白浜の人気パンダたちが契約満了で中国へ。別れの日は6月に

和歌山県白浜町の人気観光スポット、アドベンチャーワールドで飼育されているパンダ4頭が、契約期間満了のため6月に中国へ帰ることが決まりました。4月25日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、この寂しいニュースにリスナーからの反響が殺到。「パンダうさぎコアラ」の曲に合わせて、つボイノリオと小高直子アナウンサーがこの話題について語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く契約返還に揺れるパンダ外交
「大変です。和歌山の白浜のパンダ、返還。悲しいですね。契約とはいえ、今の中国と日本の関係を表しているんでしょうね」(Aさん)
つボイ「約束が最初からそうやったから。今の関係がどうなろうと、まっ約束なんでしょうね」
小高「契約期間満了ということですね」
「上野動物園のパンダも、来年2月、返還期限。どうなりますか。中国の外交カードの1つなんでしょうかね。いなくなるのは寂しいですし、中国はますます遠い国となります」(Aさん)
つボイ「園長さんが『粘り強く今後交渉していきたい』と言っておりましたんで。またどういうことになるか」
交渉を続ける意向を示した園長のがんばりに、期待が寄せられます。
パンダとの別れを惜しむ声
「僕も7年ぐらい前に家族で行ってパンダに癒されたので残念です。今後、中国側との協議で新しいパンダが来ることを願います」(Bさん)
「いつかこの日が来るとは思ってましたが…」(Cさん)
母親の良浜(らうひん、24歳)は高齢のため、中国の専門家が医療体制の整った施設でゆったりと過ごすべきと判断。こどもたちについてはパートナー探しのため、という意味合いもあるようです。
小高「契約満了と共に、パンダにとって何がいいかなというのを話し合った結果、最終的には中国に戻しましょうということに至ったようですね」
「白浜アドベンチャーワールドには野外でコロコロ遊ぶたくさんのパンダが見られましたね。しかし、それが見られなくなるとは」(Dさん)
今後、日本でパンダを見られるのは東京の上野動物園だけになってしまいます。
観光と飼育の現場に広がる影響
「地元の観光への影響が心配です」(Eさん)
パンダ目当ての観光客によって、ホテルや旅館、お土産物店なども潤っていたと考えられます。
「これまで世界でもトップクラスの繁殖を成功させてきたアドベンチャーワールドの担当者の皆さんは、さぞ落胆しているのではないでしょうか」(Fさん)
つボイも「『日本ではパンダがガリガリになって痩せて、あかんやないか!』ではないんですよね。一生懸命ちゃんとまるまるコロコロ、そしてこどもも増えて、きちんと育てているのになというところ。まあ約束は約束なんでしょう。けれども…」
つボイの言葉に、やるせなさが滲みます。
パンダ以外にも魅力がいっぱい
しかし、アドベンチャーワールドの魅力はパンダだけではありません。
小高「ライオン、アミメキリン、バンドウイルカ。ホームページを見ると、120種1600頭の動物たちがいる」
つボイ「イルカのショーもなかなか。イルカってどこでも“いるか”でしょうけれども。飼育員さんの能力次第。アドベンチャーワールドのイルカショーは結構見ごたえがある」
パンダ返還のニュースは寂しいものの、これまでの思い出と、これからの希望を胸に、リスナーたちからたくさんの声が寄せられた一日でした。
(minto)
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