「アムール・デュ・ショコラ」2分で完売!“幻のスイーツ”が毎日買える!?「ラルケスト」の新業態に完全密着100時間
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は、東海地方の秋の人気スポットの裏側に密着!パリに本店を構える世界的フレンチの名店が名古屋進出。その舞台裏に100時間密着しました!
ラルケスト・伊藤シェフの新店舗を独占取材

2025年9月、名古屋・池下にパティスリー「ラトリエ ラルケスト」がオープン。初日は午前11時の開店前から30人以上の大行列になりました。
オーナー・伊藤良明さんは、名古屋が誇るチョコの祭典「アムール・デュ・ショコラ」で、開店わずか2分で完売となった凄腕シェフ。2016年、フランス・パリでフレンチレストラン「ラルケスト」をオープンし、わずか5か月でミシュラン一つ星を獲得しました。
2分で完売したチョコは、フランス料理のコースのデザートに出される「ユニック」という名のトリュフショコラ。その驚きの食感に、ファンになる人が続出しました。
オープン10日前の2025年8月29日。フランス在住の伊藤シェフが名古屋に降り立ちました。新店舗がオープンするのは、地下鉄「池下駅」から徒歩で約3分の場所。
伊藤シェフによると、パリ、東京のフレンチレストランとは違い、名古屋では新業態のパティスリー(洋菓子店)に初挑戦するのだとか。「名古屋ではアムール・デュ・ショコラでお世話になったので、お菓子、スイーツで何かできれば」とのこと。
オープン10日前で、お店はまだ内装工事中。厨房では、新店舗のスタッフが試作の真っ最中です。
名古屋店の店長を任されたのは、朝倉風佳さん。辻口博啓シェフの人気店「フォルテシモアッシュ」で、7年ほどパティシエをやっていました。
実は、朝倉さんと一緒に働くスタッフ3人は、全員転職組。前職を聞くと、ジブリパーク、看護師、スターバックスと、未経験者ばかり。“ラルケスト愛”だけは誰にも負けないことが3人の共通点です。伊藤シェフによると、経歴やスキルより、人間性、人柄、仕事への姿勢を重要視したのだとか。
名古屋店限定フレーバー!2種類の新作ユニック

オープン8日前。厨房ではラルケストの看板商品ユニックを試作。ユニックは、わずか1㎜の薄さでコーティングします。その技術を身に付けるには時間と経験が必要なのだとか。
名古屋店では、新しいパッケージで毎日販売されます。伊藤シェフによると「午後には売り切れてしまうけど、それまでに来店すれば購入できるように準備しています」とのこと。
さらに、名古屋店限定フレーバーの新作ユニックも。一つは、タイ産の香り高いコーヒー豆と、マダガスカル産の最高級バニラビーンズを合わせた「バニーユカフェ アカアマ」。もう一つは「カシスオレンジ」。煮詰めたオレンジとホワイトチョコ、フランス産カシスを組み合わせています。パリと東京で30回ほど試作を重ねた一品で、甘さと酸味が絶妙なバランスです。
伊藤シェフは、内装の細かいところまで自らチェック。しかし、この日、ユニックのケースにキズがあり、ほとんど使えないことが分かりました。伊藤シェフは自ら業者に電話し、対応をお願いします。
毎日販売!外はしっとり、中はトロトロのチーズケーキ

オープン4日前。東京のスタッフも応援に駆けつけ、人気商品「チーズケーキ」の最終調整。
使用するのは、フランス産の30か月熟成させたハードタイプのコンテチーズと北海道産のクリームチーズ。2種類をブレンドすることで、コクのある濃厚な味わいになるのだとか。
一番のポイントは“焼き加減”。カットした時のトロッと感をイメージし、高温で一気に香りを出して、あとは余熱で火を入れていきます。「高温であればあるほど見極めが難しい。1秒2秒の世界」とのこと。
焼き加減の見極め方は「揺らして確かめる」。チーズケーキを揺らした時の波打つ動きで、中身のトロトロ具合を見極めているそうです。
名古屋店限定のチーズケーキは他にも。「フランボワーズチーズケーキ」は、チーズとチョコを混ぜ合わせ、フランボワーズの甘酸っぱさと果実感が際立ちます。「ゴルゴンゾーラチーズケーキ」は、ねっとりと濃厚な味わいの2種類のゴルゴンゾーラをたっぷりと使っています。3種類のチーズケーキは、店頭で毎日購入可能です。
幻のフィナンシェもスタンバイ!ポイントは“泡の量”

オープン前日は、「フィナンシェ」の最終調整。「焼きたてを食べてほしい」という伊藤シェフの強い思いから、ECサイトでは販売せず、店舗では即完売になる幻の人気商品です。
日本とフランスの3種類のバターを混ぜ合わせます。伊藤シェフによると、混ぜ合わせる時は、泡の量を見ながら、焦がさないよう強火で沸騰させることで、バターの香りと味の深みが最大限引き出せるのだとか。
焦がしバターを生地と合わせ、ダマにならないように手際よくかき混ぜていくのは、かなりの重労働。徐々に握力がなくなっていくので、泡立て器を何度も左右の手で持ち替えながら、ひたすら混ぜ続けます。地道な作業をしっかりやれるかどうかで、フィナンシェのおいしさに差が出るとのこと。
フィナンシェも、プレーン、ショコラ、名古屋店限定のピスタチオの3種類をセットにして毎日販売しています。
カウンター席では「デザートコース」も楽しめる!

迎えたオープン当日の2025年9月8日。開店3時間前には、すでに行列が!先頭のお客さんは朝5時から来ているとのこと。
午前11時、ついにオープン。初日に用意していた商品は、約1時間で完売になりました!
さらに名古屋店では、カウンター席で完全予約制の本格的な「デザートコース」を食べることができます。パリでも東京でもやっていない初めての挑戦です。コースの中には、看板商品のトリュフショコラや幻のフィナンシェ、焼きたてのチーズケーキなども入っていて、アムール・デュ・ショコラで完売したラルケストのスイーツを一度に全て楽しめます。
この日のコースには、バジルとトマト、オリーブオイルで仕上げた「赤なすの冷製スープ」も。塩味のある物を入れることで、コース全体の満足度を高めるために組み込んだ一品です。
デザートコースは、2か月ごとにメニューが替わるとのこと。
CBCテレビ『デララバ』2025年11月5日放送より
番組紹介
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