“ふわっふわ”な食感にハマる!愛知・稲沢市の「明太もちチーズ広島焼」とは?岐阜の“進化系”塩メロンパンも

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、愛知県・稲沢市の『明太もちチーズの広島焼』と岐阜県・羽島市の『塩メロンパン』です。
創業28年の老舗が生み出す「広島焼」

稲沢市で評判の「お好み焼き 葵」は、創業28年を誇るお好み焼きと広島焼きの老舗。一品料理から“粉もん”まで、なんでもおいしいと地元で評判の人気店として愛され続けています。そんな「葵」で、限られた常連さんのみが注文するという特別なメニューが『明太もちチーズ広島焼』。薄焼き卵の下には、キャベツとソバがぎっしり詰まった逸品です。

本場の広島焼きとは一味違う「葵」のこだわりは、まず大量の野菜を使うこと。生地はクレープのように薄くして、味つけはかつお節と粉砕した昆布で、あっさりと仕上げます。続いて大量のキャベツの上に、餅、もやし、ネギをのせていきます。
(店主・高井さん)
「本場の広島ではゆで麺を圧縮しながら焼くので、パリパリとした、かたい感じの仕上がりになる。それがどうも好きじゃなくて、自分の好きなようにアレンジしています」
独自の調理法で生まれる“ふわふわ食感”

「葵」では生麺を蒸して、特製醤油ダレを絡めたらすぐに明太子をトッピング。そして、上から野菜で蓋をし、その水分で蒸し焼きにすることで、しっとり食感を実現しています。最後に薄焼き卵にチーズをのせ、合体させた広島焼きは圧縮していないので、ふわふわに仕上がります。

(加藤愛アナウンサー)
「もちもち!野菜がたっぷりでヘルシー」
名前こそ「広島焼」ですが、本場の広島焼きをベースにしつつも、調理法や味つけにご主人のアレンジがプラスされているので、稲沢に来なければ食べられない、もはや「稲沢焼」なのです。
(店主・高井さん)
「明太子自体はトッピングとして人気があるんですけど、広島焼きに明太子入れる方は多分この30年間で1人しかいない」

一方で、お店と共に30年歳を重ねてきた昔からのお客さんを中心に、人気の逸品が『ネギとろ焼』。なんと生地の8割がとろろで、細かくみじん切りにしたキャベツと大盛りのネギを加えた、子どももお年寄りも食べられる、ふわふわMAXなお好み焼きです。あまりにふわふわで、すぐしぼんでしまうため、「ネギとろ焼」はイートイン限定です。
こんなところにパン屋が!?パン職人が手掛ける“進化系”メロンパン

続いて訪れたのは、岐阜県・羽島市にある「コンナトコロニベーカリー」。民家の庭にお店を構えた、文字通り“こんなところに”あるパン屋さんです。2022年にパン職人の大野さんが自宅の一角にオープン。ソフト系のパンを中心に、常時50種類が並んでいます。
中でもダントツ人気なのが『塩メロンパン』。発酵バターをたっぷりと包んだ塩パンに、メロンパンの生地を被せて焼いた、進化系メロンパンです。

(加藤愛アナウンサー)
「ものすごくサクサク!ひと口目はメロンパンの感じがしたけど、その後は塩パンを食べている時の塩味。どっちの味もする!」
(パン職人・大野さん)
「修行先は塩パンが売れている店だった。メロンパンの皮をのせたらおいしいかなと思って」
このユニークな『塩メロンパン』は、毎年お客さんから投票してもらう「好きなパンランキング」で3年連続1位を獲得。3年間で何万個も売れる人気ぶりを誇っています。ナイスキャラなご主人のひらめきで生まれた、他にはない羽島市の“食べなきゃ損する”メロンパンは、地元の人々に愛され続けています。
CBCテレビ「チャント!」2025年8月4日放送より
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