大空を舞う凧が切って切られる空中戦、その名も“けんか凧”で大人たちが大はしゃぎ!さらに、あちこちで口喧嘩が勃発!?怒号も飛び交う「田原凧まつり」で、最もアツい人、「OMATSURIちゃん」を、タレントの寺坂頼我くんが探します。名物「けんか凧」の名手は、史上初の3連覇を目指す!CBCテレビ:画像『チャント!』2023年5月27日・28日に愛知県田原市で行われた、「田原凧まつり」。初日は、江戸時代から続く伝統行事の「初凧(はつたこ)」が行われ、子供の誕生や成長を祝い、名前が書かれた凧を大空に揚げます。江戸時代当時、武家の跡継ぎが誕生した際、凧あげが行われたことをきっかけに、今も田原の地で伝統が根付いています。穏やかな初日を終えた翌日、男達の戦いが、幕を開けるのです。(田原凧保存会・鈴木裕会長)「今度はけんか凧。糸を絡ませて(凧を)切り合う」CBCテレビ:画像『チャント!』大空に舞う凧を操り、互いの糸を切り合う「けんか凧」。ルールは、先に敵の糸を切った方が勝者と単純明快!相手の凧を落とせば10点獲得する個人戦です。対戦相手を変えながら10戦行い、合計得点を競います。ちなみに、同じ色の凧を攻撃しても得点にはなりません。25チームが参加した、今回の第61回大会。頂点を目指す皆さんは、試合前から気合十分です。(去年準優勝「赤〇」静岡支部・岡本有樹郎さん)「(去年の優勝チームは?)『赤6』というチーム」「赤6」チームの中でも、特に凄腕のOMATSURIちゃんは「しんじ君」だと教えてもらい、寺坂くんが探しに行くと…。CBCテレビ:画像『チャント!』(大会2連覇「赤6」チーム・小笠原慎二さん)「(何歳からやってる?)3歳くらいから」祭りには0歳から参加しているという小笠原さんが率いる「赤6」チームは、大会史上初の3連覇を目指します。鋭い凧糸で手が血だらけに…!?さらに地上では喧嘩勃発CBCテレビ:画像『チャント!』けんか凧には、相手の糸を切るため普通の凧とは違う特徴が。ガラスの粉・ナンキンがついた凧糸を使うことで、切れ味鋭く相手の糸を切り落とすのです。しかし、切れるのは凧の糸だけではありません。ガラスの粉が糸についていることで、それを操る人の手まで傷だらけになってしまいます。CBCテレビ:画像『チャント!』午前9時半、およそ4時間に渡る「けんか凧合戦」がいよいよスタート。凧が上空に舞い上がり、空気を切る振動音「うなり」も、田原の凧の魅力の1つです。上空では凧が舞い、参加者たちは歓声をあげます。早速勝ちを掴んだ「赤6」チームの小笠原さんの手は、既に血だらけに。強豪チームが熱戦を繰り広げる中、鈴木会長のご厚意で寺坂くんも凧揚げを体験。けが防止のテーピングを巻きます。(祭りの参加者)「(手が)血だらけ覚悟して。(寺坂くんが着ている)白の法被が血だらけだ。それもいいだろう」CBCテレビ:画像『チャント!』田原の男は、その痛みを乗り越えて一人前になるのです。寺坂くんも凧揚げに挑戦しましたが、初心者には難しく…。鈴木会長に凧を没収されてしまいました。空中での喧嘩はもちろんですが、地上での口喧嘩やいざこざも、けんか凧の名物です。ちなみに、けんか凧の審判長は田原市長。審判長と参加者のアツい掛け声が飛び交います。「伝統文化を田原から消しちゃいかん」凧の学校を設立し後継者育成もCBCテレビ:画像『チャント!』高齢の参加者も多い中、デビュー戦に挑む中学生もいます。(田原凧保存会・鈴木裕会長)「スタートは保存会を離れて個人的に。よし、(凧揚げの)学校を作ろうと」市の文化財である、田原のけんか凧。参加者の高齢化が進む中、その伝統文化を絶やすまいと、鈴木さんが2018年に設立したのが「凧の学校」でした。地元の小中学生に、凧作りや、けんか凧を教えています。時に厳しく時に優しく、田原の伝統を子どもたちに伝えてきました。(田原凧保存会・鈴木裕会長)「伝統文化を田原から消しちゃいかんだろう」デビュー戦に臨んだ子は、残念ながら初勝利とはいきませんでした。鈴木会長は、これが後継者育成の難しさだといいます。CBCテレビ:画像『チャント!』祭りも、いよいよ最終局面です。10回を戦い、総得点で優勝を決める「けんか凧」。3連覇を狙う「赤6」チームは2位、去年準優勝の「赤〇」チームが3位につけ、ラスト1回の勝負に挑みます。しかし、「赤〇」チームは最終戦で得点ならず、優勝争いから戦線離脱となりました。トップを走るのは、「青FU」チーム。3連覇を狙う2位の「赤6」チームは、最低でも3枚の凧を落とすことが優勝の最低条件となり、窮地に追い込まれます。敵陣に乗り込み、奇跡の逆転優勝!史上初の3連覇達成!CBCテレビ:画像『チャント!』「赤6」チームの凄腕、小笠原さんが史上初の3連覇を賭けて、敵陣に乗り込みます。すると、立て続けに2つの凧を落とすことに成功!周囲からは「とんだとんだ」の大合唱が起こります。「とんだ」とは、相手の凧が「切れて飛んだ」ことを意味します。すなわち、勝利したことを意味します。しかし、その後「赤6」チームの凧が地面に落下。大混戦に現場はパニックとなります。CBCテレビ:画像『チャント!』結果は、圧倒的不利な状況に挑んだ小笠原さんの凧が、敵陣の凧を一気に4枚切り落としたことで、「赤6」チームが逆転優勝!見事、大会史上初の3連覇で幕を閉じました。CBCテレビ:画像『チャント!』伝統文化の存続をかけた、祭り人の奮闘を知った寺坂くん。今回「ベストオブOMATSURIちゃん」に選んだのは、田原凧保存会・鈴木裕会長でした。(田原凧保存会・鈴木裕会長)「この祭りをつぶしたくない」(寺坂くん)「この文化を未来につないで」田原の伝統を絶やさぬよう、鈴木さんの挑戦は続きます。CBCテレビ「チャント!」6月7日放送より