地図を見ないタクシー運転手に困惑…大久保佳代子が遭遇した奇妙な体験
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。11月22日の放送では、大久保さんが最近体験したタクシー運転手との不可解なやり取りを紹介しました。「なんとも責めがたい、でもいたたまれない」というエピソードとは?
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その日、大久保さんは仕事の現場に朝早く入る必要があり、タクシーを利用しました。通常は支度時間を1時間程度取るところを、40分程度に短縮。確実に時間通りに到着したいという思いがありました。
タクシーに乗った大久保さんは、60歳前後の運転手に住所を伝えます。しかし、その住所は分かりにくい場所にあり、運転手も「この辺なんですけどね」と言いながら、正確な場所を特定できない様子でした。
大久保さんは、テレビ制作側から受け取った地図を持っていました。ららぽーと界隈の建物が詳しく記された地図で、「赤ちゃん本舗」などの位置関係も分かるようになっていたといいます。目的地は駐車場でしたが、なかなか見つかりません。
「ちょっと苦手」の一点張り
大久保「すいません、ちょっとこの地図見てもらっていいですか」
しかし運転手の返答は予想外のものでした。
「いや、すいません、それ、ちょっと苦手で」
運転手は、頑なに地図を見ようとしないのです。
さらに大久保さんは、駐車場の写真も持っていました。これなら分かりやすいだろうと思い、写真を見てもらおうとしますが、運転手の反応は同じでした。
「すいません、ごめんなさい。本当、ちょっとそういうの申し訳ないです」
大久保「あっ、目がもしかして悪い方で、って一瞬思ったんだけど、いや、運転バリバリしてるしなと思って。どういう拒否られ方だろうと思って」
メーターは切るけど…
周辺をぐるぐる回っても、目的地の駐車場は一向に見つかりません。イライラが募った大久保さんは、「じゃあちょっとこの辺で」と降りようとしました。すると運転手は意外な発言をします。
「いや、ここまで来たらとことん一緒に探しましょう。もう一周行きますか?」
メーターを切り、お金のことは気にせず最後まで付き合うと申し出たのです。使命感と義理堅さは感じられるものの、肝心の地図は相変わらず見てくれません。
大久保さんは、このせめぎ合いに困惑します。地図を見せようとすると拒否するのに、降りようとすると「お付き合いさせてください」と引かないのです。
メーターも切っているため、お金儲けをしようとしているわけでもありません。なぜ地図だけは見てくれないのか、理解に苦しむ状況でした。
怒るに怒れない複雑な心境
大久保「笑えて来ちゃった。ああ、もう時間過ぎてきたなと思って」
3回目の「本当に降ろしてください!わかりました。なんとなくあそこだと思います」と嘘をつくことで、ようやく大久保さんは無事降車。運転手は「すみませんでした」と謝っていたそうです。
大久保「イラつききれず、イライラをぶつける感じもできず、ありがとうございましたって言っちゃった」
この時、大久保さんが降りた場所は、実際の目的地からワンブロックほどずれていました。
怒るに怒れない、理解できない行動に戸惑うという、もやもやした感情が残る出来事でした。大久保さんはすぐに周囲の人にこの話をしたそうです。
タクシー運転手の謎の行動の真相は、結局わからないままでした。
(minto)
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