追い込まれるまでは様子見のバッティングで、追い込まれたらさらにスケールは小さく・・・。それでもイチファンは石川昂選手が殻を破ってくれると信じています。山田さんがおっしゃられていたように一本が出れば状況は一変するものと今はただ信じて待つのみ。石川昂選手、絶対にこのままでは終わらないでください!!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP