異国で絶叫、塩対応、乗車拒否…通訳女性の長すぎた日曜日
あこがれの海外暮らし。しかし、慣れない異国の地で体調を崩したとき、日本と同じような医療を期待していると、痛い目に遭うかもしれません。6月3日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、「あ~疲れた」をテーマに、リスナーから寄せられたエピソードを取り上げました。通訳の女性が休日に巻き込まれた、忘れられない受難の1日とは。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く休日早朝に響く絶叫
Aさんはかつて、海外にある日本法人で通訳として働き、日本から派遣されてくる駐在員のサポートをしていました。
「ある日、単身赴任中のかなり年配の男性社員から、早朝に電話があったんです。しかも日曜日。休日に電話が来ることはまずないので、事故かと慌てて電話に出ると、向こうから『ウキャウキャー、グワー』という絶叫が。襲われているのかと思って『どうしました』と聞くと、『尿路結石だった!痛い痛い痛い痛い!』」(Aさん)
のた打ち回る声を聞きながら、Aさんはひとまず社員の自宅へ向かいました。
「腹切りに失敗した武士のように苦しんでいました」(Aさん)
頼れない異国の医療
「すぐに救急車を呼びましたが、その国では救急車の数が絶対的に足りていません。『はいはい、そのうち行きます』といった感じの塩対応。往診医を探しても『順番に回りますから』ととてものんびりでした」(Aさん)
仕方なくタクシーで病院へ向かおうとしますが、ここでも思わぬ壁にぶつかりました。
「乗り込もうとした瞬間、『そんなに苦しんでいる人を乗せて、途中で死なれたら困る』と言われ、まさかの乗車拒否でした」(Aさん)
その間も、社員は絶叫し続けていました。あまりの状況に、Aさん自身も半泣きだったといいます。
やっと来た医師のひと言
「何時間かして、やっとお医者さんが到着。苦しみにのたうつ社員を見るなり、医師が放った第一声が『もっと早く連絡しろ!』」(Aさん)
最善を尽くしてきたAさんにとっては、思わず反論したくなるひと言です。しかも、受難はまだ続きます。
「その後、社員は痛み止めの注射を打たれることになりました」(Aさん)
注射の間に暴れないよう押さえる役を、なぜか女性のAさんが任されてしまったのです。
「異国の地で、絶叫してのたうち回るおじさんの生尻を押さえながら終わった私の休日を、遠い目をして見ておりました」(Aさん)
ハワイでの災難
北野自身も、海外の病院で忘れられない経験がありました。
ハワイロケでパイナップルの芯抜き競争に挑戦したところ、左手の親指の皮に刺さってぶらんぶらんになり、あたりは血まみれに。急いで病院へ駆け込みました。
血がドクドクと出ている中、アメリカ人の医師が勢いよく入ってきて、放った第一声が「ハーイ!」。
北野「なんやねん、その『ハーイ!』ってなんやねん。そらまあ『ハーイ!』やけど、もうちょっとなんかさ、ご陽気に出てきたらあかんと思うねん」
親指はズキンズキンと痛み、皮はだいぶ取れかけていて、「これはあかんのちゃうかな」と焦りが募ります。
北野「あれは本当にびっくりしました」
苦しむ患者の目の前に「ハーイ!」と現れる陽気な医師。海外で体調を崩すと、日本とは違う洗礼が待っているかもしれません。
(minto)
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