最新技術を競うCEATEC開幕!注目は「絶対に勝てないじゃんけんマシン」

大阪・関西万博閉幕の余韻が残る中、関東でも先進的なイベントが始まっています。最先端技術や製品を紹介する国内最大級の展示会「CEATEC(シーテック)」が、10月14日から17日まで千葉市の幕張メッセで開催されています。10月14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「絶対に勝てないじゃんけんマシン」など、つボイノリオと小高直子アナウンサーが注目したものを紹介します。
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国内外合わせて810の企業・団体が出展する、アジア最大級の最先端デジタル技術の国際展示会「CEATEC(シーテック)2025」。
AIを活用した製品を展示する企業は全体の半数以上にのぼったようです。
製造などの現場で作業手順の判断を手助けするAIや、日常の話し相手になるポケットサイズのロボット、他にも入浴中の心拍を計測して高齢者の見守りに生かしたり、利用者に合った入浴方法を提案する技術なども紹介されています。
さらに脈拍などからAIが「疲れている」と判断した場合に、ロボットがコーヒーを運んできてくれる空間もあります。
その他AIをがゴルフのスイングを分析して的確なアドバイスをする「AIキャディー」など、AI技術が様々な分野に広がっていることがわかります。
AI対人間のじゃんけん勝負
つボイ「万博は終わりましたが、今度はCEATECがあると。本来は万博もこういったイベントだったように思います。最新の技術などを展示したりね」
小高「昨今の万博は、自国の文化を紹介するという面の方が強くなっていますからね」
暮らしを便利にする製品やサービスが注目される中、非常にユニークな製品もありました。人の出す手を先読みすることで、何度やっても絶対に勝てないじゃんけんマシンです。
つボイ「私も気になっていました。瞬時に人の手を読み取るんだとか」
小高「ルービックキューブを一瞬で完成させるロボットがありましたけど、それと同じくらいの速度で検知して、勝つ手を出すみたいですね」
じゃんけんをする際につける親指のセンサーによって手の動きを感知し予測する仕組みのようです。
手を出す前に、AI側が勝ち手を表示するため「絶対に負けない」のだとか。
小高「でもみんなすごいすごいって言いますけど、要はズルじゃん(笑)」
このセンサーを用いれば、一瞬の異常検知や動作予測などが可能となるため、いずれ防犯や安全性の向上などに役立つ日が来るのかもしれません。
カスハラ対策に
昨今さまざまな現場で問題視されるハラスメントを解消するアイテムもあります。
ハラスメントに当たる言葉を自動で検知する「AIイヤホン」です。
小高「イヤホンが、聞いた言葉がハラスメントかどうかを判定するということですよね。ハラスメントをしてきた人に対して、『それはハラスメントですよ』ってAIが注意してくれるってことですか?」
つボイ「ハラスメントがあったらそれを感知して、『安心してください』と声をかけたり『画像を保存しています』などアドバイスしてくれるみたいですよ」
AIイヤホンがハラスメントに当たる言葉を検知すると、トラブルの状況を瞬時に写真と音声で共有することができるようです。主にカスタマーハラスメントの対応などに生かす方向で想定されているとか。
つボイ「すごいね。でも、じゃんけんは1回やってみたい。直前までグーを出しておいて、ギリギリでチョキを出すとどうなるかな」
小高「グーチョキパー以外の手を出したらどう反応するんだろう?」
今後は交通や住宅、医療など生活の基盤となる分野においても、社会課題の解決にはデジタル技術の活用が必須になってくることが予想されます。AIによってどんな未来が創造されていくのか、非常に楽しみです。
(吉村)
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