プロサッカー山田直輝が出版!意外にも妻との共著

Jリーグ・FC岐阜に所属する山田直輝選手が、7月25日に書籍『となりのヤマダ君 小さくて足が遅くてケガの多い35歳のサッカー選手』を発売しました。本書について『CBCラジオ #プラス!』でアシスタントを務める山本衿奈は「今までにない角度のサッカー本じゃないかなと思った」と語り、同月29日の放送でその魅力について詳しく紹介しました。
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本書は、浦和レッズや湘南ベルマーレを経て今季からFC岐阜でプレーしている山田選手のサッカー人生を振り返る内容となっており、最大の特徴を山本が語ります。
山本「実はこの本、山田選手と山田選手を隣で見てきた奥さんと共同で書かれたものなんですね」
山田選手の視点と妻の視点が交互に語られ、同じ出来事が異なる立場から綴られている構成になっています。
例えば怪我をした際のエピソードでは、山田選手の苦悩だけでなく、それを見守る妻の心情も本人の言葉で丁寧に描写されています。
山本、妻に共感
「サッカー選手の妻は“遠い人”というイメージがあった」と語る山本でしたが、本書を通して「山田選手の奥さんが良い意味で普通の方だなっていう風に感じた」と印象を改めました。
例えば、学生時代にやりたいことが見つからなかったという妻が、プロサッカー選手として突き進む山田選手を誇らしく思う一方で、「置いていかれたような気持ちになった」と綴った心情には、山本自身も共感を覚えたそうです。
「他人と比べて落ち込んでしまうところが共感できたし、他にも奥さんの言葉には共感する部分が多かった」と話し、「こういう奥さんの視点があることで、サッカーに詳しくない方でも読みやすくて感情移入できるなというふうに思いましたね」とその魅力を語りました。
読書感想文にぴったり
タイトルの通り、山田選手は身長167センチと小柄で、足も決して速い方ではないとされています。
それでも、Jリーガーの平均引退年齢が26歳と言われる中、35歳の現在も第一線でプレーを続けています。
そんな山田選手の言葉に、山本は心を打たれたそうです。
「才能だけじゃない、知識と準備でサッカー人生は大きく変わるんだ」
本書では、こどもの頃から現在まで、山田選手がどのような知識と準備でキャリアを築いてきたのかが、具体的なメソッドと共に紹介されています。
山本「いまサッカーをやってるお子さんだったりとか、親御さんへの、ここからのサッカー人生のヒントにもなる、そんな本でした」
夏休みの読書感想文にもおすすめできる一冊です。
山あり谷ありのサッカー人生を丁寧に描きながら、読者の心にもそっと寄り添う本書。
サッカーに携わる人はもちろん、そうでない人にも響く内容となっています。
夏の一冊にいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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