世界を狙う男。中日OB・伊藤準規が語るダーツの魅力
10月21日、元中日ドラゴンズのピッチャー伊藤準規さんがCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。リスナーからは現役時代のエピソードに加え、現在プロとして腕に磨きをかけているダーツについても質問が寄せられました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く手術の後は
「準規さんは肘の手術の経験があると思います。手術をした後とする前では、投げる感覚などは違ってきますか?」(Aさん)
伊藤「僕の場合は手術後でもリミットを外せて、不安なく腕を思い切り振れるタイプだったんで、特に投球に影響はなかったです」
ただ、肘に1回メスを入れている分、細かなトラブルがあり、それが馴染むまでに時間がかかったそうです。
変に身体をかばって投げると他の部位を痛めてしまうことがあるので、完治したなら恐れずに腕を振り切ることが重要とのこと。
世界を狙う
ドラゴンズのピッチャーからプロダーツプレイヤーに転身した伊藤さん。
「準規さんと言えばダーツです。今の目標はありますか?世界大会は狙いますか?」(Bさん)
現在、プロのツアーを回っている最中。
伊藤「狙いますよ。やっぱ世界と戦いたいんで。でも、そこまでの壁はめちゃめちゃ高いです」
昨日もトッププロとの練習会に参加したものの、トップの人たちは強すぎて1回も勝てなかったそうです。的の中心に行くのは当たり前。相手が外すのを待っているような状態だとか。
ダーツ大会の様子
予選会を見に行くというリスナーからのメッセージもありました。
スポーツとしてのダーツはどのように観戦するのでしょうか?
伊藤「来ていただいてて、後ろで応援してくれてます。投げる時は声出しちゃいけない」
野球のように常に応援ではなく、ゴルフのように投げる時は声を出さないのがマナーなんだとか。投げ終わってプレイヤーがチェンジする時に「ナイス」などと言うのはOK。
伊藤「でも、試合ってダーツ台がズラーって並んでるんで、投げてる時に自分が静かにしていても、周りが盛り上がってるんであんまり関係ないです」
室内でも条件は変わる
「ダーツは室内競技だから、素人考えでは、どの国のどこの競技場でやっても、環境面で違いはないと思ってしまうんですが、そうでないことがあれば教えてください」(Cさん)
「違うんですよ」と即答する伊藤さん。
会場によってエアコンの強弱があり、一番影響するのが風。フライトという羽の部分に風が当たるとダーツの飛びが変わってしまうそうです。
伊藤「本当に小さい的を狙って投げてるので、その風が影響しちゃうんですよね」
繊細なスポーツ
会場の暑さ寒さでも手のコンディションが変わるそうです。
伊藤「親指とか人差し指のどっかの指の影響が出てしまうと、一気にダーツが違う方向に行っちゃうんで、手の感覚は重要です」
ちなみに伊藤さんはダーツバーRayのオーナーでもあります。ダーツもできるしお酒も飲めます。会員制ではないので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょう。
(尾関)
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