爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』。今回は東海3県の各温泉協会のスタッフ71人に、この冬行くべき東海3県の温泉地を調査！ベスト5を発表します。

愛知県最大の温泉地！竹島の絶景が魅力

愛知、岐阜、三重には、温泉地と呼ばれる場所が160か所以上（環境省「令和5年度温泉利用状況」より）！その中でこの冬の注目の温泉は？

「東海3県この冬行くべき温泉ランキング」第5位は、愛知・蒲郡市の「蒲郡温泉郷」。三河湾沿いに、蒲郡温泉、三谷温泉、形原温泉、西浦温泉の4つの温泉地が広がる愛知県最大の温泉観光地です。

アンケートでは「目の前に竹島が見え、絶景が楽しめる温泉街！」との声が。中でも「ホテル竹島」からの眺めは絶景です。

露天風呂の数は100か所以上！

「東海3県この冬行くべき温泉ランキング」第4位は、岐阜・高山市の「奥飛騨温泉郷」。露天風呂の数は日本一で、その数100か所以上！屋外で自然を感じられる大人気の温泉地です。

アンケートでは「自然がたっぷりなところ。紅葉の時季は紅葉を見ながら。冬であれば雪見風呂」との声が。

これまで1300か所以上の温泉に入ってきたという温泉デララバの純温泉協会・山口貴史代表によると、奥飛騨温泉郷には、単純温泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉などいろいろな泉質の源泉があるのだとか。ゆで卵のような香りの硫黄成分が入った温泉が多いそうです。

山口さんが奥飛騨温泉郷でオススメの温泉宿は「ひらゆの森」。源泉かけ流しで、宿泊者専用の「鉄鍋貸切風呂」は温泉の“新鮮度が高い”とのこと。

「枕草子」で絶賛！激安の庶民派温泉

「東海3県この冬行くべき温泉ランキング」第3位は、三重・津市の「榊原温泉」。旅館、日帰り温泉など、山あいに6軒の温泉施設がある榊原温泉。

平安時代に清少納言が、日本三名泉の一つと絶賛した歴史ある温泉地です。その昔、伊勢神宮へ参拝する人々が、聖なる地へ足を踏み入れる前に、榊原の湯で身を清めたという場所なのだとか。山口さんによると、榊原温泉のお湯は現在でも伊勢神宮に奉納されているそうです。

平日昼間から大人気だったのが「榊原温泉 湯の瀬」。人気の理由は、平日おとな550円、65歳以上は350円、こども200円という破格の安さ！多くの地元の人や家族連れが利用しています。

湯の瀬の温泉は、中に小さな浴槽と大浴場、外には露天風呂。山口さんによると、榊原温泉はアルカリ性単純温泉で、古い角質を落とし、美肌効果が期待されるのだとか。

実は、湯の瀬では、大浴場よりミニ風呂が人気。榊原温泉の源泉は30℃前後とぬるく、大浴場は加熱されています。しかし、常連さんは、ぬるくてもいいので、そのままの源泉をゆっくり味わっているようです。

ペットボトルで販売している榊原温泉の温泉水も人気。榊原温泉振興協会・伊藤会長によると、飲み水として普段から飲んでいるとのこと。他にも、砂風呂と温泉をセットにしたリラクゼーション「サンドセラピー砂羽」や、温泉水を使ったコーヒーや化粧水など、温泉は地元の人になくてはならない存在です。

温泉水を小売り販売している「温泉販売所」も人気。伊藤会長によると、24時間無人販売で値段も安いため、毎日くみにくる固定客も多いそうです。

観光もグルメも！1日中楽しめる複合天然温泉リゾート

「東海3県この冬行くべき温泉ランキング」第2位は、三重・菰野町の「湯の山温泉」。御在所岳のふもとにあり、旅館、日帰り温泉など14の温泉施設があります。温泉だけではなく、御在所ロープウエイで簡単に登山ができ、冬には雪景色も楽しめる人気温泉地です。

アンケートでは「観光、登山など、多種多様なことが楽しめて、温泉につかれて、1日楽しめる」との声が。

湯の山温泉の中でも人気の施設が、2012年開業の「アクアイグニス」。オープンから13年で、来場者数が累計1000万人以上！温泉、飲食店、宿を組み合わせた複合天然温泉リゾートです。日本のリゾートの概念を変えたとも言われ、世界的にも知られています。

天然温泉の「片岡温泉」は、オシャレな外観。泉質は、美肌効果のあるアルカリ性単純温泉です。中は、大きな窓に面した広々とした大浴場、外には竹林に囲まれた広い露天風呂があります。寝湯や桶風呂で、風にそよぐ竹の葉の音を聞きながら、極上のリラックス体験ができます。

営業は午前6時から。この日は、オープン時に6人もお客さんが来ていました。

アクアイグニスの楽しみ方は、お風呂以外も豊富。温泉施設の周りにはさまざまな飲食店があり、どれも、一流料理人が手掛けるお店ばかり！

世界的パティシエ・辻口博啓シェフのスイーツ店「コンフィチュール アッシュ」や、予約のとれない和食店「賛否両論」の料理人・笠原将弘さんの和食処「『笠庵』賛否両論」、世界の料理人1000人に選出された奥田政行シェフのイタリアンレストラン「サーラ ビアンキ アル・ケッチァーノ」など、全部で6店舗。

中でも人気のベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」は、辻口シェフが手掛けるパン屋さん。もっちり生地がやみつきになる一番人気の「カレーパン」や、小麦の風味が明太子を引き立てる「明太子フランス」などが楽しめます。看板商品は温泉水を使った「天然酵母食パン」。温泉水を入れることで、ふっくら・もっちりした生地になり、まろやかな味わいになるのだとか。

2025年12月、初の試みとなる新バージョン「天然酵母食パン いちご」が登場。温泉の熱で育ったアクアイグニスのイチゴを、温泉水で作った酵母パンに練りこんだ新作です。

第1位は毎年100万人が訪れる人気温泉地！

「東海3県この冬行くべき温泉ランキング」第1位は、岐阜・下呂市の「下呂温泉」。1000年以上の歴史を持つ下呂温泉は、飛騨川をはさんだ南北約2㎞のエリアに広がっています。約50軒もの旅館やホテルが並び、温泉街には無料の足湯が7か所。連日行列ができる「下呂プリン」や飛騨牛がたっぷり入った「下呂カリーパン」など温泉街グルメもたくさん。毎年100万人が訪れる日本を代表する人気温泉地です。

アンケートでは「温泉の質がいい。ヌルヌルでいい温泉」「温泉街で食べ歩きを楽しみながら、そこにも足湯があり、心から温泉を満喫できる」との声が。

CBCテレビ『デララバ』2025年12月3日放送より