木曜日の『CBCラジオ#プラス!』では、スマートクリニック代表で整形外科医の福田誠先生が出演し、生活や健康に役立つ情報を紹介しています。4月9日放送のテーマは「テニス肘・ゴルフ肘」。これは、名前にあるスポーツをしていない人も起こりうる身近な症状だといいます。福田先生が原因や症状、日常生活との関係まで詳しく解説しました。聞き手は宮部和裕アナウンサーと山本衿奈です。テニス肘、ゴルフ肘とはテニス肘という名前ですが、福田先生によると、実際はテニスをしていない方に多い病気です。正式名称は「上腕骨外側上顆炎」で、肘の外側に痛みが出るのが特徴。肘の滑らかな動きの裏には多くの筋肉が関わっており、それらに負担がかかることで炎症が起きるといいます。テニス肘はスポーツ特有のけがと思われがちですが、実際には日常生活の動作が大きく関係しています。福田「手首を返す動作を繰り返すことで肘に負担がかかるんです」例えば、物をつかんで持ち上げる、ドアノブを回す、フライパンを振るといった動作に加え、パソコンのマウス操作でも痛みが出やすいといいます。日常生活でもよく使う動きで、何気なくテニス肘になっていると思うと、身近な問題であることがうかがえます。 一方のゴルフ肘は、肘の内側に痛みが出る「上腕骨内側上顆炎」です。小指側に力を入れる動きが関係し、ゴルフのスイング動作で起こるほか、重い物を持つ作業や手を繰り返し使う仕事でも発症します。テニス肘と逆で内側に痛みが出るのが特徴です。手を使うと肘に負担が日常の何気ない動作でも起きてしまうこの症状、福田先生はその理由について、「手首や指を動かす筋肉が肘にくっついているため、手をよく使う人ほど肘に負担がたまりやすい」と解説します。現代の生活では、長時間のパソコン作業やスマートフォン操作が当たり前になっているのが現状です。宮部「両手でスマホを操作する人もいますから、肘が動いていますね、あれは」さらに料理や掃除、こどもの抱っこなど、日々の動作の積み重ねが影響するともいいます。また、職業による影響も大きく、美容師や介護職、工具を使う仕事など、本当にさまざまな場面で起こるとのこと。福田先生自身も医療現場での作業によりテニス肘になることがあると明かし、「特別なことではなく、誰にでも起こり得る」と強調しました。サインとなる症状とは症状としては、ペットボトルのふたを開けるときやタオルを絞るとき、物を持ち上げるときなどに肘の外側や内側に痛みが出るケースが多く見られます。最初は軽い違和感でも、1~2週間でだんだん痛くなることがあるそうです。山本「これくらい大丈夫かなと様子を見てしまう」福田「多くの方が最初は治ると思って様子を見ます。でも、手はずっと使い続けてるもんですから、4~5週間経っても治らず受診するケースが多いです」サインに気づいたら先送りにせず、早めの受診が大切だと、福田先生は解説しました。何気ない日常の中に潜む肘への負担。痛みを軽視せず、早めに気づいて対処することが、長く健康に身体を使い続けるための鍵となりそうです。(ランチョンマット先輩)