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「娘を返せ!歯を食いしばってきょうまで来た」父の心の叫び‥それでも教育委員会は‥責任はどこに?

頑張り屋で、家族思い。“将来の夢”も、ありました。名古屋市の中学1年生だった齋藤華子(さいとう・かこ)さん。父親の転勤で、名古屋の学校に転校したばかりでした。

2018年1月、自宅マンションの9階から飛び降り、自ら命を絶ちました。背景にあるのが“いじめ”です。

学校による生徒へのアンケートには華子さんが部活で無視されるなどいじめがあったと書かれてありましたが、名古屋市教員委員会は、いじめはない、と結論づけました。

しかし、父親の強い要望で外部の有識者による詳しい再調査が行われると…いじめを認定し、自殺との関連性も指摘。

名古屋市では、華子さんの前にもいじめが原因とみられる自殺が相次ぎ、専門家による提言がありましたが、教育委員会は改善していませんでした。
過去の提言を実践していれば、華子さんの自殺は防げた可能性があり、教育委員会や学校の調査はずさんだったと厳しく批判したのです。

「真実が知りたい。真実は一つしかないはずなんですよ」(齋藤さんの父親)

名古屋市はいじめた生徒への聞き取りや学校関係者への処分は行わないまま、事態を終わらせようとするなか、父親の不信感は強まっていました。

CBCテレビ「チャント!」 2022年6月21日放送

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