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中日OB・吉見一起が告白。投げる時はプレートをこう使っていた

中日OB・吉見一起が告白。投げる時はプレートをこう使っていた

元中日ドラゴンズ投手の吉見一起さんが、5月30日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。プロ野球のオープン戦とシーズンの違い、マウンドで投げる際のプレートの使い方について話しました。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。

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オープン戦とシーズン中

若狭「皆さんはオープン戦のことは忘れていると思うんですが、今年の柳裕也投手はオープン戦がとんでもなかった」

柳投手のオープン戦は3試合に投げて1勝0敗。防御率9.69という成績でした。

吉見「防御できてないですね」

柳投手はシーズンに入ると、6月1日時点で10試合に当番して4勝1敗。防御率2.11と好調です。

若狭「吉見さんは現役時代、オープン戦の良し悪しと、シーズンの良し悪しはリンクしましたか?」

吉見「僕は全く別物だと思ってます」

オープン戦は気にしない

吉見さんは、4~5試合のオープン戦にはそれなりの考え方で臨んでいるようです。

例えば今年の柳投手のように開幕投手と決まっていたら、開幕1週間前の試合である程度、自分のやりたいことができていればOKで、プラス結果も出るに越したことなし、という考え方。

遡って、そのひとつ前の試合はただ投げるだけだったそうです。目的は球数を投げて、イニング数を投げること。試合に対する免疫をつけることを考えていたとか。

吉見「やりたいことができてなければ『?』が付くんですけど、その時期はだいたいできるんです。だから結果が出ようが出まいが気にしてなかったかな」

吉見さんの成績

吉見さんの年度別のオープン戦、シーズンそれぞれの成績を見てみました。

例えば2008年、吉見さんが初めてシーズンで2桁を勝った10勝3敗、35試合にも投げていて、途中リリーフもしていますが、この年のオープン戦は、3試合2勝0敗・防御率0.00でした。

若狭「2008年は入団3年目の若手ですね」

吉見「この時はローテーションの一枠を争ってたんで、結果が必要だったんですよ」

2008年の吉見さんは、このオープン戦で死に物狂いで結果を出しにいきました。

2010年のオープン戦は3試合・1勝1敗・防御率が4.50。今ひとつ良くないオープン戦でした。しかしシーズンは12勝9敗と優勝に貢献しました。

吉見「この時は、僕も防御率9点台ぐらいあると思うんです」

この年のオープン戦最後の登板は、東北楽天ゴールデンイーグルス戦でした。
5~6回を0点に抑えたことで、防御率が4.50まで良くなったそうです。この試合を除けば、もっと酷かったとのこと。

吉見「けど、やりたいことができて、この感じならいけるなと思いながら開幕入りしたんですよ」

オープン戦と二軍は同じ

2011年は、東日本大震災のために開幕が遅れました。この年、吉見さんは18勝してリーグ連覇に貢献。最多賞にも輝きました。

実は、右肘のリハビリ中でオープン戦の登板は0でした。

若狭「怪我明け。だいぶ調整は違ってました?」

吉見「復帰予定日から逆算してやってたので、投げている場所がオープン戦と二軍戦の違いだけで、そんな変わんなかった」

吉見さんの言う通り、データからもオープン戦とシーズンは別物のようです。

プレートの位置

話題は柳投手に戻り、マウンドでのプレートの使い方について語ります。

若狭が取材した時には、柳投手はプレートを踏む位置を一塁側から三塁側まで、スパイク一足分ずらしながら調整していたとか。

吉見さんは、プレートの三塁側の端にこぶしを当てて、そこを目印にしておくためにセンター方向に20~30センチぐらいの線を引いたそうです。

吉見「この位置が違うだけで、フォークの落ち方が全然違うんです」

この位置から投げると、思い描いた軌道で投げられたとか。

例えばプレートの三塁側でも一番端から投げるシュートボールはバッターが反応しませんが、こぶし一個空けて投げるとバッターは反応したそうです。フォークも同じ。

吉見「僕はこぶし一個。柳の一足分もわかる気がします」

相手も同じマウンド

若狭「でも相手ピッチャーも同じマウンド、歩幅とか掘られ方が凸凹だったりして合わない時ってありました?」

吉見「プレートの同じ位置で、前後違う時はズルズルって行く時もありました」

プレートの位置、左右で一足分違えば関係ないそうです。

吉見「それが半足分だったらガクってなる時もあったんで、それは掘るか、プレートの投げる位置を変えるか。臨機応変でしたね」

ピッチャーは繊細だということがわかる吉見さんの話でした。 
(尾関)
 

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