しくじらない秘訣。40歳を超えたら「自分はちょっと老けてる」と思え。

自分では若いつもりでも、何かの折に「歳をとったなー」と気づくときがあります。鏡を見たときや身体の不調を感じたときなど、年齢を思い知らされるのはつらいことです。5月9日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では「今さらながら気づきました」をテーマに、北野誠と氏田朋子が投稿を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く50代をどう過ごすか
番組リスナーは50代と60代の人が多いようで、身体のことが気になりはじめる投稿が多く寄せられました。
「今さらながら気づきました。私も50代に入りました。身体が、『これ、誰の身体?』と思うときがあります。
とにかく、身体がどこかしら痛い、あちこち痛い、気持ちよく寝れない。いつも何か薬を飲んでいる。常になにかしら病院に通っている。健康診断すると地味に身長が縮んでいる。
『いや、そんなこと言っても〇〇さん、しわ少ないし、まだまだ若いよ』と言われますが、鏡を見ると、なんじゃこのシミは?
今さらながら気づきました、50代はもうそろそろ老人に入りかけている。誠さん、50代何に気をつけたらよかったと思いますか?」(Aさん)
50代になると、「初老」という言葉もチラつきます。60代半ばですが、元気そうな北野に50代を乗り切るコツを尋ねます。
60代になると身体が痛くなる
北野「めっちゃ元気に動けるのはこの50代だけ。僕は50代はよく動いてきた。謹慎を含めた後、がむしゃらに働きましたので。
60代になってわかったことは、身体の節々がどっか痛いよなと思うことです。50代はここまで痛いと思ったことなかったからね。
たぶん70代の人なんか『痛くないところを探せ』という旅じゃないですか?50代の終わりに思ったけど、起きたときに『なんか今日めっちゃ快適やな』という日が年々減っていました」
50代は十分に働けるが、60代になると痛いところが出てくると語ります。
80半ばを過ぎたら痛くない?
60代は「ごまかしごまかしやってく時期」という北野。
しかし、それから痛くなる一方というわけでもなさそうです。
北野「90代でも元気な人はおられますよ。佐藤実絵子ちゃんとこのおばあちゃんみたいにチャリンコ乗って、松坂屋とか三越で買い物して、地下街でスイーツ買ってくるって、そんなおばあちゃん化け物だと思うもの。
これは僕のおふくろを見て思うんですけど、85歳を超えたら痛みももうわからんようになってると思います。
75~80歳はやたら痛いと言うけど、82、3歳くらいから、日常生活あまり痛いと言わないですね。ということは痛みを感じる痛覚が鈍ってるのやろうと思います(笑)」
さらに「50代は、まだめっちゃ身体が動ける時期なんで、70代になったらできないことは今のうちにやっておこうと思います。スポーツもまだできます」と続けます。
衰えに気づく
40歳ですでに“老け”に気付いたリスナーもいます。
「気付きました、自分はもうおじさんなんだなと。本日、運転免許を更新して5年ぶりに写真が変わったのですが、老けている。気付いたら今年で40歳になります。
何もしていないのに朝起きたら膝が痛かったり、前日のお酒が抜けきれなかったり、身体も日々重たくなってきたし、着実に老人への階段を上っています。
若者から『ソフト老害』と言われないように、日々精進していきたいと思います」(Bさん)
北野「衰えていると自ら気付いたらいいです。それは大事です。『俺はちょっとおっさんになってきた』と思っておいた方が人生トラブルは少ないです。勘違いしているのが一番ダメです」
40歳は若くない!
北野「40やけど、俺めっちゃ若くていけてるやんと思っている人ほど、20代前半の女性に声かけたりしますやん。あれは一般的にトラブルの元ですよ。図に乗って20代前半の子に自信満々でしゃべりかけたりする」
氏田「どう思われてるかを感じとかんといかん、ということですね」
北野「自分で『ちょっと老けてる』と思ってるくらいの方が人生のつまずきは少ないです」
氏田「身体でなくて人生の方ね」
北野「人生におけるつまずきは自分の思っているイメージと周りから見られているイメージの食い違いですから。ここが浮かれてるとダメです。フィリピンパブに行ったら誰でもモテますよ。60超えようが、40超えようが、金さえ使えばモテます。
人生のつまづきのためにも、『俺ちょっと衰えたな』と思うくらいがちょうどいいです」
40歳俳優の不倫騒動から「オレもまだ若い子いけるのかな」と勘違いすると、人生つまずくということです。
(みず)
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