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谷繁元信元ドラゴンズ監督が古巣再生へ提言!日替わり打線の課題と超最速の来季オーダー予想!

谷繁元信元ドラゴンズ監督が古巣再生へ提言!日替わり打線の課題と超最速の来季オーダー予想!
「サンデードラゴンズ」より谷繁元信氏(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

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悔恨の言葉が占めた最終戦スピーチ

「サンデードラゴンズ」より谷繁元信氏(C)CBCテレビ

9月21日、バンテリンドームではドラゴンズ主催の最終試合が行われた。球団創設90周年というメモリアルイヤーの今シーズン。優勝はもちろんのこと、最低でも13年間遠ざかっているクライマックスシリーズ進出を目指し戦ってきたものの、結果はご存じの通り。ここ一番という試合で苦汁を飲む結果を繰り返しての借金17(9月21日現在)。ゲーム後に行われた井上一樹監督のスピーチには事が上手く運ばなかった悔恨の言葉が占めた。長い球団の歴史でもこれだけ低迷が続くのは初めて。決して監督だけが悪いわけではない。ただ何故勝てなかったのか、そして勝てる試合を落としたのか。それらをしっかり検証しないことには来季以降のドラゴンズに光は見えない。

この日も満員御礼のバンテリンドーム。筆者の私もスタンドに陣取った一人であり、地方球場を含めた主催試合では、2005年の実数発表以降としては最多の253万3782人(1試合平均3万5687人)を集めた。その多くは暑い中、雨降る中、体調が悪い中でも勝利を信じ、通い続けたドラゴンズファンである。井上監督がスピーチをしている中、激励の声、そして反対となる罵声も飛んだ。そのすべてがリアルなファンの声ということを球団は忘れないで欲しい。決してファンに甘えることなく、真摯な姿勢を持って来シーズンを迎えてもらいたいと願うばかりである。

さて今週のサンドラはゲストコメンテーターに谷繁元信元ドラゴンズ監督を迎え、来シーズンに向けてドラゴンズ再生を考える中で今回テーマとして取り上げたのは毎試合オーダーが定まらなかった“日替わり打線”について。谷繁さんのあっと驚く12球団最も早い来季オーダー予想にも注目だ。

しっかりとしない“打席に向かうリズム”

「サンデードラゴンズ」より(C)CBCテレビ

なかなかオーダーが固定できなかった今シーズンのドラゴンズ。スタメンパターンは113通りを数えた。その他セ・リーグのチームでは阪神タイガースが最小の94パターン、最多は横浜DeNAベイスターズ、東京ヤクルトスワローズの125パターン(すべて数字は9月18日終了時点)となり、ドラゴンズが決して突出した数字でないことが分かる。

またドラゴンズ黄金期が始まった2004年から昨年の2025年までを見てみると、最後のクライマックスシリーズへ進出した2012年まで三桁を切るオーダーパターンばかり。それはレギュラーが固定され、ほぼ毎試合変わらぬオーダーを組めた証。その後は徐々に始まった世代交代がスタメンパターンを増やしていったわけだが、打線が機能していれば組み替える必要はないわけで、今日まで長きにわたり固定できないスタメンが続いているのである。

「サンデードラゴンズ」より(C)CBCテレビ

谷繁さん自身、黄金期でプレーしていた身。先発オーダーが固定されている良さを誰よりも感じている一人に違いない。

谷繁氏「打順は自分の前を誰が打つかによって、ベンチから出ていく、そしてネクストバッターボックスに入るリズムが一定してくる。打席にも良いリズムで入れる。それが毎日、前を打つバッターが違うと良いリズムが崩れてしまい、自分のバッティングまで影響してきます」

今年の場合、主力打者の一人である細川成也外野手を例にあげると、3番から5番までのクリーンナップの他、2番や6番を任されるなど、谷繁さんが唱える“打席に向かうリズム”がなかなかしっくりとしなかったはずだ。自慢の長打に少なからず影響を受けたかもしれないわけだ。貧打が続くと打線を動かしたくなるのだろう。ただどんなことがあってもレギュラーを外さず、打順は動かさないという信念を持つことも監督として大切なのかもしれない。

期待のプロスペクトをクリーンナップに抜擢

「サンデードラゴンズ」より谷繁元信氏(C)CBCテレビ

なかなか固定できないドラゴンズ打線。ならば監督を経験した谷繁さんなら今のドラゴンズの打順をどう組むのか興味深いところ。来シーズン導入予定のDHを入れての最も早い2027年のオーダーを考えてもらった。

1 中 花田旭
2 遊 村松開人
3 三 森駿太
4 DH ミゲル・サノー
5 一 福永裕基
6 左 細川成也
7 捕 石伊雄太
8 右 福元悠真
9 二 田中幹也

それは今シーズンには実現しなかった初見のオーダー。1番には福岡ソフトバンクホークス正木智也外野手のような長打が魅力という点で花田外野手を指名。期待を込めてのトップバッターとしての起用だ。そして3番には来シーズンには出てきて欲しいプロスペクトナンバーワンとして森駿太内野手を抜擢。気になるのは名前のない岡林勇希外野手、そして石川昂弥内野手のふたり。彼らにはなにくそ魂をもって挑んでもらいたいという谷繁さんの親心が見えて取れた。また6、7番あたりに20発以上打てるバッターを置きたいという考えのもと、細川外野手を置いたというのは、考えただけでもワクワクするような重量打線の予感を漂わせる。

若竜からのお悩み相談

「サンデードラゴンズ」より森駿太選手(C)CBCテレビ

実はこの日、ファンそして現役選手から数多くの質問が谷繁さんのもとに届けられた。その中でも来シーズン新人王の資格を持ち、谷繁さんからも期待が寄せられた森内野手の質問を紹介したい。

昨年二軍で9本塁打を記録した次世代のスラッガーとして期待の声が集まる中、ここまでのシーズンは一軍出場なし。二軍で誰にも文句の出ない活躍を見せるのが今年求められた森選手への課題であったが、どうも伸び悩み気味なのは否めない。

森選手「シーズン開幕から思うようにいかない一年だった」

今年に入って今まで経験したことがない打てない時期が三か月も続いたという。現在の状態に戻すまでかなりの時間を要す結果となった。そんな苦しいシーズンを送った森選手からは技術的なことではなくメンタルについての質問が用意されていた。

森選手「チャンスで凡退した際の切り替えの仕方を教えて頂きたいです」

百戦錬磨の谷繁さん。笑みを浮かべながら、自身の経験と照らし合わせながら若竜に向け、救いの声を届けた。

谷繁氏「正直全部打てるわけではない。打席に向かう際、どう準備して、どういう結果になったのか。それを反省する。そしてその結果を次に活かすようにすること」

かつてない不振を極めたと言葉にした森選手。ただ谷繁さんは“まだ二年目。そういうのは誰もが経験するもの”と述べ、加えてアドバイスを続けた。

谷繁氏「悪かったことを自分への糧とし、そして改善点を早く見出すことが大切」

森選手が一軍で活躍する機会が増えれば、それだけ選手層は厚くなり、競争も激化しよう。レギュラーが安泰することなく多くのポジションにおいて“熱い戦い”が繰り広げられるか否かが、チーム力を向上させる。言うなれば昇竜復活への一番のカギとなろう。

失った信用を取り戻せ!

バンテリンドーム:筆者撮影

負け馴れしている選手が多い中、来シーズンも大島洋平外野手の現役続行が発表された。黄金期を知るベテラン選手の力も借り、そして森選手のような若いパワーがうまく混ざり合って化学反応する“シンドラゴンズ”を来シーズンこそ見せてもらおうじゃないか!

と、ここまでスラスラと原稿を書いていた時に一本のネットニュースが目に飛び込んできた。

“ロサンゼルス・ドジャースのライアン・ウォード外野手、中日入り”

今年28歳の右投左打、身長178センチ、体重90キロのプルヒッター。主はDHだが、一塁と外野が守れる。メジャー定着はできなかったものの、昨シーズンは3Aで36本塁打、122打点の二冠王となりリーグMVPを獲得。2024年プレミア12ではアメリカ代表として、大会最多の5本塁打を記録し、DHでのベストナインを受賞する活躍を見せている。課題は守りに難があるため、主としてDH起用が多くなること。そして極端に左投手を苦手とする2点が挙げられるが、それらを差し引いても一発が期待できる左バッターが少ないドラゴンズにとっては来年に向け、幸先の良い戦力補強の知らせとなった。

しかし来シーズンに向け、まだまだ補強は物足りない。

投打ともに戦力を今以上に向上させないことには上位チームとの差はなかなか縮まらないことだろう。
使い古した言葉だが、もう辛抱するのも今年まで。
来年こそは必ず秋まで熱戦が続く戦いを是非とも見せて欲しい。

失った信用を取り戻せ!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内茂喜

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