美女もイケメンもやってる?電車で「鼻ほじり」する人が増えた理由

ここ数年、電車の中で鼻をほじるおじさんが増えていると感じませんか。おじさんだけでなく、お兄さんもお姉さんもおばさんもやっている姿を見かけます。かつて公共の場での“ほじり行為”は、単なるエチケット違反を超えて強力なタブーだったはず。それなのに、なぜ人前でほじってしまう人が増えているのでしょうか。6月3日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、『ダイヤモンド・オンライン』の記事を基に、北野誠、佐藤実絵子、松原タニシがこの現象について語り合いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くスマホが作る没入感
記事によると、これはスマホに夢中になるあまり、周りが全く見えなくなって素でやってしまっている行為とのこと。片手でスマホを見ながら、もう片方の手で無意識にほじる。これが現代日本の新しい光景になりつつあると警鐘を鳴らしています。
北野も車でひとりの時は同じようなことをしてしまうと認めましたが、公共の場である電車の場合は事情が違います。
美女もイケメンも関係なく鼻をほじってしまうのは、「スマホを見ている感覚が周りを見えなくしてしまうから」だというのです。
さらにイヤホンをしている場合、その没入感は一層強まります。
無意識の恐怖
電車の中で鼻をほじりたいと思って人前でほじっているわけではなく、ほぼ無意識の行為です。この現実に「恐ろしい!」と震える佐藤。
スマホに没入するあまり、一時的に社会との断絶が発生し、自分だけのプライベートな空間という錯覚を起こしてしまう。自分でも気づかないうちに、恥ずかしい行為をしてしまっているかもしれないという恐怖です。
電車内では時間に追われてメイクをする女性を見かけることもあります。ただ、今回の鼻ほじり問題は、スマホによる無意識の行動という点で独特の現象です。
無意識に崩れる公共マナー
松原「ひとりでおると、鼻ほじりますもんね。鼻くそってたまるもんな」
北野「たまるたまる。どこかでほじって、ちゃんと捨てておかないと。『私ほじったことないわ』っていう人に言いたいですが、ほじったりかんだりしないと、鼻の中はえらいことになってますよ」
佐藤「こどもはほんとほじるの!!で、しょっちゅう鼻血を出すの(笑)」
そんなふうに保育園や幼稚園ではよく見られる姿も、小学校に上がるころには減っていきます。周りの目を気にするようになり、「恥ずかしい」という感覚を覚えるからです。
ところが、そんなマナーを身につけているはずの大人たちが、今無意識に公共の場で鼻をほじっているという現実があります。これは、スマホが生むパーソナルスペースへの没入感の強さを物語っています。
「ほじハラ」は止められない
北野「女の人が電車の中で鼻ほじってるのを見たら、その手をぱっと持って『やめなさい』って言うのはダメなんですかね。それは痴漢と間違われるんでしょうね」
佐藤「鼻ほじハラスメント」
松原「ほじハラ」
北野「横でほじられてる方が怖いですけどね、無意識に」
松原「『ほじってますよ、あなた』っていう」
佐藤「注意するか否か。やめとこ(笑)」
結局、注意するのも難しく、不要なトラブルを招く可能性があります。佐藤と松原は、自分たちも無意識にやってしまっているかもしれない、と不安になってしまったようです。
最後に北野が「皆さんほんまに無意識でやってるから気を付けていただきたいと思います」と締めくくりました。
(minto)
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