爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』！今回は「料理がおいしくてメニューが増えすぎた人気店」特集。料理の腕がよく、サービス精神に溢れるあまり、メニューを増やしすぎた店主たちを徹底取材します！

合計2156種類！“東海地方イチメニューが多いレストラン”！

1軒目は、名古屋市天白区の「ブルーラグーンレストラン」。オープンは1995年。“東海地方イチメニューが多いレストラン”と言われ、土日は予約で満席になる大人気店です！

口を大きく開いたサメを模したアーチをくぐって店に入ると、派手な格好のマスター新井正剛（まさたか）さん・みどりさん夫婦が出迎えてくれました。

お客さんの前には、「サイコロステーキ」「ベーコントマトバジルソース・ピザ」「チーズタッカルビ」「ぐつぐつ煮込みデミハンバーグ（チーズのせ）」など、さまざまなメニューが並びます。さらには、唐揚げをニワトリの形に組み上げた「3D鶏唐揚げ」など、ド派手な独自メニューも！「ストロベリーラテ（トロピカルバージョン）」は、花火がついた状態で運ばれてきました。

お客さんが食べたい料理を増やし続けた結果、メニュー表はまるで昔のカラオケ店の楽曲リスト並みの厚さに！ドリンクメニューは1257種類、フードメニューは899種類。なんと合計2156種類です！

メニューは全てマスターの手作り！仕込みは自宅でも

2000種類以上のメニューは、全てマスターの手作り！厨房はわずか1畳ですが、マスターによると「ここに全部、詰め込まれている」とのこと。900種類近いフードメニューの調理時間を短縮するため、料理1皿分ごとに具材を袋詰め＆冷凍しています。

店の中には4台の冷凍庫があり、ハンバーグ、ルーロー飯、カレーなど、自家製の袋詰め食材をストック。冷蔵庫の中には、家で育てたパセリ、ミントなどが。下ごしらえなど、料理の仕込みは全て自ら行うのがマスターのこだわりです。閉店すると、次の日の仕込みを家でするのだとか。

自宅の倉庫にも食材をストックしておく冷凍庫が5台！仕込みを行うのは、ごく普通の家庭用キッチンです。この日、仕込みをしていたのは、インドの炊き込みご飯「チキン・ビリヤニ」の具材部分。カルダモン、ターメリックなど調理に使うスパイスは25種類！約2時間かけて、仕込みが終了しました。

料理は全て独学。最初は「たくさん料理を作れないと、恥ずかしい」という思いから覚え始めたというマスター。みどりさんによると「（いろんな店の）味を覚えて、再現するのが上手。おいしくできたら、お店で出す」のだとか。

1度も注文されていないメニューは？太田さんが名前を変更？

899種類あるフードメニューの中から、「マスターのおすすめ料理」ベスト5を聞きました。

「マスターのおすすめ料理」第5位は「パイナップルピラフ」。パイナップル1/2個を使用したピラフで、コショウが甘みや酸味を引き締めてくれます。

「マスターのおすすめ料理」第4位は「ジャークチキン」。カリブ海ジャマイカ発祥の鶏肉を使った料理。「ジャーク」には、ジャマイカ語で「スパイスで味付けして調理する」という意味があります。

「マスターのおすすめ料理」第3位は「チキンのスパイス焼きにチーズ乗せて焼いたものにご飯入れて混ぜて食べるヤツ（ブラジル料理）」。マスターが昔、ブラジル料理店で食べた時に覚えたのだとか。味は再現できたのですが、料理名を控えてくるのを忘れたため、この名前になりました。

「マスターのおすすめ料理」第2位は「三大珍味カラスミのっけペペロンチーノ」。イタリア料理と日本三大珍味の融合！たっぷりかけたカラスミは、マスターが自宅で作っています。

「マスターのおすすめ料理」第1位は「チキン・ビリヤニ」。スパイスとチキンを使ったカレー風味の炊き込みご飯です。いろいろなお店に食べに行き、ネットでも調べて覚えたそう。

899種類の中には、まだ1度も注文されていないメニューも。魚をカツレツにして、トマトソース、チーズをかけて焼いたもので、メニュー名は「日替わり魚のフライ野菜のっけチーズ焼き」。メジャーな「フィッシュ&チップス」「エビマヨ」などに押されてか、注文されないのだとか。

そこで、太田さんが最初のお客さんになり、新しいメニュー名も考えることに。料理を堪能した太田さんは、「ギョギョギョ！きょうの魚くん」と命名しました。

CBCテレビ『デララバ』2025年5月28日放送より