岐阜県No.1のバンド…「根性なき者は去れ」高山西高校 ウインドアンサンブル部に見た“厳しさの重要性”

岐阜県No.1のバンド…「根性なき者は去れ」高山西高校 ウインドアンサンブル部に見た“厳しさの重要性”

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岐阜県高山市 高山西高校 ウインドアンサンブル部に“向井“ます!

 岐阜県高山市にある高山西高校。飛騨地方唯一の私立高校で、文武両道を目指す学校です。

 男子バスケ部は去年、初の全国大会出場を果たした強豪。今回、同じく全国クラスの『ウインドアンサンブル部』に、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。

パンサー向井さん:
「ウインドアンサンブル部ってあまり聞いたことないんですよね…。“風”と“演奏”なので、おそらく吹奏楽部とにらんでるんですけど(笑)」

 そう予想して、練習する部員のもとへ向かった向井さん。しかし教室には明らかに日本舞踊を練習中の高校生たちが…。

指導する日本舞踊家・花柳琴臣さん:
「ウインドアンサンブル部なんです。部の中に“日本舞踊隊”というチームがございます」

 ウインドアンサンブル部では、吹奏楽はもちろんですが、その吹奏楽と日本舞踊をコラボさせるという独自のパフォーマンスに挑戦しているんです。

 少し離れた教室には、楽器を練習する部員たち。その中からオーディションで選ばれたという日本舞踊隊の舞を見せてもらいました。

タイトル「花に想う雪の郷(ふるさと)」

 タイトルは「花に想う雪の郷(ふるさと)」。引き離された恋人同士が春の夜にお互いを探しあう…というラブストーリーで、しっとりとした吹奏楽の演奏と華やかな日本舞踊が見事にマッチ!地域で行う定期演奏会などで披露しているということです。

 この部活動の成績を部長に聞いてみると…?

部長の林田さん(2年):
「夏のコンクールで、県大会では『朝日新聞社賞』という岐阜県で1番の賞をいただいて東海大会に出場しました。今は岐阜県でNo.1のバンドです!」

 心を一つにしてメロディを奏でるウインドアンサンブル部。「いち!にー!さん!し!」と全員で声を出して息を合わせながら行うラジオ体操に続いて、大きな声での「部訓唱和」と、朝一番から伝統の日課をこなしています。

パンサー向井さん:
「何でみんな、そんなに声大きいの?すっごい怖いんだよ(笑) (壁の貼り紙に)『根性なきものは去れ』って書いてありますし…。厳しさみたいなものもこの部活にはあるんですか?」

上村さん(3年):
「厳しさもありつつ、楽しさもありつつ、やっています」

「日本一になる」を目標に掲げ、日々練習に励む部員たち。そんな強豪校の皆さんに将来の夢を聞きました。

田屋さん(2年):
「今のところは音楽療法士という仕事に就いてみたいです。音楽で障害のある方を癒やす仕事です」

 この学校に入学した理由についても聞いてみると…?

島田くん(2年):
「中学校の時にあまり(演奏で)上位の大会に行けなくて悔しかったし、上手な学校でやってみたいと思ったからです」

 貴重な機会、向井さんも参加させてもらうべく、初挑戦のフルートを手にしますが…。

パンサー向井さん:
「(フルートの音色)ふぅ~…ふっ…ふぅ~。タンバリンをやらせてください!」

 やはり生徒の皆さん推薦のタンバリンに変更して、「エル・クンバンチェロ」を踊りながら楽しくコラボレーション!

パンサー向井さん:
「いやぁ、素晴らしかった!魂みたいな物がオレにも入ってきましたね。『根性なき者は去れ』と思いながらやってましたよ(笑)」

今回の取材で感じた事とは…?

 生徒達と共に“西高魂”で演奏させてもらった向井さん。今回の取材で感じた事とは…?

パンサー向井さん:
「楽しくやってるだけじゃ、やっぱり強豪校にはなれないんだなと。その中にも、ちゃんとした規律とか厳しさがあるこそ、人の心を動かす演奏ができるんだなと思いました。強豪校の理由というのが分かりました」

 高山西高校ウインドアンサンブル部の皆さん、ありがとうございました!

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