CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

2匹目は飼う?譲渡する?保護猫への悩ましい対応

2匹目は飼う?譲渡する?保護猫への悩ましい対応

保護猫を育て始めて5年が経った三浦優奈は先日子猫を保護し、新たな猫が家族に加わりました。2匹目の保護猫を迎え入れることには飼育方法や気持ちの面で苦労したようです。5月14日の『CBCラジオ #プラス!』では、保護してから決断をするまでの様子を三浦が話しました。聞き手は永岡歩アナウンサーです。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

2匹目の保護猫、繊細に扱う必要が

5日ほど前、三浦の夫が近所で子猫の泣き声を聞きつけたことから三浦と夫で探すことに。 すると母親猫は事故で死亡しており、残された子猫がウロウロしている状態でした。

子猫をレスキューして病院に連れて行き、検査をしてもらいます。
今のところ病気はないとの結果だったため、一旦家に連れて帰りました。

しかしここで2匹目の難しさが。
5年前から住んでいる先住猫がいるからこそ繊細に扱わなければなりません。

永岡「やっぱり縄張り的なこともあるし?」

三浦「あるし、簡易の検査で一応『病気は今のところないよ』って出たんだけれど、これ正確にわかるのは1ヶ月か2ヶ月後」
 
2匹目の病気が先住猫に感染する可能性があるため、正確な検査結果が出るまでは隔離した状態で保護しなければなりません。
三浦の家には隔離できるスペースがあったため受け入れることができました。

子猫の飼育は手間がかかる

保護した後、三浦家では猫を自宅で飼うか、引き取り手を探すか考えたそうです。
最初は引き取り手を探す選択肢が濃厚でしたが、保護して2~3日経つと情が湧いてしまいました。

三浦「生後1ヶ月の猫ちゃんなんてものすごくちっちゃい。可愛いし。あと手間がかかるというか、むしろ、それがいいんです」

ご飯は3、4回に分けて温めて与えたり、体温調節ができないのでカイロや空調の調節に神経を使うなど、子猫の飼育には手間がかかります。

しかし猫好きな三浦にとっては、それが余計に可愛く思えるそう。

飼うか、譲渡か。三浦の決断

三浦の先住猫は別の人がレスキューした猫です。
2匹目に愛着が湧いた三浦は先住猫を保護した人に、新しい家族になる人たちに受け渡す側の気持ちについて相談しました。

その人は何十匹もレスキューをして様々な家族に猫を渡してきましたが、毎回送り出す時には涙が出るのを堪えるそうです。
しかしこれ以上に猫たちが絶対幸せになると思って送り出すんだとか。

もとからもう1匹飼いたかった三浦家。
先住猫はそろそろ5歳になりますが、もう1匹飼う場合、先住猫が7歳を過ぎると同居は難しくなるとのアドバイスも。
子猫と7歳以降の猫では運動量とご飯の量も異なるため、先住猫がストレスに感じてしまうそうです。
「2匹目を保護したことは最初で最後のチャンスかもしれないよ」という意見をもらい、三浦家は決断しました。

検査結果が出た後に2匹の様子を見て、相性が良ければ三浦家の新しい家族として迎えることに。
相性が悪かった場合、そこからまた新しい家族を探す活動をするようです。

永岡「新しい家族を探すのって、どう探すの?」

三浦「いまSNSとか。私の場合は友達とか知り合いに声をかけてみてもいいかな、とは思っているんですけど」

飼わないことの大切さ

永岡は大型連休の時に名古屋競輪に行き、保護猫や保護犬の活動をしている元競輪選手の方の話を聞く機会がありました。
そこでは犬や猫にとって、飼わないということも大事だと教わったそうです。

高齢になり育てられずに…思ってたのと違うから…。様々な飼い主側の事情で捨ててしまう人も現実としています。
そのため、逆に持たないという選択肢を持ちつづけることも大切な心得のひとつです。

保護活動者の努力により猫の殺処分数は減少していますが、保護猫や地域猫が生まれる全体数を減らしていかなければなりません。

三浦も子猫をレスキューする際、引き取り手がいなかった場合、自分たちで育てる覚悟を持って行ったそうです。

三浦「レスキューして病院連れてって、『病院さんで預かることはできるんですか』って言っても、できないところがほとんどだと思います」

永岡「生き物と生きる大事さ、大切さっていうのはありますね」

自分に合った選択肢を見極めることが、動物を守ることにも繋がりそうです。
(ランチョンマット先輩)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP