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川上憲伸が語るドラゴンズCS戦線「来季への準備は1枠が限界」

川上憲伸が語るドラゴンズCS戦線「来季への準備は1枠が限界」

CBCラジオ『ドラ魂キング』、「川上憲伸、挑戦のキセキ」は、野球解説者の川上憲伸さんが、自身のプロ野球人生を「挑戦」という切り口で振り返るコーナーです。8月27日の放送は特別編。残り試合が30を切った中日ドラゴンズの今後の戦い方について、川上さんがリアルな視点で語りました。聞き手は宮部和裕アナウンサーです。

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CSへの険しい道のり

クライマックスシリーズ進出を目指すドラゴンズ。川上さんは「選手、首脳陣、そしてファンの人たちも、なんとか滑り込みたいという思いはあります」と話す一方で、現実的な厳しさも指摘します。

「ただ、ドラゴンズ以外のチームも、3位から6位までなきにしもあらず。特に3、4、5位あたりの争いは、もう何が起きるかわからない」

川上さんは、ドラゴンズが抜くべきチームがないという状況を「正直、ドラゴンズからしたら厳しい」と分析しました。

勝ち方の質がチームを変える

残り試合では、継投を含む投手陣への負担増加や、野手の普段と違うポジションでの起用など、チーム全体にタイトな状況が予想されます。

しかし川上さんは、そうした厳しい状況で勝つことで、チーム力が盛り上がり、レベルも上がってくるという前向きな見方も示しました。

「勝ち癖やいい勝ち方が、次の日とかそのあとの試合に繋がりますから。いい意味で響いてくる試合を続けたいですよね」

川上さんは、試合の質にこだわる必要性を強調しました。

今年か来年か、難しい舵取り

ベテラン選手にとっては残り試合が勝負となり、若手にとっては来年以降に繋がる経験を積む時期。しかし、この両立はとても難しいことのようです。

川上さんは、クライマックスシリーズを目指す以上、来年へのチーム作りに切り替えたり、新戦力を試したりすることはできないと断言。一方で本来、夏場以降は次のシーズンに向けた準備をする大切な時期だとも語ります。

川上さんが現役だった1998年頃はまだクライマックスシリーズがなく、2位以下は基本的に同じ。

5ゲーム差以上離れると、ベテランを外して来年に期待ができる選手を起用するチームもありました。そういうチームは実際に若い選手が育っていて、強い時もあったといいます。

「難しい。非常に難しいと思います」

両立する限界は

現状では、来年に向けてのチーム作りをする余裕はないと判断する川上さん。

「来年も意識して、今年もそれなりにというのであれば、1枠ぐらいじゃないですか」

野手は代打で使ってもあまり意味はなく、スタメンで使わないと生きてこないというのです。

投手についても同様で、「負け試合のどうでもいいワンポイントや、1イニングというより、イニングをまたいでほしい」と、若手を使うなら責任ある場面での起用が必要だと説きます。

想定外が続くドラゴンズ

新加入の選手や、シーズン中に加入した選手が活躍することもあります。ここ数年のドラゴンズは、想定とは異なる形が続いていると川上さんは指摘します。

数年前には「サードは石川昂弥だろう」など、ポジション別にレギュラーを想定していたものの、今は全く違う状況。実際、現在のスタメンで生え抜きの選手は、投手を除けばわずか2人ほどです。

「それ以外は助っ人を含めて、『使えたらラッキー』ぐらいの選手だった人がレギュラーとして出てる。その人たちが普通に成績を出しているということが起きてますよね」

新戦力の石伊雄太捕手やマイケル・チェイビス選手などは、来年も期待される存在。来年のチーム作りを考えても、現在のメンバーがそのまま来季の主力になる可能性が高いと川上さんは見ています。

クライマックスシリーズ進出を目指すドラゴンズ。残り試合、一戦一戦が正念場です。
(minto)
 

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