日本一アマチュア野球を見る男、西尾典文が中日のドラフトを予想

10月23日の木曜日、「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催されます。18日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』には、アマチュア野球に詳しい愛知県出身のスポーツライター西尾典文さんが出演。パーソナリティの若狭敬一と、ドラフト会議で中日が指名する選手を考察しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くスラッガーなら創価大・立石
中日が1位をスラッガー、打者で行くなら創価大学の立石正広内野手を予想する西尾さん。右投げ右打ちで、すでに広島が1位指名を公表しています。
西尾さん曰く、「佐藤輝明選手以来の大物ではないか。頭一つ抜けている」とのこと。6球団、あるいは7球団の可能性もあると予想します。
「昨年のロッテの西川選手や西武の渡辺選手より長打は上」と評価しています。
先発、右腕なら中西
1位を先発・右腕で行くなら青山学院大の中西聖輝投手と予想する西尾さん。
中西投手は、智弁和歌山高校から青山学院大学へ進学。智弁和歌山では三年夏に全国制覇、青学は東都大学野球リーグ5連覇中。
西尾「来年から一軍で投げられる先発右腕という条件なら彼しかいない。ドラゴンズOB・吉見一起さんタイプ。とにかく勝てるピッチャーです」
2球団から3球団は競合する可能性もあるとのこと。
西尾「確実に言えることは、立石を指名したら中西は取れないし、中西を指名したら立石は取れません。どのみち強豪だと思いますが、外した時に誰を1位指名するのかも今回は大事だと思います」
今回のドラフトは厳しいようです。
一巡目を外したら
もし一巡目指名で競合してくじを外してしまった場合、いわゆる「外れ1位」の候補も考えていた西尾さん。
スラッガーで行くなら法政大学の右投げ右打ちのサード、松下歩叶内野手を挙げました。
右の先発で行くなら亜細亜大学の齊藤汰直投手、東北福祉大の櫻井頼之介投手、東北福祉大の堀越啓太投手、そして東洋大の島田舜也投手。
右にこだわらない先発ピッチャーなら、鷺宮製作所の竹丸和幸投手、明治大学の毛利海大投手、亜細亜大学の山城京平投手の名前を挙げました。
1位次第で2位が決まる
さらに西尾さんは1位で野手が取れた場合、ドラフト2位として予想した投手も挙げます。
それが早稲田大学の伊藤樹投手、花園大学の藤原聡大投手、北海学園大学の工藤泰己投手、中京大学の高木快大投手、中央大学の岩城颯空投手です。
ちなみに早稲田の伊藤選手は2位では残っていない可能性が高いそうです。
西尾「藤原、工藤はストレートは速いですが、安定感はまだありません。高木はストレートの切れ、変化球共にハイレベルですが故障歴の多さを各球団がどう見るかだと思います」
一方、1位で投手が取れた場合のドラフト2位候補として西尾さんが挙げたのは青山学院大学の小田康一郎選手。右投げ左打ちのファーストです。
西尾「小田は小柄ですがパンチ力があります。上手くはまれば、レッドソックスの吉田正尚みたいなタイプになりそうです」
ひょっとしたら
西尾「中日は立石か中西の二択だと思いますが、中西は去年の金丸ほど飛び抜けていない。なので、まず立石を指名して外したとしても、いいピッチャーは取れるはずです」
ただ「外れ1位」で、さらに競合する可能性もあります。
西尾さんが取材現場で会ったドラゴンズ関係者の雰囲気は、ピッチャーが欲しそうだったそうです。
「ひょっとしたら竹丸投手の一本釣りも視野に入れているんじゃないか」と予想する西尾さん。
アマチュア野球を日本一見ている西尾さんの目と、プロのスカウトの目は一致するのでしょうか?
ドラゴンズのドラフト成功祈願に、毎年滝行に行っている若狭。すでに今年も終えていました。
若狭「私は『外す』と言うことを頭から外してます。今年は水が今までで一番冷たく感じたし、天から降りてくる感じで、神聖な空気に包まれましたね」
ドラフト1位は立石選手か?中西投手か?ドラフト会議は10月23日、木曜日です。
(尾関)
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