川上憲伸氏が2026年井上竜の敗因をズバリ指摘!「ドラゴンズには“終盤の男”がいない」
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
9月27日の放送回で共有したいトピックスは、ドラゴンズ投手王国時代の象徴的レジェンドエース川上憲伸さんが2026年のドラゴンズを徹底検証。6年連続Bクラスが決まり、2年ぶりの最下位も目前の井上(一樹監督)ドラゴンズの今季を振り返り、来季に向けて見えた課題と巻き返しのヒントを提言。憲伸さんが敗因として挙げたキーワードは“終盤の男”。リリーフ投手陣を指しているのかと思いきや、その真意は実に奥が深いものであった。まずは今季の光明を探っていく。
約40本増加したチーム本塁打数、先発投手陣は防御率リーグ3位と健闘。足を引っ張ったのは・・・

井上竜の今季の戦いぶりを振り返り来季に向けて一番の光となったのは打撃陣である。ホームランウイングが導入された効果もあってチーム本塁打数は昨年の83本から120本へと大幅に増加。それに伴い昨季はリーグワーストだった総得点の403も474へ上積みとなり、弱点とされてきた得点力に改善が見られた。またディフェンス面に目を向けるとチーム失策数60はセ・リーグ最少。本拠地が狭くなりながら先発投手陣の防御率はリーグ3位の3.13と奮投。数字だけを見れば得点は増え、先発陣もまずまずの結果を残している。
一体、何が足を引っ張ったのか。思い浮かぶのは「40」という逆転負けの数。一時はリードを奪いながらひっくり返される展開はリーグ断トツとなるワーストを記録した。さらに得点力は上がったものの「残塁」の数はリーグワースト2位。チャンスの場面であと一本が出ず、接戦をモノにできる試合が少なかった。
接戦をモノにできない要因は“終盤の男”の不在

セ・リーグ各チームの2点差以内での勝敗を見てみるとドラゴンズの“接戦の弱さ”は際立っている。25勝47敗の勝率3割4分7厘はリーグ唯一の3割台。憲伸さんは勝ちきれない要因をずばり指摘した。
憲伸氏:終盤ですね。“終盤の男”という存在がいないということですね。たとえば接戦の展開で終盤になったとき「ここで絶対に送りバントを失敗しない選手が出てくる」だったり、「盗塁を期待できる代走の選手が出てくる」。盗塁をしないとしても相手バッテリーにプレッシャーを与えてあたふたさせられる選手。投手陣では安定感のあるリリーフ投手を含めて、(あらゆる面で)終盤のスペシャリストがいなかったなというところですね
残塁数リーグワーストのタイガースが勝率の高い理由

セ・リーグの興味深いデータとして挙げられたのが「残塁数と2ケタ残塁試合の勝率」。993残塁のドラゴンズが2ケタ残塁だった試合の勝率はリーグワーストの4割。しかしドラゴンズよりも多い1006残塁だった阪神タイガースの2ケタ残塁試合の勝率は6割1分5厘と高い数字を残している。このカラクリについて憲伸さんは次のように分析した。
憲伸氏:ドラゴンズは特に終盤で足を使える選手が少なかったのかなと思いますね。ピッチャーの立場からドラゴンズを見たとき、ノーアウトからランナーを1塁に出したとしてもそう簡単に次の塁(盗塁をして2塁)には行かないだろうと。ヒットを3本打たれなければ得点はされないだろうという余裕というか安心感を持たれてしまっているんですね。逆に僕がタイガースを相手に投げるとするならば、森下(翔太)選手はセ・リーグを代表するホームランバッターで打率も残せるのでフォアボールで歩かせてしまうことも多い。さらにその後にサトテル(佐藤輝明選手)という強烈なバッターがいるわけですからまともに勝負にいけなくて、結果的にランナーが2人出ている。だからその後の大山(悠輔)選手っていうところが鍵だと思うんですよ。つまり大山選手がその後に打てるか打てないかでチームが点を取れるか取れないかということでしたね
及第点の先発投手陣に求められる“あと1イニング”

リーグ3位の防御率を誇ったドラゴンズの先発投手陣。クオリティスタート(先発投手が6回以上を自責点3以内に抑えた場合に記録される指標)はリーグトップの87を記録した。
憲伸氏:クオリティスタートがリーグトップというのは文句ないですし、これぐらいの数字を残せるということでシーズン前の順位予想で上位に上げられていたと思います

さらに先発投手陣の平均投球回6.09も同じくリーグトップの数字。ただ、ここでひとつ気になるデータが紹介される。先発がマウンドを降りる場面の多いイニングの6回と7回のチーム防御率は4.02。ここに今季の課題として挙がった逆転負けを改善するためのヒントが存在し、憲伸さんは先発投手陣にさらなるレベルアップを求めた。
憲伸氏:6、7回の防御率が悪い理由はこのイニングで先発ピッチャーがランナーを残してリリーフ陣にバトンタッチしていると思われるんですよね。そのランナーをリリーフ陣がホームに還している、いわゆる“継投失敗”という状況が起きているんだと。だからやっぱり先発投手陣がもう1イニング頑張って投げきることが大事だと思います。強力な中継ぎ投手陣が出てくればいいんですけど、そう簡単に見つかることではないので
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。憲伸さんの言うとおり!終盤に出てくる走塁のスペシャリストでもっとドキドキワクワクしたかった!!

今週のサンドラを観た感想・・・。憲伸さんが指摘しておられた「“終盤の男”の不在」に大・大・大納得でした。攻撃における切り札的存在は阿部(寿樹)選手ただひとり(代打の切り札としての阿部選手は何にも替えられないかけがえのない存在でした!)。もし代走のスペシャリストが一人でもいたのであれば、終盤の試合展開も変わり逆転負けの数も変わっていたのではないでしょうか。来月に控えたドラフトではとにかく足の速い選手、バッティングやその他は目をつぶって、とにかくずば抜けて足が速い!そんな選手の指名に期待しています!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)










