環境守り資源も活用…SDGsの1つ「陸の豊かさも守ろう」を高校生が実践 環境を守るための「お願い」とは

環境守り資源も活用…SDGsの1つ「陸の豊かさも守ろう」を高校生が実践 環境を守るための「お願い」とは

 岐阜県立恵那農業高等学校。4つの専門学科があり、食品製造や園芸にまつわる専門的な知識と技術を学ぶことができます。

 今回、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが、その中の環境科学科へ“向かい”ました!すると、作業服にヘルメット姿で出迎えてくれた生徒たちが…。

パンサー向井さん
「これから今日はみんなで何をするんですか?」

高橋くん
「木の間伐作業を行います。演習林自体に1000本近くのスギとヒノキが生えているんですけど、日の光が地面まで差さないので、理想は700本から750本にしなくちゃいけません」

パンサー向井さん
「スギとか…花粉症きつくない?」

永治くん
「きついです。でも、やるしかないです(笑)」

 この環境科学科では学校が所有する山の環境作りを通して、国連が掲げる持続可能な開発目標=SDGsのひとつになっている「陸の豊かさも守ろう」についても学んでいます。

 向井さんも山に入り、先生の指導のもと、木の伐採を見学。チェーンソーを手にした生徒が木に切り込みを入れると…。

パンサー向井さん
「あぁ、倒れる…倒れる!けっこう緊張感のある作業だね」

 実際に木の伐採に挑戦してみた向井さん。まず倒す方向に切れ目を入れ、隙間を作ります。

 次に、後ろにも切り込みを入れて、テコの原理で倒すのですが…、倒す角度が悪く他の木にひっかかってしまいました。ロープで引っ張るなど外すのも一苦労で、結局1本倒すのに40分。山の自然を守るのは決して容易ではありません。

 そして、環境保全のため伐採した木も貴重な資源。生徒たちはそれを無駄にしないための加工技術を学び、さらに作った小物などは隣接する直売所で販売もしています。

 その直売所では、別の学科の生徒が実習で育てた花なども販売。1番人気はここでしか買えない、高等学校缶詰・瓶詰選手権大会で優勝した自家製のみかんジャムです。

パンサー向井さん
「(食べて…)あ、めっちゃおいしい!ちゃんとミカンって感じ。ギュって濃縮されてる」

販売担当の園芸デザイン科・伊藤さん
「温州ミカンを使っていて濃厚で、オリジナル商品です」

 ちなみに環境科学科の3年生は男子38名、女子1名。ということで…。

唯一の女子 各務さん
「みんな…発言がちょっと過激なので大変で、結構すごいです(笑)」

パンサー向井さん
「男ばっかりっていう感じの会話が繰り広げられてるんだね」

 その男子に、この環境科学科に入って良かったことを聞いてみると…?

片田くん
「クラスが男子ばっかりなので、会話とかがめっちゃ楽しいです」

パンサー向井さん
「それがダメなの!(笑)女子を意識したトーク身につけないと、社会に出たら大変だぞ!」

 また環境科学科では、班に分かれて環境保全にも取り組んでいました。

加藤くん
「僕は空心菜を使って水質浄化を行っています。空心菜を阿木川ダム湖に移動させて、水上で育てるという計画です。空心菜にはたくさん栄養素を吸い上げる特徴があるので」

 そう、野菜に水中の養分を吸収させ、藻の発生などを防ごうという取り組みなのです。そして加藤くんは環境を守るため、皆さんに「お願い」があるそうで…。

加藤くん
「飼っているペットをむやみに捨てると、その場所の元々の環境が崩れてしまう可能性もあるので、最後まで責任を持って飼って欲しいです」

 実際の自然に囲まれながら、環境について学ぶ高校生たち。今回触れ合った向井さんが感じたこととは…?

パンサー向井さん
「自分たちで自然に触れながらずっと学んでるというのは、自然の大事さとかについてみんなしっかり分かって、色んなことをこの学科で勉強できそうだなという風に思いました。それにしてもチェーンソー。あんなに時間かかるとは思わなかったですね…。ムズい!」

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