「世界で一番うまいチャーハン」チャーハンに焼肉ドーン、さらに玉子トッピング!?モリモリの具材と秘伝のタレにトリコになる人続出

人気町中華には、常連客が必ずと言っていいほど注文する"常連メシ"があります。
今回は、愛知県春日井市にある創業57年の老舗町中華「圓家(えんや)」の常連メシを調査しました。
チャーハンに焼肉をドーン!看板メニュー超える人気「特製チャーハン」

午前11時の開店前から大行列ができる「圓家」。
そんなお店の常連メシは、看板メニューの「長崎ちゃんぽん」や「名物皿うどん」ではなく、「特製チャーハン」。肉やニラがたっぷり乗ったビジュアルが、なんとこの店の“ノーマルチャーハン”なのです。
(常連客)
「チャーハン目的で来た。お肉のタレがおいしい」
他にも「何杯でも食べられる」「肉々しい料理が好きな人におすすめ」など、「特製チャーハン」を推す声が続出。厨房を覗くと、熱々のチャーハンに豚肉・玉ねぎ・ニラを甘辛く炒めた“焼肉炒め”を豪快に盛られていました。
(常連客)
「焼肉とチャーハンを一緒に食べる感じ」
店内では、女性客が「特製チャーハン」を頬張る姿が見られました。
常連客の7割が注文!特製チャーハン×玉子トッピング=最強♡

そんな「特製チャーハン」には、常連たちの間で人気の食べ方があるようです。
(常連客)
「玉子のせた方がおいしい」
なんと取材中、約7割のお客さんが「玉子トッピング」を注文していました。
(常連客)
「チャーハン、お肉、半熟玉子。好きなもの全部入ってる!」
味の濃いチャーハンも、玉子をのせることでまろやかになり、よりバランスの取れた味わいに。中毒性が増している理由はここにあるようです。
さらに、常連客の中にはこんな強者も…。
(常連客)
「玉子がやわらかいから、ライスも注文した」
「特製チャーハン」の玉子トッピングをおかずに白ご飯を食べるという食べ方も。しかも、チャーハンの上にのった焼肉炒めだけでも十分おかずになるため、「特製チャーハン玉子トッピング」+「白ご飯」の組み合わせを楽しむ常連も多く、おかずになるチャーハンにハマる人々の姿が広がっていました。
チャーハン人気に店主は複雑?店主の激推しメニューは「長崎ちゃんぽん」

そこまで客を惹きつけるうまさの秘密は、店主が“チャーハン醤油”と呼ぶ専用のタレにありました。
(店主・丸野晋輔さん)
「チャーハン醤油を仕込んでる。(Qどんなタレ?)煮込んで、いろいろなお肉のエキスや何やらが入ったタレ」
その正体は、ラーメン用のチャーシューを作る際にできる煮汁。これをチャーハンと焼肉炒めの調味料として使用しています。
ただ、一番人気の「特製チャーハン玉子トッピング」に、2代目店主の丸野さんは少し複雑な思いがあるようで…。
(店主・丸野晋輔さん)
「チャーハンと焼肉炒めは(一気に)4~5人前作れるけど、玉子だけは1枚ずつ焼いてのせるから、すごく遅くなっちゃうんですよ。本当に」
チャーハンを炒め、焼肉炒めを別で調理し、さらに半熟玉子オムレツを作るという工程は、スピード勝負の町中華では、確かに大きな負担。

そんな店主が本当に食べてほしいメニューはというと…。
(店主・丸野晋輔さん)
「チャーハンより長崎ちゃんぽん。毎日食べられるくらい好き。ちゃんぽんが好きなんです。一応屋号が『長崎ちゃんぽん圓家』なんで」
「長崎ちゃんぽん」には、早朝5時から6時間以上かけて煮込む鶏ガラスープを使用。隠し味に“ジャガイモ”を加えるというこだわりも。その濃厚でクリーミーなのどごしに…。
(常連客)
「長崎で食べたちゃんぽんより『圓家』の方がおいしかった!」
店主も「長崎ちゃんぽん」を常連客から褒められるとやはりうれしい様子。とはいえ、「特製チャーハン」を無くすつもりはないようで「特製チャーハンがなくなったら面白くない」と話します。
今日も店主自慢の味を求め、常連客たちは「圓家」へと足を運びます。
CBCテレビ「チャント!」2025年6月12日放送より
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