最速で優勝、今年の阪神の快進撃をOB・川尻哲郎さんが総括
阪神タイガースOBで野球解説者の川尻哲郎さんが、11月24日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)に出演。現在はパーソナリティの北野誠、かみじょうたけしと同じ松竹芸能に所属する川尻さん、プロ野球に関するさまざまな話をしました。ここでは、今年の阪神タイガースの活躍について語った部分を取り上げます。
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日本一を逃したものの、史上最速でセ・リーグの優勝を果たした今年の阪神。
絶好調の理由について、川尻さんはまず投手陣の充実と核となる選手を挙げました。
川尻さん「投手陣がセ・リーグでは一番安定してたし、やっぱり佐藤輝明が大きいと思う。
開幕でいきなりホームランを打って、それから17打席打てなかったんだけど、森下(翔太)くんが爆発して。森下が下火になった後は輝が打ち出して、また大山(悠輔)くんが打ち出して。
点を取る流れができて、それに投手陣がかみ合ったというか」
絶好調の佐藤輝明選手
佐藤選手の好調ぶりについて、かみじょうは「田尾(安志)さんも『スイングがすごく変わったというか、振らされるんじゃなくて、三振する時でも自分のスイングで三振してるから、安心して今年の佐藤選手は見れた』というようなことをおっしゃってた」とコメント。
川尻さん「ポイントが近くなってるというか、ボールをよく見れてる。当然、入団した時のフォームとまったく変わってるんだけど、すごくコンパクト。
ちょっと前傾になりながら懐を作ってバチンと前に出てくれる形になっているので。
そんなに振らなくてもある程度の結果を残せるなというのが、自分の中で出てきたのかなと思ってるんですけどね」
ホームランと思ったら…
ところで川尻さんは現在、東京の新橋でタイガースタジアムというスポーツバーを経営しています。ほぼ毎日お店に出て、シーズン中は試合を観ているとのこと。
今年特に印象に残った試合について聞かれると「多すぎてわからない」とのこと。
ちなみに北野が挙げたのは、バンテリンドームナゴヤで開催された中日×阪神戦。
勝敗が拮抗していた中、阪神の佐藤選手がかなりの飛距離でホームランを打って逆転したシーン。8月5日の試合と思われます。
かみじょうは交流戦で楽天ゴールデンイーグルスと戦って3連敗した際、佐藤選手が確信歩きをしてしまったのが印象に残っています。
ホームランだと思ってゆっくり歩いていたら、ボールがフェンスに当たったためにヒットとなり、そのあと走ってもシングルヒット止まりになってしまいました。
反省を生かして大活躍
もっと走っていたら、その後に大山選手がヒットを打ったため1点が取れて勝っていたところでした。
川尻さん「あれがあったからこそ、次から輝は一生懸命走るようになってる。去年も頭にぶつけて、あれからしっかりと守備をやるようになった。
そういう意味では失敗をすごく生かせる選手というか、それがすごく良い形で今シーズン来たのかな。守備だってエラーはほとんどしてないし」
佐藤選手は今年は本塁打と打点の2冠を達成しましたが、今後も大きな活躍が期待できそうです。
(岡本)
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