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メキシコが突然の反対で決裂!クロマグロの漁獲枠はどうなる?

メキシコが突然の反対で決裂!クロマグロの漁獲枠はどうなる?

太平洋クロマグロ、いわゆる本マグロの漁獲規制を議論する国際会議が14日、閉幕しました。日本政府は資源量に応じて漁獲枠が自動的に決まる新たな管理方式へ移行し、30kg以上の大型魚の枠拡大を目指していましたが、結果的に合意に至りませんでした。その理由はメキシコが突如反対に回り合意案がまとまらなかったため。日本政府は「関係国の真摯な交渉努力を無視するもので、極めて遺憾だ」と表明しました。交渉決裂により、私たちの食卓にはどのような影響があるのでしょうか?7月15日放送『CBCラジオ #プラス!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が、クロマグロの漁獲枠交渉について解説しました。聞き手は永岡歩アナウンサーと山本衿奈です。

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太平洋の西側と東側で大モメ

合意には全会一致が必要ですが、水産庁はメキシコが意見を翻した理由を分析するとのことです。
全国漁業協同組合連合会も「メキシコの一方的かつ理不尽な提案により、合意に至らなかったことに漁業関係者は驚きと怒りを覚えている」と発表しています。

一方、メキシコ側は「本国からの強い指示」と述べています。

この国際会議にはWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)とIATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)のふたつの委員会のメンバーが出席していますが、WCPFCは太平洋の西側、IATTCは東側を管轄。

WCPFCとIATTCの漁獲バランスは8:2となっていますが、少ない方のIATTCにいるのがメキシコです。

メキシコが反対する理由

メキシコが反対した理由のひとつとして、石塚は「一部の報道によると、メキシコはマグロをたくさん獲って、それを養殖したりして日本に輸出するビジネスが思惑にあって、ここは1回反対しとけということで、本国から(反対の)指示があったんじゃないかという話も出てます」と説明。

日本で獲れるものをわざわざ輸入する必要はない気がしますが、実は現在、クロマグロが獲れすぎて困るという状況も起きているそうです。

日本はクロマグロを多く消費する有数の国で、世界全体のうち約6割を占めています。
そのためかつては乱獲され、2010年は1万2千トンと歴史的な低水準まで激減していましたが、資源の管理が功を奏し、2022年には14万トンにまで回復しました。

漁獲枠が少ないままの場合、ある時期にたくさん獲れすぎてしまうと、後になれば漁獲禁止となるなど、漁獲量が不安定になってしまうのです。

漁獲量の枠は増やせないのか?

また、クロマグロが増えすぎること自体も困る理由があります。
エサとなるサバやイワシが少なくなったり、網を傷めてしまうことで漁業に影響があったりするということがその原因です。

自然のことなのでコントロールは難しいようで、またクロマグロが激減してしまうかもしれません。

果たしてクロマグロの漁獲枠について案がまとまるのか、そして引き続き安定的にマグロが食べられるのか、気になるところです。
(岡本)
 

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