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何のために?7イニング制導入の高校野球

何のために?7イニング制導入の高校野球

いよいよ8月5日から第108回全国高等学校野球選手権大会が開かれ、今年の夏も熱戦が繰り広げられます。今回、地方大会では春のセンバツ4強を含め強豪校の敗退が相次いだため、波乱が予想されています。その熱戦が始まろうとしている中、高校野球のルールが大きく変わるかもしれないという議論が進められています。それは7イニング制の導入で、先月25日の中日新聞夕刊では「高校野球7回制 強い抵抗」という見出しで報じています。7月31日放送『CBCラジオ #プラス!』では、竹地祐治アナウンサーが気になる新聞記事として取り上げました。聞き手はフリーアナウンサーの天野なな実です。

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現場からは抵抗の声

日本高野連は31日に大阪市で理事会を開き、7イニング制の導入に関する報告を行いました。

酷暑やケガ対策、有用性を問いて理解を訴えるために全国行脚を行っているところですが、まだ理解は十分に得られていないとのことです。

2028年の春から高校野球の公式戦を2イニング短縮する方向で検討していますが、議論の過程が不透明なままで結論と期限ありきではないかという声があり、高校野球の現場からは反発を受けているとのこと。

各都道府県単位でもさまざまな意見が出ているとのことです。

昨年の調査では加盟校の約7割が導入に反対し、「選手に9回をきちんと戦わせてあげたい」という意見や、地方と甲子園で回数を分けるという案が出るなど意見がバラバラで、合意形成にはかなり時間がかかりそうです。

なぜ7イニング?

今回、9イニングから7イニングに減らす話が出ていますが、ソフトボールの公式大会やアメリカ、高校生世代が参加する国際大会などは7イニング制。

「7回ではなく6回や、予選などでは3回にするのはどうか」と竹地。
理由は、野球は3の倍数を使っていることが多いため。

9イニングが3の倍数であるのはもちろんのこと、ストライクが3回でアウト、3アウトでチェンジですし、ベースは1塁から3塁、外野手は3人で1チームは9人と、3の倍数が多く使われています。

ルール変更は良いのか?

最も意見を聞くべきなのは、実際に高校野球をプレーしている高校生たちですが、9回のほうが良いという意見が多いのが実情。

回数を減らすのは暑さ対策ですが、それなら開催する季節を変えれば良いという意見もあります。

竹地は「サッカーもラグビーも全国大会は冬になっていますので。それが変えられないというのは、おそらくそこでいろんな日程が噛み合わされてやっているものですから。

例えば甲子園の近くの旅館の人たちって、甲子園球児が泊まってくれるからっていう問題もあったりしますよね。
それからテレビやラジオもその時期に放送することを見込んで予定を立ててあったり。

大人の事情でガッチリ組み合わさっているので、なかなか時期をずらせないとすると、事前の策として回を減らしたり負担を減らしたりという方向に行っちゃうので、そもそも野球のルール変更をしようというのが見えてきちゃうじゃないですか」

竹地は歴史のあるルールに対する変更には慎重な姿勢で、季節を変えたり、場所をドーム球場に変えたりすることも検討すべきではないかとまとめました。
(岡本)

 

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