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始まりは「タコの酢の物」だった?オニツカタイガー誕生秘話

始まりは「タコの酢の物」だった?オニツカタイガー誕生秘話

アシックスが、訪日客に人気の高級ファッションブランド「オニツカタイガー」を分社化すると発表しました。6月11日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、ジャーナリストの北辻利寿さんが、その狙いやブランドの歴史について解説しました。

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ブランド強化へ分社化

新会社の社名は「OTグループ」で、アシックスの完全子会社となります。経営の意思決定を迅速化することが狙いで、ブランドの競争力を強化し、成長を目指す考えです。

オニツカタイガーは、名古屋・栄のSAKAE NOVA1階にも店舗を構えています。

分社化の意義について、北辻さんはこう語ります。

北辻「さらにブランドを強化しようという狙いですよね。世界に向けて発信していこうということでしょうし。オニツカって、やっぱり特別なブランド名なんですよね。アシックスにとっても」

始まりはバスケットシューズ

「オニツカ」というブランド名は、創業者・鬼塚喜八郎さんの名前に由来します。

鬼塚さんは大正7年(1918年)、鳥取の生まれ。もともとは小中学校に運動靴を納める仕事をしていました。

ある日、体育館などで運動するこどもたちの姿を間近に見た鬼塚さんは、「自分で靴を作ってみよう」と思い立ちます。そうして最初に挑んだのが、バスケットボールシューズでした。

バスケットボールシューズは、スポーツシューズの世界で最も難しいといわれています。ダッシュやストップを激しく繰り返す競技なので、靴の出来が何より重要になるのです。

北辻さんが持ってきた当時の写真を見て、宮部和裕アナウンサーはこう語ります。

宮部「かっこいいですね、ハイカットで。独特のラインこそまだ入っていませんが、オニツカタイガーというラベル、変わらないデザインと色目ですね」

靴底に秘めた工夫

最大のポイントは、地面をとらえるソールにあります。バスケットの激しい動きの中でも簡単には滑らない一足を、どう生み出したのでしょうか。

そのヒントは、なんと食卓にありました。鬼塚家で出てきた、きゅうりの酢の物です。

北辻「そこにタコが入ってたんですよ。タコの吸盤を使え、みたいな話になって。それでソールをひらめいた鬼塚喜八郎さん。だからこれは、酢の物から始まったタコの吸盤」

宮部「へー!いや、想像つかなかったですけど。赤ではなくて黒いですけど、ソールが吸盤に似てますね」

次なる一歩へ

こうして、バスケットボールシューズから「オニツカタイガー」というブランドの歩みが始まりました。

近年では、大谷翔平選手もアシックスの靴を履いていました。今や世界中で愛されています。さらなる飛躍を目指す一手が、今回のOTグループへの分社化です。

北辻「これからも世界のスポーツ選手の足元を、しっかり支えていこうという思いがあるような気がします」

宮部「丈夫さと安全性、かっこよさというところにまず目がいっちゃってますが、いろんな経緯があるんですね」

意外な誕生秘話を持つオニツカタイガーが、この先どんな姿を見せるのか、注目が集まりそうです。
(minto)
 

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