江戸時代から続く『伝統的な銘菓』に、昭和の味を伝える『洋食店の絶品料理』 三重県四日市市でなりゆきグルメ旅!!

江戸時代から続く『伝統的な銘菓』に、昭和の味を伝える『洋食店の絶品料理』 三重県四日市市でなりゆきグルメ旅!!

なりゆきアフロ ~三重県四日市市の旅(2)~

CBCテレビ(東海エリア)で夕方放送の報道情報番組【チャント!】。
その中の人気コーナー、アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする『なりゆきアフロ』は、10月から金曜日にお引越し!
東海地方の125市町村を巡り、そこで出会った人に「町のおいしいもの」を聞いてお店を訪ねる“なりゆきグルメ旅”。今回は、『三重県四日市市』の後編です。

京都在住のホテルマンも認める四日市銘菓

バスを待っているお兄さんに声をかけた副島くん。四日市出身で今は京都に住んでいるというお兄さんが教えてくれた四日市のおいしいものとは、『太白永餅(たいはくながもち)』です。「中にあんこが入った平ぺったいお餅なんですけど、軽く焼いてあってすごくおいしいです」と、四日市の銘菓を説明してくれました。
さらには「自信を持っておススメできます!」と続けるこの方。
おいしい和菓子も多い京都在住でホテル勤務のお兄さんからの推薦とあって、これは間違いない!という思いで副島くんはお店に向かいます。

食べてナットク! 薦めたくなるおいしさ

『太白永餅』を作るのは、JR四日市駅近くの和菓子店『金城軒(きんじょうけん)』。

創業は150年以上という老舗で、七代目が取材に応じてくださいました。
副島くんはショーケースを見ながら、「“太白永餅”は初耳。見たことのないお餅ですね。名前も長い短いの“長”かな?と思ったら、永遠の“永”なんですね」と訊ねます。

その由来は、四日市に日永(ひなが)という地域があって、そこで作られていたお餅の総称を“日永餅”といい、それが“永餅”になったとか。伊勢街道と東海道の分岐であるこの辺り。街道名物として、江戸時代には既に食べられていたともいわれています。

あんこ入りの長く薄い形で、両面焼かれた伝統的なお餅を味わった副島くん。
「おいしい! 薄いんですけど、焼き目を付けているから、結構しっかりとしたお餅の食感も味わえますし、あんこも甘さ控えめでちょうどいい!」とリポート。
さらに「これは薦めたくなるね!」と、街で聞いたお兄さんがこの和菓子を教えてくれたことにナットクした様子の副島くんなのでした。

40年以上も通い続ける老舗の味

次に向かうお店を教えてくれたのは、商店街を歩く副島くんを店内から見て、招いてくれた時計&メガネ店を営むご夫婦。
結婚して51年というお二人のオススメは老舗洋食店の『ニューコトブキ』で、ご主人は『エビフライ』、奥さんは『ヒレカツ』がお気に入りとのこと。
ご夫婦は、なんと40年以上もこのお店に通っているのだとか。
JR四日市駅から近いそのお店に向かった副島くん。まず店頭のディスプレーのエビフライの大きさに驚きます。そして、取材の了承も得て、いざ店内へ!

昭和49年創業の洋食店『ニューコトブキ』は、初代が東京の一流シェフから教わった味を現在は二代目が引き継ぎ、今も大切に守り続けている昔ながらの洋食店です。
副島くんは、時計&メガネ店のご夫婦オススメの2品を注文します。

「変わらないね!」が一番うれしい

副島くんの前に出された『エビフライ』は、ディスプレーのサンプルに偽りなし!といえるほどの立派な大きさ。『ヒレカツ』もなかなかボリューミーです。

エビフライからいただいた副島くん。「衣がサクサクで(中が)フワフワ。あとはやっぱり、存分に詰まった海老!プリップリですね」と絶賛します。
そして、創業当時から人気が高いというヒレカツは、一般的なヒレカツとはちょっと違い、一口大の丸いヒレ肉を中まで火が通らない程度に揚げて、半分にカットし、チーズをトッピングしてからオーブンに入れて焼き上げるという手の込んだもの。

これら料理を学び、創業した初代。そして、二代目にも話を聞くことができた副島くん。「どうしても代が変わる時には、味が変わるとよく聞くんですよ。それで一番苦労しましたね」と語る二代目。別の店で10年以上修業した時も、父親の店を継ぎ、味を守っていくことを目指していたため、継いだあとの今もなお「味が変わらないね」とお客様に言われることが「一番うれしいこと」だとか。
そして、娘さんが三代目として、現在この店で修行中。

昭和の味を守るこの洋食店でも、代々受け継がれていく信念たるものを感じた副島くんなのでした。

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