ボリューム満点で“神コスパ”!?愛知・岩倉市で愛される老舗天ぷら専門店の「天ぷら弁当」とは?焼肉店の絶品「チーズケーキ」も調査

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、愛知県・岩倉市の『天ぷら弁当』と名古屋市・瑞穂区の『バスクチーズケーキ』です。
卵の黄身だけを使った「卵水」で揚げる絶品天ぷら

お買い物中の女性3人組から情報を得て向かったのは、岩倉市にある「天麩羅の里 天」。40年続く天ぷら専門店で、ライブキッチンでの揚げたてが楽しめる地元の人気店です。

中でも注目なのが、注文の半数を占めるという『天ぷら弁当』。エビ、野菜、ちくわの5種類の揚げたて天ぷらに、天むす、お刺身、小鉢、ご飯、デザートまでついて913円!1000円でお釣りがくるお得なランチです。
(ご主人・安藤雅士さん)
「『卵水』といって、生地に水と卵の黄身だけを使う。あまりかき混ぜずに薄い衣を作って揚げると素材が映える」
安藤さんによると、天ぷら粉に卵の黄身だけを混ぜた水を使うことで、卵の成分が具材をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、表面の衣はカラッと、中はふっくらジューシーになるのだとか。衣を作る時にあまり混ぜすぎないのも、おいしく仕上げるコツだそうです。
(加藤愛アナウンサー)
「エビの身がぎっしり詰まっていて、甘くておいしいです。ゴーヤの天ぷらもサクサク!」
地元の人と1年かけて完成させた「岩倉の味」

「天むす」も注目のメニュー。1日に約1500個売れる人気商品です。自家製のしょうゆダレを染み込ませたスパイシーなエビ天と、3種類の調味料を合わせた塩むすびがうまみを引き出しています。
「天むす」は、お店を創業した40年前にご主人の父の弘一さんが1年をかけて開発したもの。当時はまだ天むすが珍しい時代で、地元の人に試食してもらっては改良を重ねたそうです。
(ご主人・安藤雅士さん)
「最初は常連さんに『これはアカン』と言われた」
(房子さん)
「『お願いします!』って、頭を下げて食べてもらいました。ご意見番のようなハッキリ言う近所の女性に、味を変えては食べてもらった」

こうして地元の方と一緒に作り上げた自慢の天むすをつけた、お得なランチとして40年前に始めたのが『天ぷら弁当』。今年の春までは800円台で提供していたそうで、創業当時は500円ほどだったそう!
(常連客)
「揚げたての天ぷらをこの値段で食べられるお店は他にない」

一般的なサイズのおよそ3倍という「大茶碗蒸し」も、“愛されフード”の一つ。中の具材も規格外のビッグサイズで、味がしっかり染みこんだ逸品です。
焼肉店で生まれた意外な絶品デザート

続いて紹介されたのは、名古屋市瑞穂区にある焼肉店『大香園』。堀田で3代続く焼肉屋さんで、国産和牛を中心とした上質なお肉を楽しめると人気のお店ですが、今、常連さんの舌をうならせている絶品デザートが『バスクチーズケーキ』です。
(視聴者・ルカさん)
「僕はチーズケーキが大好きで、ミシュラン掲載のお店からお取り寄せもしましたが、『大香園』のバスクチーズケーキが一番おいしいと思います」

材料は全て国産にこだわり、何度もこして滑らかな舌触りに仕上げています。実は、子供のおやつに作ったはずが、あまりのおいしさに思いがけず商品化したという逸品です。
(2代目の長男・金山直揮さん)
「始めた最初のきっかけは、子どもにおやつで食べさせるために作ったもの。まさか商品になるとは思わなかったです」
安くて“でか盛り”で、揚げたての『天ぷら弁当』は岩倉市でしか味わえず、さらに焼肉の〆にぴったりなデザートは瑞穂区に来なければ味わえない、どちらも食べなきゃ損する“愛されフード”でした!
CBCテレビ「チャント!」2025年9月1日放送より
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