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竜の忍者・田中幹也、スピードスター赤星憲広氏から盗塁の極意を伝授! カギは“脱力”にあり!

竜の忍者・田中幹也、スピードスター赤星憲広氏から盗塁の極意を伝授! カギは“脱力”にあり!
「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手と赤星憲広氏(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

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順調に進んだキャンプ

「サンデードラゴンズ」より赤星憲広氏(C)CBCテレビ

2月1日に始まった沖縄スプリングキャンプ。ここまで守護神・松山晋也投手が左脇腹の肉離れを発症したものの、大きなけが人も出ず、ほとんどの選手は順調にコンディションを上げているように見える。ロマン砲からの卒業を宣言し、毎日バットを振りまくった鵜飼航丞選手、9キロ減量し、勝負の7年目を迎えた石川昂弥選手、そしてこの日のゲストコメンテーター・川上憲伸氏が今キャンプMVPと評価した根尾昂投手ら、今後オープン戦を通じ、一軍戦力として首脳陣に猛アピールする選手が何人出てくるのか?投打ともにチームを助けるニュースターが現れることを期待したい。

さて今回のサンドラは亜細亜大の先輩後輩の間柄である赤星憲広氏と田中幹也選手とのスペシャル対談。現役時代、5年連続盗塁王に輝いた平成のスピードスター赤星氏から盗塁の極意を聞き出したいところだ!

マッスル化したボディ

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

2026シーズン、ドラゴンズ躍進のカギを握る選手として赤星憲広氏が注目しているのはプロ入り4年目、レギュラー定着を目指す田中幹也選手。スタンドから練習する田中選手の姿を見て、すぐに感じたことといえば、昨年より一回り体が大きくなっていたこと。対談はマッスル化した身体の話から始まった。

赤星氏「体が大きくなってきているよね」

田中選手「7キロ増えました」

昨年末から意識して体重を増やしたことを明かす。バッティングにおいて振り負けなくなったと、増量効果を体感。また守備についても増量したデメリットは感じておらず、動けていないイメージは持ち合わせてはいない。極めて順調に開幕へ向けて歩んでいることを口にした。赤星氏も田中選手の動きをひと通り見てスピードが落ちたようにはなにひとつ感じず、キレも落ちていないと高評価。マッスル化は今のところ功を奏したといえる。

近本に勝て!

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

田中選手が掲げる今シーズンの課題はズバリ“出塁率の向上”。昨年95試合に出場、365打席に立ち出塁率は.324。決して低い数字には見えないが、前半戦思い通りに打てなかったと反省の弁を述べる。

田中選手「僕が塁に出ていないことがあってチャンスの場面でクリーンアップへ回せなかったことがチームに迷惑をかけた」

調子の波をなくし、まんべんなく打ちまくりたいと今シーズンに向けての抱負を明かす。

首脳陣が田中選手に求めるのはひとえに塁に出て相手ピッチャーにプレッシャーをかけ続けること。赤星氏もまさに同意見。どれだけ機動力を生かせるか、盗塁数をいかに増やせるかが打線を組む上でも重要になってくると力説。そこで気になるのは目標とする盗塁数だ。

田中選手「30盗塁はしたいですね。1か月5盗塁くらいなのでできないこともないと思います」

この言葉を聞くやいなや、赤星氏が満を持しての言葉を田中選手へ放つ。

赤星氏「今日は絶対言おうと思っていたことがあるんです。近本(光司)選手に勝って欲しい」

3年連続リーグ盗塁王に輝く阪神タイガースをけん引するトップバッターの近本光司選手の牙城を崩すことを願う熱い期待に田中選手は素直に反応した。

田中選手「勝ちたいですねえ」

出塁率が上がれば盗塁機会も増える。打ってヒットを重ねるだけではなく選球眼を高め、四球も選び、出塁率アップに努めていきたい。

盗塁の極意

「サンデードラゴンズ」より赤星憲広氏(C)CBCテレビ

“近本超え”ともなれば、どうしても聞き出したいのは盗塁の極意。赤星氏の口から出た言葉は“盗塁はすべて脱力”というシンプルなものであった。

赤星氏「守備は動きのある中で準備できるけど、盗塁はリードした時、だんだん動きがなくなる。そこでいかに脱力しながら動きを止めないか。静から動ではダメ。動から動」

リードの中で“動”を作れるか。なおかつ動を作ろうとすると力が入る。そこでいかに力を抜けるかがポイントだと自身の体験談を交えて説明。食い入るように赤星氏の話を聞く田中選手が質問を投げかける。

田中選手「ピッチャーのどこを見ていますか?僕の場合、(体全体を)ボヤっと。1点を見つめてしまうと(体が)固くなってしまうんです」

“その通り”と赤星氏。さらに極意の伝授は続く。

赤星氏「昔は左足のかかとを見ろとか言われました。でも見れば見るほど力が入って前かがみになってしまい、それが一番スタートを切った時に蛇行する傾向に陥りやすくなってしまうわけで。ボヤっとざっくりと、いかに上半身の力を抜くか。それができないと下半身が動いてくれない」

まとめると赤星流・盗塁の極意は2点。ボヤっと全体を見る、そして脱力して体を動かす。田中選手も力が入ってしまうタイプらしく、意見も一致。話が進むほどに田中選手の顔がほころぶ。盗塁マスターの助言が金言に変わって身に染み入った様子だ。

赤星氏「最初の3歩目までが勝負。きっとそこまでの加速の乗り方が変わってくると思う」

田中選手「盗塁をもっとしたいという気持ちになりました。あらためて盗塁30個を目指したい」

竜の忍者が塁を30個盗めば、それだけ得点のチャンスが広がる。それも早い回から塁上を賑わすことができければ、自慢の投手陣を活かし、先行逃げ切りという強かったドラゴンズ黄金時代の野球が復活するかもしれない。なんだかワクワクする話ではないか。

開幕まで約1か月。強いドラゴンズを取り戻すために田中幹也選手が走り、クリーンアップがホームへ還す。そんな野球を何度もバンテリンドームで観ることができることを切に望むばかりだ。それができれば必ずやドラゴンズは多くの勝利を掴むことだろう。シーズンインが楽しみで仕方ないぞ!

がんばれ幹也!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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