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「反動みたいなものが起きているのかな」山本期日前が働き方改革と社会保障を解説

「反動みたいなものが起きているのかな」山本期日前が働き方改革と社会保障を解説

1月12日の『CBCラジオ #プラス!』のテーマは「政治」。お笑いコンビ「ゆかいな議事録」の山本期日前さんが出演し、政治について解説しました。働き方改革のこれまでと現在、さらに政治や社会保障政策との関わりとは?聞き手は光山雄一朗アナウンサーと三浦優奈です。

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働き方改革からしばらく経た今

2015年冬に広告大手電通の新入社員だった高橋まつりさんが、過重労働の末に命を絶った事件。
月100時間を超える残業や、SNSに残された「心も体もボロボロ」という言葉は、日本社会に大きな衝撃を与え、国が本格的に働き方改革へと舵を切るきっかけになりました。

そのうえで、30代の光山と三浦は「働き方改革の中で生きている世代」。
この流れの中で現在の働き方をどう考えるべきかを山本さんに問いかけます。

自身が学生時代を「ブラック企業という言葉が盛んに使われていた世代」と振り返る山本さん。
その後、法整備や意識の変化によって環境は改善され、「むしろ最近は、もう少し働かせてほしいという声も出てきている」と指摘します。

長時間労働を是正する流れが一定程度進んだ上での反動として、働いて収入を増やしたい人が増えているのではないかとのこと。「一概に悲観すべき状況ではない」との見方を示しました。

また、2017年から始まったプレミアムフライデーにも触れます。

山本「結局あまり定着しなかったことも、働き方改革が下火になった印象につながっているのかもしれない」

時間から中身へ

ブラック企業問題や高橋さんの事件を経て制度が整えられた今、光山は再び転換期に差しかかっているのではないかと投げかけました。

山本さんもベンチャー企業などから「もっと働かせてほしい」という要望が出ている現状や、副業が広がる一方で「それなら同じ会社で働いた方がいいのでは」という議論が出始めている点を挙げました。

さらに近年は、労働時間の長さだけでなく、働く「中身」にも焦点が移っていると説明しました。
例えば、東京都ではカスタマー・ハラスメント防止条例の動きが進んでいます。

山本「嫌な思いをせずに働ける環境づくりに目が向き始めているのは、前向きな変化だと思います」

生活に密接する社会保障

山本さんは社会保障政策についても取り上げました。

今後ますます膨らむ社会保障費を前に、各政党が具体策を打ち出し始めています。
特に社会保険料の引き下げなどを掲げる政党の動きについて、「しっかり向き合おうとする姿勢が見え始めている」と評価 。
光山自身も会社員として毎月引かれる社会保険料を例に、「自分の生活に直結する政策だと気づくことで、政治への関心が高まる」と共感しました。

山本さんは、これまでの日本政治では現役世代に刺さる政策が後回しにされがちだったと指摘します。
投票率の高さから高齢層向け政策が優先されやすかった一方で、近年は国民民主党など、現役世代を明確に意識した政党が増え、政策面での競争が生まれているといいます。

山本さんは、こうした変化を「いい循環になりつつある」と評価しました。

現役世代に刺さる政策合戦へ

直近の参議院選挙で若者の投票率が上がっています。
今後は若者向け政策を打ち出す政党がさらに増えるとの見方を示しました。
若者は特定の支持政党を持たない層が多く、どこに支持が集まるかで選挙結果が左右されやすい存在だといいます。

その例として挙げたのが韓国です。
若者の投票率が高い韓国では、薄毛治療の保険適用といった、若年層の切実な悩みに踏み込んだ公約が掲げられることもありました。

山本さんは、日本でも若者の投票率が上がれば、若者向けの政策メニューはもっと広がっていくとの見通しです。
これに対し光山は、来年度から始まる子ども・子育て支援金制度に触れ、20代・30代の負担が増える可能性がある中で、投票率の上昇が政策の方向性に影響を与える余地は大きいと述べました。

若者や現役世代が政治に関心を持ち、投票行動につなげることが、結果的に政策の方向性を変えていく。
その兆しが見えてきたかもしれません。
(ランチョンマット先輩)
 

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